ニコンがトップシェアを獲得
ニコンが発売したNikon Z5IIによって、ニコンが初めて月間シェアで1位になったことが明らかになりました。この記事で詳しくお伝えします。
フルサイズのミラーレスカメラの販売台数で4月、ニコンが初めて月次トップシェアを獲得した。このカテゴリーで、これまでずっとトップを走っていたのはソニー。2013年11月の「α7」発売以来、150カ月間、首位の牙城を崩されたのはわずか4回しかない。相手は遅れて18年に参入してきたキヤノンだ。実はニコンもほぼ同時期の参入。しかしキヤノンと競りつつも3位に甘んじる月が多かった。今回ニコンをトップに押し上げたのは、新製品「Z5II」の投入だ。4月25日と月終盤の発売ながら、強烈な初速で競合を抜き去り、33.4%の月次シェアを獲得。トップまで駆け上がった。2位ソニーのシェアは32.1%と、その差はわずか1.3%。依然僅差で争っている。一方3位キヤノンは24.0%と少し水をあけられた。これまでソニーの独壇場だった市場に、大きな変化が訪れようとしている。全国約2300の家電量販店とネットショップの実売を集計するBCNランキングで明らかになった。
ニコンは初のトップシェアを獲得
ニコンが月別のフルサイズミラーレスカメラの販売台数シェアで、初めてトップシェアを獲得したことが明らかになりました。
記事によれば、これまでフルサイズミラーレスカメラをソニーが初めて投入してから、ほぼずっとフルサイズミラーレスカメラの月間シェアでソニーが1位だったようです。ソニーが2位以下になったことは、これまでに4回しかなく、そのときに1位となっていたのはキヤノンだったとしています。
そして、今回、Nikon Z5IIの人気で、ニコンが初めてフルサイズミラーレスカメラの月間シェアで1位に輝いたそうです。それだけNikon Z5IIの人気が高かったということになりそうですね。
この結果、記事ではソニーの独壇場だった市場に大きな変化が訪れるかもしれないとして、今後の変化について指摘しています。
ニコンのNikon Z5IIが売れているのは、やはりその価格と性能にあるようです。記事では、ニコンが価格を低めに設定したことが、スマホからカメラにステップアップしたいという人の期待に応えることになったのではと考えているようです。はじめてカメラを購入したいという若い人に需要にもマッチしていると思いますので、ニコンの戦略は現在のところ成功していると考えてもいいのかもしれません。
さらに「動画撮影向けNikon ZRに期待する仕様と予想される仕様」ではニコンの動画向けカメラの噂について詳しくお伝えします。
Nikon Z5II | Nikon Zf | Nikon Z5 | |
画素数 | 2450万画素 | 2450万画素 | 2432万画素 |
センサー | 裏面照射 | 裏面照射 | - |
手振れ補正効果 | 中央7.5段 | 8段 | 5段 |
フォーカスポイントVR | ○ | ○ | - |
ピクセルシフト | ○ | ○ | - |
プリキャプチャ | ○ | ○ | - |
イメージプロセッサ | EXPEED 7 | EXPEED 7 | EXPEED 6 |
被写体検出 | 人物、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車 | 人物、犬、猫、鳥、飛行機、車、バイク、自転車、列車 | 人物、犬、猫 |
ピクチャーコントロールボタン | ○ | - | - |
Nikon Imaging Cloud | ○ | - | - |
RAW | 14ビット(ロスレス圧縮、高効率★、高効率) | 14ビット(ロスレス圧縮、高効率★、高効率) | 12ビット/14ビット(ロスレス圧縮、圧縮) |
HEIF | ○ | ○ | - |
メモリカード | デュアルSD | SD+microSD | デュアルSD |
EVF | 0.5型 369万ドット 18段階調整 | 0.5型 369万ドット 13段階調整 | 0.5型 369万ドット 11段階調整 |
高速連続撮影 | 約14コマ/秒(拡張) | 約14コマ/秒(拡張) | 約4.5コマ/秒 |
測光範囲 | -4~17EV | -4~17EV | -3~17EV |
露出補正 | +-5段 | +-3段 | +-5段 |
常用ISO | 100~64000 | 100~64000 | 100~51200 |
AF検出範囲 | -10~19EV | -10~19EV | -3~19EV |
フォーカスポイント | 299点(オートエリアAF時) | 273点(シングルポイントAF時) | 273点(シングルポイントAF時) |
4kUHD | 4k 60p | 4k 60p | 4k 30p |
動画記録時間 | 125分 | 125分 | 29分59秒 |
動画ファイル形式 | NEV、MOV、MP4 | MOV、MP4 | MOV、MP4 |
動画圧縮方式 | N-RAW(12bit)、H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit) | H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit) | H.264/MPEG-4 AVC |
風切り音低減機能 | ○ | - | - |
N-Log | ○ | ○ | - |
HDR | ○ | ○ | - |
RED監修LUT | ○ | - | - |
モニター | 3.2型 210万ドット バリアングル | 3.2型 210万ドット バリアングル | 3.2型 104万ドット チルト |
HDMI | Type D | Type D | Type C |
Bluetooth | V5.0 | V5.0 | V4.2 |
静止画バッテリー容量(ファインダー) | 最大約380コマ | 最大約410コマ | 約390コマ |
重量 本体のみ | 約620g | 約630g | 約590g |
サイズ | 約134×100.5×72mm | 約144×103×49mm | 約134×100.5×69.5mm |
直販価格 | 25万8500円 | 29万9200円 | 18万2600円 |
(source)BCN
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コメント
コメント一覧 (10件)
最近の価格コムでもミラーレスカメラの人気メーカーがニコン>ソニー>キヤノンになっていて
Z5II がニコンの人気を押し上げているのを感じますね
本当なら30万の値付けできるカメラを23万で販売してるんだから、そりゃ売れるだろうね
しかも新発売時は通常の3倍在庫用意するから数字も自動的に伸びる
5月のランキングから消えてなければいいけどw
国内に在庫復活するのは6月にならないとムリなのでは?
また5月には20%切るのでは?
瞬間最大風速みたいなもんでしょ
また一旦ランキングから消えるとは思うけど
BCNの週間ランキングは5月に入ってもZ5IIがフルサイズ最上位ですね
https://www.bcnretail.com/research/ranking/list/contents_type=41
しかも8位に24-200レンズキット、10位にボディとトップ10に2機種もランクインしていますよ?
Z5IIは丁度いいところを突いてますからね。
20万円台前半でこれくらいの性能は殆どの人には十分で同価格帯でいうとソニーはα7CII、キヤノンはR8、パナはS5IIなわけですがZ5IIが一番コスパがいいように思います。
キヤノンはR6IIIをソニーはα7Vを出す噂が出ていますが、30万円台になってくると手を出しづらくZ6IIIも同様に。
R6IIやα7IVが20万円台前半に下りてくるとZ5IIは苦戦になるかもしれません。
20万円台前半の機種がシェアを得る要かもしれませんね。
Z5IIはまだまだ在庫ありですから、継続的に売れていくでしょう。
5月は各社新製品の発売はないので、Z5IIが安定的に供給できれば問題ないはず。
Nikon Z5 AFの動作が今一だったこともありその点が改善された本機は
長きに渡って売れそうですね。
多少、Z6III の販売に影響を及ぼすかもしれません。
気になる点は質量が約670g(本体のみ)で他社の一つ上のクラス α7 IV
が約573 g、EOS R6 Mark IIが約588g より重いのは軽量化への配慮が
足りませんね。
想像ですが筐体リブ構造の設計が甘いのかもしれません。
※構造物の設計のプロから見た点です。
Z5 の質量は 約620g(本体のみ) でした。
失礼しました。
Z5Ⅱはちょうど良い性能で、売れるとは思っていました。
ただ他社、他機種のオウンゴールという気もしています。
α7Ⅳは未だにAIチップを載せず、読み出し速度も遅い。
EOS R8はボディ内手ブレ補正がなく、バッテリーも小さく、先幕メカシャッターがない。
S5Ⅱは像面位相差AFが未完成、パナ純正レンズが少ない。
Z6ⅢとEOS R6Ⅱは高価でオーバースペック。
Zfは持ちにくく、フルサイズレンズとのバランスが良くない。
α7CⅡはフルサイズレンズとのバランスが良くなく、先幕メカシャッターがない。
S9は持ちにくく、レンズとのバランスが悪いだけでなく、メカシャッターがなく、フラッシュも同調しない。
マップカメラ購入者が自動登録されるコンシェルジュ人数を見ると、発売1週間後の4月末でボディとキットを合わせて700人だったのが、現在1100人まで増えていますから5月の販売も順調なようですね。
コストパフォーマンスはα7CIIやR6MarkIIより圧倒的にいいですし、初期出荷が完了してもそのままコンスタントに売れ続けているのは大ヒット商品のパターンで、勢いのついたニコンの今後が楽しみです。
Z5ⅡはEXPEED7を搭載して従来機の不満を一気に解消しました。
センサーは長年使用して自家薬籠中のものを乗せ、記憶メディアもSDカードダブルスロット、連写速度もZ6シリーズに準ずる性能を有している。
Zfが趣味性を重視したモデルなのでグリップや記憶メディアで妥協しているのをニコンZ5Ⅱは普通のデザインで登場しかも価格も手が届く範囲に設定。
五月初めに購入して24-50mmキットレンズで家族や同窓会などを撮影していますが今のところ不満なく使用しています。強いて言えばバッテリーチャージャーとレンズフードが別売りはいただけません。
肩に液晶が無いとか、バリアングルモニターがしっくりこないとか購入前から把握していたので問題がありません。
ヤシカコンタックスレンズのアダプター到着を心待ちにしております。
目下、FマウントレンズはDfで撮影しています。