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LUMIX G9 IIはパナソニック製造のカメラで最も優れる

LIMIX G9II
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LUMIX G9 IIレビュー

LUIX G9 IIは微妙な立ち位置にあるかもしれない、そんなレビューが掲載されています。

コンテンツクリエイター向けのカメラが増えているなかで、G9 IIは静止画を最優先にしたカメラだ。動画の機能もあるが、静止画に干渉する機能は削除され、静止画が優先されている。その結果、G9 IIはハイブリッドにフォーカスしたGH6よりも優れた防塵防滴性能、より高い手振れ補正、よりきれいな高ISO画像、大幅に改善されたAFシステムを提供している。

G9 IIは、これまでにパナソニックが製造したマイクロフォーサーズのカメラの中で最も優れている。静止画に関してはGH6よりも遙かに優れており、OMシステムのOM-1が最高のAF性能と高ISO性能を持っている

しかしマイクロフォーサーズはフルサイズよりも低価格で小型であるべきではないだろうか?しかし、このカメラはそうなっておらず、S5 IIはわずか100ドル高く、数十グラム軽量なだけだ。確かにG9 IIは優れた手振れ補正とより多くの望遠レンズがあるが、価格差が小さいため、一部のパナソニックファンはS5 IIを選択することになるだろう。

(中略)

G9 IIには愛すべき点が多くある。しかし、オートフォーカスはGH6より飛躍的に進歩してはいるが、動物の瞳AFは競合他社に後れをとり、残念ながら多くのミスが発生する。アクションの撮影も他のメーカほど良くない。しかし、恐らく最大の欠点はボディの価格がS5 IIよりわずか100ドル安いだけで、センサーの面積が2倍のS5 IIはよりきれいな画像と、より多くの集光能力を提供しているということだ。G9 IIをS5 IIよりも優先する写真家は望遠の焦点距離を本当に重視する人々だ。

(中略)

GH6とG9で迷っている写真家にとって、選択は簡単だ。G9 IIを選択しよう。エルゴノミクスと手振れ補正が優れており、G9 IIは撮影後の編集で自由度が高い。G9 IIはライブコンポジットなどのモードもあり、GH6が優れているのは動画だけだ。

しかし、パナソニックのマイクロフォーサーズの枠を超えて選択肢を広げると、その選択はかなり難しくなる。OMシステムのOM-1は動物と人間の両方の瞳AFで少し優れており、高ISOでもやや優れている。一方、G9 IIはより優れて手振れ補正と低価格がある。

しかし、価格面では多少ためらうかもしれない。S5 IIがわずか100ドル高いだけだからだ。フルサイズに移行すると手振れ補正はそれほど良くなく、2倍のクロップファクターなしでは望遠レンズの選択肢もあまり多くない。しかし、フルサイズは高ISOで優れており、非常に高速なシャッター速度が必要なアクションの撮影にとっては重要な要素だ。G9 IIとS5 IIは実際には同じ筐体を使用しているので、マイクロフォーサーズはボディサイズの節約にはなっていない。ただ望遠で有利なだけだ。

  • 長所
    • 快適なグリップ
    • ファンがないのでGH6より防塵防滴性能が優れる
    • 改良された位相差検出AF
    • 露出プレビューをオフにすると低照度AFが良好
    • 電子シャッターで60コマ/秒のAF-C、メカシャッターで10コマ/秒
    • 最大3秒間のプリバースト
    • 最大8段の手振れ補正
    • ライカのモノクロプロファイルが美しい
    • 1億画素の手持ちハイレゾ撮影モード
    • GH6よりも汎用性の高いRAW
    • 保証機関が3年
  • 短所
    • GH6とは異なり動画は40分に制限されている
    • 改良されたとはいえAFは遅れをとっている
    • 動物の瞳AFはイライラする
    • ISO6400以下を保たねばならない
    • フルサイズのS5 IIは100ドル高いだけ

後れをとるAFシステム

LUMIX G9 IIのレビューをTHePhoblographerが公開しています。記事ではさらなる詳細なレポートやサンプル画像などもありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

レビューではG9 IIはパナソニックが製造したマイクロフォーサーズのカメラで最も優れているとしています。センサーは像面位相差センサーになり、オートフォーカスの性能や、被写体認識能力もかなり向上している様子がうかがえます。

しかし一方で被写体認識能力は向上したといっても、他社と比較するとまだ劣る状況のようです。個人的にはこちらの記事にある動画をみてG9 IIの被写体認識能力の高さに驚いたので少し意外なレビューでした。

ところが実際にはAF性能はまだ他社には劣るようです。レビューによれば、人間の認識は、横顔では人を認識できず、他社が後頭部を認識しているのと比較すると性能が劣るとしています。さらに動物の瞳AFは迷うことがあるそうです。そう考えると、人間が真正面を向いている時の被写体認識は優秀なのかもしれませんが、それ以外の状況ではまだまだ認識能力に劣るということになるのかもしれません。

また価格や、ボディサイズがフルサイズのS5 IIに近いことも指摘しています。望遠に強くなる一方、センサーサイズが大きいことで高感度耐性に強く、画像もきれいになるということで、微妙な立ち位置と考えることもできるのかもしれませんね。

さらにG9 IIのAFは有能というレビューについて「LUMIX G9IIレビュー “非常に有能、満足な速度のオートフォーカス”」にて詳しくお伝え。

LUMIX G9IIの主な仕様
センサーサイズ4/3型Live MOS センサー
画素数2521万画素
センサークリーニングセンサーシフト方式、手動
イメージプロセッサ新世代「ヴィーナスエンジン」
手ぶれ補正Dual I.S. 2 対応、ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)5軸×レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)2軸
手ぶれ補正効果最大8段
高速連続撮影メカシャッター:14コマ/秒
電子シャッター:最大75コマ/秒
動画撮影4:3 5.8K(5760×4320)29.97p
17:9 5.7K(5728×3024)59.94p
C4K(4096×2160)119.88p
4K(3840×2160)119.88p
シャッター速度電子シャッター:1/32000~60秒
メカシャッター:1/8000~60秒
ISO標準:ISO100~25600
フォーカスポイント像面位相差 779点
EVF0.5型 368万ドット
背面液晶3型 184万ドット
メモリカードスロットSD/SDHC/SDXC デュアルカードスロット
サイズ約134.3×102.3×90.1mm
重量約658g(本体、バッテリー、SDメモリーカード1枚含む)
パナソニック最新情報

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(記事元)https://www.thephoblographer.com/2023/11/02/panasonic-g9-ii-review-is-this-the-best-m43-camera-yet/

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 別のサイトではOM-1とのAF性能比較でG9 Ⅲの方が優れているとありました。
    しかし、いち超望遠ユーザーとしてはいくらAF性能が良くなってもレンズの種類が少なすぎるパナは選択肢に入りません。せめて300mmF4の単焦点辺りは欲しいところです。OMDSのレンズを使う案もありますが、純正同士でないと防塵防滴、手ブレ協調などの恩恵は受けられませんしね。

    個人的には各社MTFのボディはハード面というよりは、まだまだ認識精度に課題があるように思いますね。OM-1も発売から久しいですが、現在までAF面での目立ったアップデートもない状態です。
    パナもハードは申し分ない訳ですからリリースして終わり、ではなくファームウェア等で認識精度(学習)を高めるアップデートは今後続けていくことが必要に思います。

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