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ソニーが最強のイメージセンサーを開発できた理由とは何か??

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ソニーはなぜイメージセンサー製造で成功したのか

現在、ソニーは世界で最大のイメージセンサーメーカになっています。さらに積層型センサーなど多くのセンサーを開発しており、多くのカメラはソニーのイメージセンサーを使って開発されています。なぜソニーはこのようなセンサーの開発に成功できたのでしょうか?

 日本のモノづくりビジネスにおいて「脱自前主義」が唱えられるようになったのは、2003年に米国の経営学者であるヘンリー・チェスブロウ氏が、「研究開発をすべて自社内で行う企業は、製品の市場投入までに時間がかかる。その一方で、自社と外部の知識を組み合わせて活用できる企業は、製品をより早く市場投入でき、結果を出していた」という研究結果を発表し、この考え方を「オープンイノベーション」として提唱したことが起点でした。ソニーの事例は、まさにチェスブロウ氏が唱えた通りの結果になったと言えます。

記事ではソニーがなぜ世界最強のCMOSセンサーの開発に成功できたのかという内容となっています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

さて、ソニーのイメージセンサーで画期的だったのは、センサーの回路部分と、画素部分を積層化して、センサーを小さくすることができたことにあるとしています。これによりセンサーも小さくできると思いますが、逆に同じセンサーサイズなら画素の面積を増やすことができるので、高感度耐性が向上して画質がよくなるというメリットも享受できることになりますね。

また画素と対となるメモリを配置することができるので、より早い画素からのデータの読み出しも可能になります。いまNikon Z 9などで使われている積層型センサーがこれに該当します。

ソニーは、このCMOSセンサーの開発の一部分に他社の技術を利用して開発したそうです。すべてを他社の技術だけでなく、その他の部分は自社で開発し、そのため製品を早く開発することができたようです。

これは以前にソニーがアプティナ(現オンセミコンダクタ)とクロスライセンス契約を結んで像面位相差に関する技術を採用したのと同じ流れなのかもしれません。

このように自分たちで解決できない問題が発生した場合には、他社と一緒に解決策を探して、知見や技術を用いて成功させていくことも必要だとしています。

さらに「ソニー 85mm f/1.4 GM II、ZV-E10 Mark IIが間もなく発表される可能性」ではソニーの新製品の噂について詳しくお伝えします。

(記事元)Yahooニュース

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • コレは自前主義のキヤノンに対する当て付けなの(笑)?
    信用出来る相手とかつクロスライセンスだから出来る芸当で、どんな業界でもどんな製品でも成立出来るとは思わない
    お互いの利害関係の結果、結果的に上手く行っただけの話じゃないのかな
    オープンリノベーションについて言うなら
    それよりソニーについては優秀な人材を集めて、大量の資金投入して、シェアを寡占出来た事が勝因かな?
    その上でスマホや車載カメラにいち早く動いて、その成果をいわゆる一般レンズ交換式カメラにも採用してのし上がってきた
    その上、コレこそそうだけど、自前主義でなく、ミノルタからカメラ事業とブランドを引き継げた事が大きい
    1から始めるよりハードル低くなるし、しかもEマウントへの移行という経営者の英断が大きい
    いつまでもAマウントに拘ってない
    ニコンの失敗の理由の1つにFマウントに拘り過ぎた
    もしデジタル一眼レフ始める時にマウント変更してたら、ココまで酷い事にはなってないはず
    多少ユーザーに嫌われても経営者は英断する事が長い目で見ると重要になる
    特にソニーの前副会長が手記を出版したが、デジカメ部門に携わった方で、やはり技術と経営両面の感性持たないと上手く行かないのを感じる

  • ニコンは1999年にデジタル一眼レフのD1をFマウントで出しましたが、これを新規マウントで出したとすると、フランジバックの短いミラーレスでまた別マウントにしなければならず、変えなかったのは結果的に正解でしょう。問題はミラーレスで終売になったNIKON 1マウントを採用したことでしょう。

  • 元記事を書いているライターさんはカメラやスマートフォンを想定して
    書いているんでしょうね。
    脱自前主義って見方によっては危ないですね。
    知らないうちに技術を盗まれたり、裏切られる事もある。
    高い技術を必要とする基幹部品は脱自前主義など危なくて出来ません。
    ソニーはカメラ用を含む汎用センサーの生産量に関しては世界一でしょうね。
    但し、超高感度や高ダイナミックレンジのセンサーを作れるメーカーは
    別でしょう。
    積層型ではS/N比が悪くて超高感度センサーは作れません。
    汎用センサーはいつお隣の大国に持って行かれるか危ないですね。

  • 元記事はビジネス書の販促記事なので、都合の良い事例を切り取っているだけでしょうから、まあこんなものかという気もしますが…
    イメージセンサーの出荷数はスマートフォン向けの方がデジタルカメラ用よりはるかに多いですし、センサーサイズも小さいので積層型が有利なのもその通りですが、ソニーセミコンダクタソリューションズ(長い)が、ここまでシェアを拡大できたのは一つの理由だけで説明できるものではないでしょうね。

  • 半導体など電子部品の分野で、他社の特許を使わないというケースはまずないので、クロスライセンスは一般的と思います。ソニーセミコンダクタも、サムスン、TSMC、ルネサス、東芝など様々な特許を使っているはずです。

    ソニーは元々ビデオカメラに強く、そのセンサーとなるCCDで先頭を走っていました。
    その後、東芝/IBMと共同でプレステ3用のMPU Cellを開発しますが、電力が大きすぎるなどの理由でとん挫します。
    しかし、この時に先端CMOS技術を習得したことが、のちにCMOSイメージセンサー開発で役立っています。元々強かったCCDの技術と、東芝などから導入したCMOS技術が融合した結果です。

    積層型の技術をZiptronix社から導入したので、オープンイノベーションと称していますが、半導体の製造装置や材料は外部から買うのが一般的ですし、半導体の開発をすべて自前でやる会社などありません。

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