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OMデジタルインタビュー “M1、M5、M10シリーズに固執せず最高の製品を作る”

OM SYSTEM
目次

OMデジタルへのインタビュー

OMデジタルへのインタビュー記事が掲載されています。面白い記事でしたので紹介したいと思います。

それではインタビュー内容をみてみましょう。

  • オリンパスが提供していたM10、M5、M1に固執するのか?
    • 現在のシリーズに固執するつもりはない
    • ユーザの声と市場の状況を考慮し最高の製品を作る
    • 複雑なのはエントリークラス。エントリークラスとは何かの再定義が必要
  • マイクロフォーサーズ(以下M4/3)は小さくプロにはあまり人気がないが?
    • コンパクト、高性能、強力な手ぶれ補正を実現できるフォーマット
    • 自然の中で被写体を求め移動する撮影者に最適な選択
    • プロを含めたユーザが満足する製品を提供していく
    • いまは撮影状況によりフォーマットを使い分けているケースが多い
  • OMデジタルにはフルサイズのシステムがないが?
    • いまはM4/3に集中している
  • キヤノン、ソニーのようなフォーマットを複数抱える大企業と戦うには?
    • 自然、風景、マクロ、野生動物などアウトドア撮影に重点を置く
    • カメラを持ち運び歩いて被写体を撮影するユーザに注目している
  • M4/3の偏見の壁を破る方法は?
    • 画像処理写真などのデジタル技術を活用しセンサーサイズに関係なく優れた画質と写真表現を実現したい
  • 画像処理写真とは?
    • 小型センサーでも8000万画素で撮影できるハイレゾショットが一例だ
  • OMシステムはすべての写真家にしようしてもらえると思うか?
    • すべての写真家に対応できると考えている
    • 屋外で仕事をし、軽量でコンパクトなカメラですべてをまかないたい人に焦点を当てたい
  • 新しいPEN Fは?
    • 欧州でも人気があるが、将来の計画には答えられない
  • OM-1の積層型センサーの開発について
    • オリンパス時代から積層型センサーの開発に着手していた
    • 開発期間は言えないが、クアッドピクセルAFを搭載し簡単ではなかった
  • 積層型センサーは他のカメラでも使用されるのか?
    • ラインナップ差別化でハイエンドモデルに採用したいと考えている
    • 将来的なことは何も言えない
  • 積層型センサーのメリットは?
    • 読み出し速度が速く、連写やAF機能にも有効だ
  • カメラのイメージプロセッサは画像処理撮影に対応しているのか?
    • デジタル写真には高度な処理と高い演算速度が必要
    • OM-1のプロセッサは非常に強力だが、他のカメラに搭載するにはどの程度の処理速度が必要かが問題だ
  • スマホでは画像処理が一般的だが、スマホのプロセッサより強力なのか?
    • 画像処理能力だけでいえばTruePicプロセッサのほうが強力だ
  • なぜ2:1という拡大率の90mm f/3.5マクロをいま発売したのか?
    • もっと焦点距離の長いマクロの要望があり、この仕様にした
  • このレンズの需要に満足しているか?
    • 多くの注文があり、日本ではいまの注文で5、6月にお届けできる
  • オリンパスとOMデジタルは何が違うのか?
    • オリンパスでは医療事業をもとにしたガバナンスやリソース配分だった
    • イメージング事業にはそぐわず、その枠の中で変化するのは難しかった
    • 異なるビジネスモデルで、事業のスピード感や変化への対応力の管理が困難だった
  • オリンパスで働いていた人がOMデジタルで働くことは多いのか?
    • 部門にもよるがオリンパスの開発部門からOMデジタルに入社した人も多い

アウトドア向けに注力

上記はインタビュー内容を要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

さて、記事によればOMデジタルは、オリンパスが展開していた既存のM1、M5、M10というシリーズに固執することなく、需要があればこれ以外のカメラも展開していく可能性があるとしています。

また、小さなセンサーに対するデメリットに関する質問がかなり多いのが印象的ですね。それに対してOMデジタルはセンサーサイズが小さく望遠レンズも小さくできるメリットを挙げて、アウトドアで歩きながら写真を撮影するニーズに応えたいとしています。また、画像合成技術を利用して小さなセンサーでも高画質な写真を撮影できるようにしたいという方向性を目指しているようですね。

かつてニコンが1インチセンサーのレンズ交換式カメラを販売していたときも、1インチセンサーにフルサイズの望遠レンズを装着して、野鳥を撮影している人が多くいました。1インチの場合は2.7倍のクロップファクターが働くので、300mm程度の望遠レンズでも超望遠レンズとして利用できます。OMデジタルもそういう方向性で製品を開発していくということなのでしょうね。

アウトドア向けに注力していくということで、今後発売されるレンズに関しては、防塵防滴性能があることが期待できますし、さらなる超望遠レンズや、広角レンズなども期待できるのではないかと思いますね。またPENシリーズの新製品にも期待したいところです。

(記事元)https://phototrend.fr/2023/03/interview-om-system-cpplus-2023/

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