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ano-ちゅ、多様性。/THE FIRST TAKE をみてソニー凄いと思った話

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THE FIRST TAKEをみてすごいなと思った話

THE FIRST TAKEというYoutubeチャンネルをご存じでしょうか?ソニーミュージックが運営するチャンネルで、ミュージシャンに一発撮りでパフォーマンスをしてもらって、その様子をyoutubeで公開してしまおうという趣向になっています。

多くのミュージシャンのパフォーマンスが公開されているわけですが、そのなかでanoちゃんの「ちゅ、多様性」という動画のなかで面白いシーンがありました。

動画の2:50秒ぐらいから見てもらうとわかるのですが、アクセサリとして身につけている麻雀パイのアクセサリがパフォーマンスの最中に落ちてしまいます。たぶん、これが普通のMVだったらNGで取り直しということになると思うのですが、これは一発撮りです。取り直しは許されず、そのまま続行していきます。

その後、カメラはアクセサリが地面に落ちる様子を捉えているのですが、これをみた人が「落ちた瞬間を捉えているカメラマンすげー」とコメントしているのをみて、確かに偶然のシーンを捉えるなんてすごいなと思いました。しかし、そんな偶然なシーンを撮影することって可能なのでしょうか?

ふと思った撮影手法

最近、ソニーのカメラで撮影する動画ではクロップ撮影(現在、撮影している動画の一部分を切り抜ぬく方法)しておいて手ぶれを補正したり、被写体をフレームの中央に収めるような機能が搭載されています。ふと、それを思い出して気がつきました。これって、ひょっとして全部、クロップ撮影で成立しているんじゃないか・・と。

改めて動画を見直すと、被写体に対してカメラの設置してある角度が一定であることがわかります。たぶん、こんな感じでカメラは設置されています。

「あ」がanoちゃんで、天井から見ている図です。下が前です。カメラは恐らくこの4台だけが設置されていて、anoちゃんの頭から足下まですべてが入るように設定されていると思います。

撮影しておき、あとは編集で音楽やパフォーマンスに合わせて、好きな角度のカメラを選択し好きにクロップして、貼り合わせれば動画のできあがり。

麻雀パイのアクセサリが地面に落ちた瞬間を撮影できたのも偶然ではなく、はじめから頭から足下まで全部が入るように撮影されていたので、撮影されていて当然だったのでした(恐らく。間違っていたらごめんなさい)。そして、あとからその瞬間に足下をクロップして拡大表示すれば、落ちたアクセサリを捉えたかのようにうまく見せることができるという仕組みです。

今回は一発撮りということで、恐らく雰囲気を出すために無人のスタジオで撮影するためにこのような手法になっているのだと思います。しかし今後はフレーミングは無視してすべてを撮影しておいて、一部を切り出して利用する方法が一般的になっていくのだろうな、ひょっとしてもう気がつかないだけですでにそうなっている?と思いました。

なお、この動画はソニーのカメラではなくハッセルブラッドが利用されていると言っている人がいました(正しいかどうかはわかりません)。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • アクセサリーが正面から見て最初に左が 1:48 頃に落ち次に右が 2:54 頃に
    落ちています。
    首の動きから見て明らかに意図的に落としているようにも見えます。
    マルチカメラ撮影でカメラは足元用も用意してあって編集で仕上げていますね。
    通常はクロップなどしないと思います。
    全身用は左向き横姿勢の1台のみでしょうね。
    全身はこの姿勢でしか出てきません。
    素人なので思い違いもあるかもしれませんが。

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