MENU

ミラーレスカメラ中国で絶好調 前年の1.7倍 一方日本は大幅減 CIPA統計

目次

CIPA 2023年7月のデジカメ出荷数量発表

CIPAが2023年7月のデジカメ出荷数量を発表しています。どのような結果になっているのでしょうか?

それでは統計をみてみましょう。

https://www.cipa.jp/j/stats/dc.html

上記はレンズ交換式(一眼レフ、ミラーレス一眼)の出荷数量です。この出荷数量のグラフだけみると、過去の3年間で最も出荷数量が多くなっていることがわかります。もちろん、2021年はコロナ禍の影響が残る中で旅行や外出どころではありませんでしたし半導体不足の影響もありました。2022年も少し影響が残っていましたので、そのような特殊な事情のなかで2023年が前年、前々年を上回っている可能性はあるかもしれません。それでも結果として、前年を上回る出荷数量になっているというのは、安心できる材料になるのではないかと思いますね。

落ち込む日本国内のミラーレス需要

しかし、日本では残念ながら、なぜか出荷数量が落ち込む事態になっています。

以下は2023年7月の日本国内での出荷数量、出荷金額です。

2023年7月前月比前年同月比
一眼レフ出荷数量(台)3,178118.253.8
一眼レフ出荷金額(千円)158,382107.440.7
ミラーレス出荷数量(台)42,986102.885.7
ミラーレス出荷金額(千円)4,217,28896.074.5
 

こうしてみると、前月比ではほぼ同じ台数/金額で、あまり違いはないのですが、大きく異なるのが前年同月比です。ミラーレスは前年同月で台数が約15%、金額では約25%減少ということになっています。国内では急激に販売台数が減少していることがわかります。理由はよくわからないのですが、何か理由があったのでしょうか?

一方で、特に中国、米州でミラーレスカメラが絶好調です。

2023年7月前月比前年同月比
中国・ミラーレス出荷数量(台)124,370120.1172.3
欧州・ミラーレス出荷数量(台)96,81488.978.0
米州・ミラーレス出荷数量(台)114,341111.3129.0
 

欧州と日本と同様に前年と比較してかなり落ち込んでいるのですが、中国と米州では前月比でも増えていますし、前年同月比では中国は前年の1.7倍ほど売れている計算になり、中国市場でミラーレスの需要がかなり強くなっている様子がわかります。

中国に関しては、恐らく厳しいロックダウンが終わったり、旅行が解禁されたりして、カメラに関する需要が一気に高まった結果ではないかと素人ですが勝手に想像できそうです。またVlogを始めたいという人も多くいるでしょうから、そういう人がカメラを購入している可能性もあるのかなと思いますね。

しかし、国内の落ち込みが少しきになりますね。一時的なもので、また来月には元に戻っているといいのですが。

この他のカメラ市場の統計に関する記事はこちらにも

[catlist tags=”統計” numberposts=10]

Twitterいいねとリツイートのお願い

記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

ミラーレスカメラ情報Twitter
@Nikon1Blog

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 国内は人気のX-T5 とZ8が出荷できていないことがある程度影響しているのかもしれません。
    海外も事情は同じかもしれませんが、その他の機種も人気だとすると影響が小さいかと。
    あとやはり、円安によるカメラの高騰やインフレでカメラなど買えない経済事情になっているのかもしれません。

コメントする

目次