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NIKKOR Z 600mm f/6.3 PF 10月10日発表が確定か

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NIKKOR Z 600mm f/6.3 PF発表へ

先日から突然噂されるようになったNIKKOR Z 600mm f/6.3 PFがあさってにも発表される可能性があるようです。

以前、NIKKOR Z 600mm f/6.3 PFに関してはこのような噂がありました。

複数の中国の情報筋から、NIKKOR Z 600mm f/6.3 PFレンズについての報告がある。このレンズは、既存のNIKKOR AF-S 500mm f/5.6E PF ED VRとほぼ同じサイズ/重量になると予想されている。解放f値はf/5.6になる可能性もある(可能性は低い)。レンズの価格は約4000ドルになると予想されている。重量は約3ポンド(1390g)になると予想されている。公式発表は10月10日に予定されていると噂されている-開発発表かもしれない。現在、このレンズは帝都中だ。

このレンズについては信頼できる確かな情報は持っていない。これらは中国からの二次的な情報だ。

これは中国のSNSなどで噂されていただけで実際に発表されるのかどうかは不透明とされていました。しかし、今回は信頼できる情報筋から、このレンズが発売されるという情報が得られたようです。

それではその情報を見てみましょう。

確認:NIKKOR Z 600mm f/6.3 PFレンズが来週登場

いま、ニコンが来週、新しいNIKKOR Z 600mm f/6.3PFレンズを発表することを確認した。発表は恐らく、火曜日か水曜日(10月10日前後)になるだろう。これが開発発表のみになるかどうかは確信がない。

Z 600mm f/6.3レンズについて、このようにNikonRumorsが報じています

記事によれば、中国で噂されていた内容について確認が取れたそうで、そして発表は火曜日か水曜日に行われるとしています。オンラインイベントなどもないようなので、ティザーの公表、または開発発表か正式発表がWebサイトを更新する形で行われる可能性が高いようですね。

この情報から考えると、実際に発表される可能性はかなり高くなったと考えられそうです。

このレンズは位相フレネルレンズを利用したもので、より小型で軽量になる可能性が考えられそうです。

PFレンズとは

PF(位相フレネル)レンズ

PF(Phase Fresnel:位相フレネル)レンズは、ニコンが開発した光の回折現象※を利用して色収差を補正するレンズです。PF素子と通常のガラスレンズを組み合わせることで、優れた色収差補正能力を実現。PFレンズの強力な色消し効果によって、レンズの薄肉化や比重の小さい硝材の使用が可能となり、レンズの軽量化が可能になりました。

回折現象:光は波としての性質を持っています。波は、障害物に出会ったときにその影の部分に回りこむ性質を持っており、これを回折と呼んでいます。回折は、屈折とは逆順に色分散が発生する特徴があります。

軽量・小型化に大きく貢献

望遠レンズの全長を短縮させるためには、テレ比(全長/焦点距離)を小さくする必要があります。一般的なカメラ用レンズ(屈折レンズ)のみの構成でテレ比を小さくすると、レンズ前方の凸群で発生する色収差を後方の凹群で拡大してしまうため、全長の短縮には限界がありました。PFレンズは、一般的なカメラ用レンズとは逆の方向に強力な色収差を発生させることで効率的な色消しが可能となり、全長を短縮しても優れた色収差補正を達成。光学系の全長短縮が鏡筒の短縮を実現し、望遠レンズの軽量・小型化ができるようになりました。

優れた色収差補正

一般的なカメラ用レンズ(屈折レンズ)は、光の屈折現象を利用して撮像面に像を結んでいます。光は色(波長)により屈折する強さが異なり、レンズに近い方から青(B)・緑(G)・赤(R)の順で結像します。この色ズレは「色収差」と呼ばれ、色のにじみとして画像の劣化につながります。これに対しPF素子は、レンズに近い方から赤(R)・緑(G)・青(B)の順で結像します。PFレンズは、PF素子と屈折レンズを組み合わせることで、それぞれの色収差を打ち消し合い高い色収差補正を可能にしています。

(出展)ニコン

突然、噂になりはじめたこのレンズですが、ニコンはレンズロードマップの更新を終了するようなので、今後はこのような形が増えていくのかもしれません。

ロードマップの更新が終了したことについては「ニコン 今後のレンズ開発ロードマップの提供終了か」にて詳しくお伝え。

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • f6.3は確定ですか…
    サイズ・重量が556とほぼ据え置きなのは大変魅力的ですが、このf値がどう実際の現場で影響するか微妙ですね。個人的には高画素機の多いZのボディラインナップでは、使えるシチュエーションが限られてきそうです。
    あとはSTMかリニアモーターかどうか。STMのZ800mmF6.3と同程度の速度なら556と入れ替えできないのでスルーしそうです。

  • NRが言うのなら出てくる可能性大というしか今のところないですが、個人的には似たような焦点距離がニコンは好きなのかな?でしょうか。しかしそれでも攻めているのは確かでしょうから、やはりこうなってくるとソニーの300mm F2.8は戦略的価格が必要な気がしますが。。。妄想的にはキャノンの動向もにらんでソニーには、200-600の真の後継は出さず、200-800mm F5.6-9辺りを30万円前後で、300-600mm F4.5-6.3 を出るであろうニコン600mm F6.3より小さい(インナーズームでなくして。重さはより軽くは無理でしょう)とかどうでしょうか。しかしタムロンの150-500も小さいのは小さいですし、何かこのあたりの混雑具合が激しい感じがしてきました。

  • 似たような焦点距離というか、500mmf5.6が出た時も200-500mmF5.6があるのに被せてきましたから、ニコンとしてはキャラが被っている認識はないのでは?単焦点とズームでは描写も役割も価格帯も全く違いますし、焦点距離だけでは測れない部分もあるでしょう。

    サンニッパは確かに2倍テレコン付けたら同じスペックになりますが、本質的に被写体というか用途が違うレンズだと思うので、対抗というのも違う気がします。 キヤノンの200-800mmは前回の記事でLレンズとありましたし、30万円では出せないでしょうね。おそらくニコンのZ800mmF6.3あたりと対抗するようなレンズになるんじゃないかと思います。

    安価で超望遠やりたい人はタムロンの150-500mm (まだ未発表ですが)か180-600mm、ちょっと描写でガチりたい人は800mmF6.3か600mmF6.3、プロやセミプロには400mmF2.8TC1.4と600mmF4TC1.4と盤石すぎる布陣ですね。

  • ロードマップに記載されていないレンズなので本当なのか分かりませんが
    もしも発売されるようならばNIKKOR Z 600mm f/4 の廉価版として用意する
    つもりなのかも知れません。
    またそうなればもうレンズロードマップは新規には出ないかもしれませんね。

  • Z 400mm F4.5 に1.4倍テレコンを付けると、560mm F6.3 になるし、500mmと600mmの画角差なんて、大して変わらない。自分は、600mm F6.3 よりも、Zマウント版 500mm F5.6 を出してくれた方がありがたい。1/3段明るいことの方が、よほど重要。

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