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CIPA “23年カメラ出荷見通し前年比微減” 市場縮小はさらに進むのか??

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2023年のデジカメ出荷見通し

CIPAが2023年のデジタルカメラと交換レンズの出荷見通しについて報告しています。2023年はどの程度の予想となっているのでしょうか?

それでは記事をみてみましょう。

2023年出荷見通しはカメラもレンズも微減

というわけで、上記の資料をみると、2023年の出荷見通しは台数ベースでレンズ交換式デジカメも、交換レンズも微減になると予想されているようです。

具体的には以下のように考えられているそうです。

  • レンズ交換式カメラ 2023年見通し
    • 572万台(前年比96.5%)
  • 交換レンズ 2023年見通し
    • 939万本(前年比96.5%)

このようにいずれも3.5%減少という見通しになっていることがわかります。予想が正しければということになりますが、残念ながら今年は前年の出荷数量以上になることは難しいようです。

ただし、各社メーカのカメラ関連製品の値上げをしたということもあり、金額ベースでは前年度よりも上回っている可能性があることを考慮しないといけないかもしれません。従って販売数は減るものの利益的には向上している可能性も考えられそうです。

しかし問題は一眼レフからミラーレスへ移行したユーザや、初期のミラーレスから最新のミラーレスに買い換えたユーザが、さらに新しく発売した製品に買い換えてくれるかどうかが重要だと思います。

最新のカメラは被写体の追尾性能も、認識性能も向上して、初期のミラーレスカメラと比較すると性能が向上しています。そのため、一眼レフや初期のミラーレスからの買い換え需要が期待できると思いますが、ある程度の性能が備わってしまうと、その性能で満足できるユーザは新しい製品を購入しない可能性もでてきてしまうと思います。

そのため、恐らくもう少しで完成の域に達すると思われるAF関連機能や被写体認識、被写体追尾性能以外の性能を向上させ、さらにユーザの買い替え需要を喚起する機種を発売しないと、今後はどんどんじり貧になっていってしまうと思いますね。

新たなイノベーションを取り入れたカメラを開発できるかどうかが今後は重要になるのではないのかなと思いますね。

(記事元)https://www.cipa.jp/documents/j/PRESSRELEASE20230224.pdf

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • メーカーはデジタルカメラだけでなく
    フィルムカメラも生産販売し(爆発的には売れないので注力する必要はない)ても良いと思うんですが・・・
    デジカメとボディーを共通化するなどしてコストダウンをしながら

    • 各社が注力するミラーレスを流用してフィルムカメラを作ることは、残念ながら不可能です。
      デジイチとの共通化も、せいぜい外装を流用できるかどうかでは?
      内部構造を共通化するなら、物理的に固定なフィルムの仕様に合わせてデジカメの基盤・バッテリー・モニターなどを設計するはずですが、結局マニア向けの域を脱さないですし、そもそもレフ機への注力すら終えているキヤノン/ニコンがやるとは思えません。
      ペンタがフィルムカメラプロジェクトを立ち上げましたし、そちらに期待するほかないかなと。

  • 昨年キヤノンとソニーの値上で駆け込み需要があってそのあおりを
    受けているような気がします。
    多少の上下をしながら昨年並みに落ち着くのではと思います。
    最近増えた海外の観光客はまだキヤノンの一眼レフが多いのでミラーレスは
    買い換え需要で伸びそうな気がします。

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