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ソニーα開発秘話 “2013年に5年でNo1になると決めた” 開発資源全投入

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ソニー α開発秘話

ソニーのミラーレスカメラの開発に関するインタビュー記事が掲載されています。内容が興味深いので紹介したいと思います。

それでは記事をみてみましょう。

(前略)

石塚:そして、「集中するとしたら、それはαの事業でしょう」と。そう決意しました。だんだん飽和したり、縮退したりしていく事業はもうあんまりフォーカスしないで、リソースを思いきりαにシフトしようと。13年の初めに、その方針説明と、組織変更をやりました。ただ、組織図をいじっただけでは会社って変わらない。

(中略)

石塚:「5年以内にソニーのαが、レンズ交換式カメラでナンバーワンになるぞ」という目標宣言をしました。「A1プロジェクト(アルファ・ナンバーワン・プロジェクト)」と名付けて、13年の4月にキックオフしたんです。

(後略)

記事は長文で、他にも開発に関する詳細なインタビューがありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

5年で追随したニコンとキヤノン

さて、記事によればNEXは発売当初は人気だったものの尻すぼみ。サイバーショット(コンデジ)もスマホに食われつつあるということで、なんとかしないとカメラ事業そのものが問題になるかもしれない様子がよくわかります。

そこでどうしようとしたかというと、ビデオカメラやサイバーショットなどの開発リソースをすべてαへと割り振って、5年間でカメラのシェアでNo1になるということを決めたとしています。それが2013年4月ということなので、ちょうど10年前になりますね。

そしてソニーからはα7が2013年11月に発売されます。この半年の間で設計して発売までこぎ着けたのでしょうか?もしそうだったら、すべての開発リソースを割り振ったということがよく理解できます。その後、ソニーはフルサイズミラーレスを矢継ぎ早に投入し、シェアも拡大していくことになりましたよね。

最終的にはニコンもキヤノンもフルサイズミラーレス市場へ参入せざるを得ない状況に追い込まれます。ニコンがNikon Z 6を発売したのが2018年11月ですので、まさに2013年からちょうど5年後です。このとき、ソニーがまだシェアトップとまでは言っていないかもしれません。しかし5年で存在感をだし、ニコン、キヤノンを追い込んだところまでは成功しており、まさに5年でNo1になるという目標はほぼ実現したのではないのかな?と思いますね。

最新のシェアを把握していませんが、ソニーは2021年度にフルサイズミラーレスカメラ世界市場で台数、金額ベースでNo1になり、ミラーレス市場でも台数ベースでシェアNo1を達成したとしています。

この2013年からの5年間が非常に大事な時期だったのですね。

(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/1e629ed4d3ef964709d31420634e21290077bb18

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