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CIPA統計発表 アジアで謎のレンズ一体型人気

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CIPAのデジカメ生産出荷数実績を発表

CIPAが2023年6月のデジカメ生産出荷実績を発表しました。どのような結果になっているのでしょうか?

それではグラフをみてみましょう。

CIPAがデジカメ生産出荷統計を発表しました(画像タップで拡大します)。

上記のように、レンズ交換式の出荷数量は前年並みに落ちてしまいましたが、それでも過去3年で最も売れていて、比較的好調に推移しているといえるようです。2022年は、7月以降から右肩上がりで伸びていったのですが、今年はそれを上回ることができるかどうかが気になりますね。

またレンズ一体型、いわゆるコンデジやネオイチ、そして恐らくプリンタ内蔵のチェキに関しては、残念ながら過去3年間で最も売れていないという月になり、レンズ一体型のカメラは低調に推移していると言えそうです。

金額ベースでみると、ミラーレスカメラはかなり出荷金額が増えていることがわかります。

ミラーレスカメラの1~6月累計の総出荷台数は前年同期の122.1%となり、20%以上も増えていて絶好調です。金額ベースでも前年同期の120.5%となっています。一方で一眼レフの1~6月累計の総出荷台数は前年同期比の62.8%になっており、40%も出荷台数が少なくなってしまいました。これはつまり、一眼レフの購入者がミラーレスへ以降しているため、前年同期比でミラーレスは絶好調といったことになっているのだろうと思いますね。

  • 1~6月期累計総出荷台数
    • 一眼レフ 前年同期比 62.8%
    • ミラーレス 前年同期比 122.1%

また、おどろきなのはレンズ一体型カメラが日本と中国で謎の人気上昇が見られることです。

2023年6月のデジカメ出荷金額は前年同月比で153.7%となっていて、前年の1.5倍も売れている計算になります。また中国でも前年同月比で122.7%となっており、こちらも前年の22%増売れているという計算になります。

  • 2023年6月レンズ一体型カメラの総出荷金額
    • 日本 前年同月比 153.7%
    • 中国 前年同月比 122.7%

日本で6月に前年の1.5倍も売れたのは、恐らくですが、修学旅行でスマホが禁止されたからではないかと個人的には考えています。

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そのためカメラ単体としての機能が欲しくて、写ルンですが爆発的に売れたり、購入できなかった人はコンデジを購入した可能性があるのかなと思いますね。コロナ禍で修学旅行は初めてという家庭も多かったでしょうし、これから高校生まで修学旅行があると考えると、コンデジを購入してもいいかなとなったのかもしれません。

中国での人気ぶりは不明なのですが、これはチェキなどのインスタントカメラなどの影響なのでしょうかね?いずれにしても、なぜかアジア圏だけが金額ベースでも、台数ベースでも前年以上の出荷数があって伸びているようです。海外では出荷台数は減っているものの、高価な商品が売れているのか金額ベースでは前年を上回っているところが多いですね。

最近は若い人に古いコンデジが人気になっているようですが、その影響が最新型のコンデジ販売にも影響を与えている可能性もあるのでしょうかね?そして、今後、レンズ一体型のカメラの人気が復活する可能性もあるのでしょうか。

これまでのCIPAによる統計情報は

[catlist tags=”CIPA”]

(記事元)https://www.cipa.jp/j/stats/dc.html

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