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ニコン “Z 9の技術を全体に拡大していく” Z 6IIIにもZ 9のAF技術搭載か

Nikon Z 9
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ニコンへのインタビュー記事

ニコンへのインタビュー記事が掲載されています。かなり興味深かったので紹介したいと思います。

それではインタビュー記事をみてみましょう。


ニコンはファームウェアのアップデートでNikon Z 9の一部の機能を他の機種に提供できるか?

DE:ニコンは既存のカメラに対するファームウェアのアップデートを積極的にリリースしており、これは高く評価している。Nikon Z 9にみられるAI被写体認識の進歩の一部機能を、プロセッサが劣る他のモデルにも拡大することは可能だろうか?それとも、これらの機能はEXPEED 7プロセッサの特別な機能に完全に依存しているのか?Z 9のEXPEED 7プロセッサには、被写体認識のための機械学習アルゴリズムをサポートする専用の回路があると想定している。今後、そのようなハードウェアが低価格モデルにも登場することになるのだろうか?

KO:ファームウェアアップデートの継続的なリリースへの取り組みを支持していただいてありがとう。新機能を追加したり、パフォーマンスを向上させたりするファームウェアをリリースすることで、購入後もお客様に驚きと興奮を提供し続けることができる。私たちの願いは、お客様が製品を長年にわたって満足に利用してもらうことであり、この価値は私たちの製品計画の基盤として存在している。このことにお客様が気がつき、評価してもらえるものと信じている。Nikon Z 9が2021年末に発売されてから、大規模なファームウェアのアップデートが継続的にリリースされ、カメラはほぼ新品のように進化した。

フラッグシップなどのハイエンドモデルで開発された技術は、特に中級者や初心者向けのカメラを求めるお客様の撮影を支援するのに有益だ。私たちの哲学は、技術をトップラインに限定せずに、それを全体に拡大し、ラインナップを強化することだ。今後の取り組みに期待してほしい。


Nikon Z 9の技術をすべてのモデルに適用か

PetaPixelにニコンへのインタビュー記事が掲載されています

インタビュー記事では、Nikon Z 9の機能はEXPEED 7イメージプロセッサに由来したものなのか、それとも他のプロセッサにも一部の機能を適用できるのかどうかをたずねています。しかし、返答としては、残念ながら明確な返答は得られなかったようです。

そして2番目の質問として、EXPEED 7イメージプロセッサに搭載されているような、被写体認識機能が、低価格モデルにも搭載される可能性があるかどうかたずねています。

この質問に関しては明確な返答があって、それはハイエンドモデルに採用されている技術については、Zシリーズのラインナップ全体に拡大する可能性があることを示唆したものとなっています。

このことからEXPEED 7プロセッサが搭載されているかどうかはわかりませんが、少なくともハイエンド(Z 9/Z 8)に搭載されている機能は、ハイエンドのみに限定することなく、他のモデルでも展開させていくことは確実になったと言えそうです。

初心者向けのどこまでに対応してくれるかどうかはわかりませんが、少なくともNikon Z 6III、Nikon Z 7IIIにNikon Z 9の被写体認識機能が搭載されるのはほぼ確定と考えてもいいんじゃないかと思いますね。願わくば、Nikon Z 50ぐらいまで搭載してくれると嬉しいのですが。

そして、発売が噂されているNikon Z fの中身はNikon Z 6IIIではないのか?という可能性について「Nikon Z fは、将来のNikon Z 6IIIになる?? 中身を移植して同仕様になる可能性は??」で詳しくお伝え。

ニコンの新製品に関する最新情報はこちらのまとめリンクから

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • Z 9の技術的要素の普及に関してはZ fが一つの解になると思います。
    以前も書きましたが、Z fはシリーズ初の「EXPEED7×裏面照射型センサー」搭載のカメラとなります。
    積層型センサーと全く異なるパフォーマンスのセンサーでどこまで性能を出せるのか。
    以降に出るであろうZ 6Ⅲの性能予想にも繋がるので、20日が非常に楽しみです。

    以下他のことについても少々。
    Fマウントに関して今後も販売・サポートがメインとなるのは想定内です(寧ろありがとうございます、ニコンさん)。
    一方でニコンがAPS-Cを愛好家の導入枠と見ていることが明言されているあたり、(薄々わかっていたことではありますが)D500の後継にあたるZ DX機は出ないということを示唆していると感じました。
    個人的に一番目を惹いたのはAI活用の話中で書かれていた、
    「いくつかのエリアに分け、それぞれ適した画像処理とノイズ低減処理を行うことで高画質化を図る」
    という部分です。
    真っ先に思い出したのは2021年に発表された積層型CMOSイメージセンサーの開発ニュースで、記事内で「画面内の領域ごとに露出のコントロールが可能」という特長が挙げられていました。
    センサー開発自体は2年前の話ですが、今でもその手の開発を続けているのということなのでしょう。

  • 当然でしょう。AFはカメラの要の1つですから、もちろん基本的なハードの性能に依存はするでしょうが出来る限り上位の機種と同様のアルゴリズムは積むべきだと思います。
    例にキヤノンはR3に搭載した被写体認識アルゴリズムを下はエントリー機まで搭載し、そのほかの部分で引き算して結果、高い評価を得ています。
    ソニーに関してもα7RVから搭載されたAIAFをα6700に搭載し、APS-C機では突出したAF性能になりました。
    ニコンZの場合は見やすいEVFやセンサーの画質などはエントリー〜ミドルも高い評価を得ていますが、やはりAF性能は無視できないと思います。まずは普及機でありスタンダード機であるZ6ⅢにはZ9と同等の被写体認識は必須事項ですし、早急に製品化されることを期待します。

  • Z9 が発売されてから時間が経って他社も様々な優れたカメラを発売しています。
    Z9 の威光?が薄れないうちに Z8 以外にも展開しておかないとそろそろ新機種のインパクトが弱くなってしまいそうです。

  • ハイエンドモデルで開発された技術を下位機種に展開するのは簡単ではありません。
    使用されるデバイスがZ9、Z8と異なりコスト上廉価機には使えませんので何を残し
    何を捨てるかですね。
    キヤノンの場合はAF機能を残しました。
    ニコンは何を残し何を捨てるかですね。
    ユーザーにとって一番嬉しいのはAF機能を残す事かも知れません。
    もしも廉価機は動作クロックが遅ければEXPEED7を使ったとしても機能は落ちるので
    どのように判断するかですね。

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