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ミラーレス市場、驚きの回復! 対前年同月で50%増加 最新統計からみる動向

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デジカメ出荷数量 前々年レベルまで復活

2024年、デジタルカメラ市場が前々年レベルまで復活!? CIPA発表の最新統計から見える市場の動向は?デジタルカメラ出荷数量が前々年レベルまで回復するという統計がCIPAから発表されました。

CIPAのデジカメ出荷数量の統計が発表されています。

上記が2024年1月分が反映されたレンズ交換式デジタルカメラの出荷数量の推移グラフです(画像タップで拡大します)。

出荷数量をみると2024年1月は、前年を大幅に上回る出荷数量になっていることがわかります。さらに前々年レベルまで復活しており、レンズ交換式カメラの底を打ったような印象がありますね。

2024年のデジカメ出荷数の予想について、2023年12月が前々年を下回っていたことから弱含みで、2024年の出荷数量は少なめに予想されていたようですが、2024年1月が前々年を大幅に上回ったことで、今年は予想以上に市場が復活する可能性がありそうです。

それでは、2024年1月のミラーレスカメラの出荷数量/出荷額と、対前月比(2023年12月との比較)、対前年同月比(2023年1月との比較)を地域別にみてみたいと思います。

前年同月比では絶好調

2024年1月 地域別ミラーレスカメラの出荷数/出荷額

地域台/千円前月比%前年同月比%
世界出荷数326,83693.3158.7
出荷額40,038,429102.1168.4
日本出荷数33,83983.0140.7
出荷額3,727,555111.4140.9
中国出荷数77,875106.5184.3
出荷額9,134,59794.9174.8
欧州出荷数66,79382.2149.1
出荷額8,138,333100.4165.4
米国出荷数64,249 776.6159.3
出荷額8,511,45588.1189.6

こうしてみると前月比で出荷数はかなり減っていることがわかります。世界全体で約7%の減少です。しかし、そのぶん出荷額が増え前月比で2.1%増加しました。これは製品あたりの販売額が増えた(より高いカメラが売れた)ことを意味しています。

それでも、日本では出荷数が17%減少、アメリカでは23.4%減少とかなり前月を下回っています。これは毎年のことで、年末商戦にむけて製品を出荷したぶん、その反動で年末から年明けの出荷数が減っている関係です。

しかし、前年同月比で比較すると市場は復活してきているのは明白で、かなりカメラが売れていることがわかります。世界でみると前年同月比で出荷数は58.7%増加し、出荷額は68.4%増加しています。どの地域でもおよそ1.5倍ほど売れている計算になりますので、これは嬉しい誤算だと思いますね。

しかし、今は動画性能、AIによる被写体認識性能の向上なので買い替え需要が支えられている側面があると思います。この性能についても一定のレベルに達すると、今でも十分なので買い換える必要はないと考える人もでてきてしまうと思いますね。なので、動画や被写体認識性能の向上も必要ですが、さらなる別の機能をカメラに実装して、買い替え需要を喚起していくことも重要なのかなと思います。

さらに「ソニーがカメラとレンズ生産に問題を抱えている可能性 新製品も遅延か??」ではソニーがカメラ生産に問題を抱えている可能性について詳しくお伝えしています。

(記事元)CIPA

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