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HOYA レンズ生産復旧せず 注文増加のニコンは生産増強で供給遅延短縮へ

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製造中止が続くHOYAレンズ

HOYAレンズの製造中止が続いています。数ヶ月続けば通常のメガネの販売にも影響との観測もでています。交換レンズにも問題が発生する可能性はあるのでしょうか?

(前略)

 競合各社も対応に追われている。東海光学(愛知)は4日、取引先の眼鏡チェーンに対し、注文が集中する状況が「2週間以上続く見込み」と通知した。ニコン傘下のニコン・エシロール(東京)は工場の生産能力を増強し、通常から最大3日遅れていた納期の遅延は1日程度に短縮しつつあるという。

(中略)

 大手眼鏡チェーンは「生産停止が数か月続けば、通常レンズの販売にも影響しかねない」(広報)と話している。

各社の眼鏡用レンズの生産に支障がでてきているようです。記事によれば、特にブルーライトカットなどの機能性レンズが供給不足になっていて、メガネ販売の一時停止や供給遅れなどが発生しているそうです。

そのため他のレンズメーカに発注が集中し、通常で1週間が納期となっているものが2~3週間の納期となっているようです。東海光学はこの状態は2週間以上続くとしていて、ニコンでは、これまで3日遅れていた納期が1日遅れまでに短縮しつつあるとしています。結構、短期間で製造能力を増強できるものなのですね。ラインの追加というよりも、稼働時間を長くして対応といったことをしているのでしょうか?

一方、HOYAはシステム復旧状況をアナウンスしておらず、メガネチェーン各社は不安になっているようです。仮に数ヶ月ほど生産が停止すれば通常レンズの販売にも影響がでるとしています。このことからHOYAがメガネチェーンに復旧の見込みや見通しなどを告知していないということが明らかになったことになり、問題の深刻さを表しているといえそうです。

そしてこのことはカメラの交換レンズのサードパーティにも影響がでる可能性がありそうです。HOYAが製造しているレンズを使用しているメーカは当然、支障がでるでしょうし、他のメーカから仕入れていても納期遅れなどの影響を受ける可能性も考えられそうです。

普通の家庭用のPCならまっさらにしてOSとアプリを再インストールすれば問題ないように思えますが、様々なところと接続し複雑なことをしていると思うので、結構な復旧時間が必要なのかもしれませんね。前回のサイバー攻撃のときには3日で復旧したとしていますが、今回は10日以上経過しているのでかなり心配です。

それでもHOYAぐらいのメーカなら待機系のシステムを準備していて、データの入れ替えですぐに復旧できるぐらいになっていると思うのですが、もっと複雑な問題なのでしょうか?

(記事元)読売新聞

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 前回記事のコメントで競合各社は生産ラインは増強しないだろうと書きましたが、その予想は外れましたね。
    対応の速さには感服するところですがそうするだけのメリットがある、つまりそれだけ長期的な影響が予測されるというわけでしょうか。
    喫緊で困っているわけではないですが、1人の眼鏡ユーザーとしてはできる限り早く事態が収束することを祈るばかりです。

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