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キヤノンの2024年の評価はA- EOS R5 Mark IIの発売が高い評価に

EOS R1
目次

2024年のキヤノンの評価は?

2024年にキヤノンが発売したカメラや経営方針はどのように評価されているのでしょうか?この記事ではキヤノンの今年の評価について詳しくお伝えします。

4台のパワフルな新しいカメラ

(前略)

7月中旬、キヤノンはEOS R5 Mark IIと長らく期待されていたEOS R1を発表した。EOS R1はキヤノンの2製品同時発表というマーケティング上の戦略に基づいて、2台のカメラの中でより魅力的な製品であることを意図されていたが、EOS R5 Mark IIは優れた解像度(4500万画素)と速度(AF/AE追従で最大30コマ/秒の連続RAW撮影)のおかげで、より幅広い写真家にとって興味深い存在となっている。EOS R5 Mark IIは素晴らしいカメラで、PetaPixelの2024年アワードでソニーのα9 IIIにわずか1ポイント差で敗れた。

「EOS R5 Mark IIが意味することは、キヤノンの最も優れたオールラウンドカメラであり、なぜそれがEOS R1をも上回っているのか容易に理解できる。多くのキヤノンユーザは、スポーツ、アクション、野生動物の撮影のために好ましい道具としてEOS R5 Mark IIを選択するだろう。EOS R1やEOS R3は、この点でより専門的な道具ではあるが。」とPetaPixelのレビューで書かれている。

EOS R1はキヤノンのもう一つの新しい静止画向けの(とはいえ依然としてハイブリッドな)カメラだが、EOS R5 Mark IIよりも明らかに柔軟性に欠けている。EOS R1は非常に高速で、最大40コマ/秒で完璧なオートフォーカスを発揮している。しかし比較的低い画素数と高いコストによって若干制限を受けている。

レビューで書かれているように、EOS R1は「限られた少数の人のために作られたフラッグシップ」だ。EOS R1は比較的小さな顧客にとっては非常に強力なカメラだ。優れた縦グリップのあるデザインを特徴とし、市場で最高のEVFの一つがあり、非常に信頼性が高い。

「おそらくEOS R1は、その特化した機能が自らの足かせとなっており、EOS R1を試した多くの人々は、それより高い汎用性からEOS R5 Mark IIの方が有用な選択肢だと感じた。EOS R1はすでにEOS R3が足を踏み入れた領域をカバーしているようだ。とはいえEOS R1は、自らの役割において脅威的だ。ソニーのα9 IIIを除けばほぼすべてのカメラよりも速く撮影することができ、頑丈で信頼性が高く、長時間ノンストップで撮影できる。オートフォーカスは信頼性が高く、多様な被写体を追尾するのが得意だ。キヤノンは優れたスポーツ撮影用のレンズも製造しており、EOS R1はそれを最大限に活用している。」

(中略)

キヤノンの2024年の評価

キヤノンが最善の方向に進んでいるとは常に感じられないが、長年のカメラの大手は素晴らしい年を過ごした。EOS R5 Mark IIとEOS R1は素晴らしいカメラで、特にEOS R5 Mark IIは優れている。キヤノンの新しいf/1.4単焦点シリーズは、写真家にもビデオグラファーにも最適で、70-200mm f/2.8ズームは非常に優れているが、価格は高めだ。キヤノンの幅広いミラーレス戦略については議論の余地が多くあるのが、2024年が同社にとって非常に強力な年であったことには疑いの余地がない。今年のキヤノンの業績はAPS-C分野の開発が不足し制限を受けていることだ。APS-Cに関する今年の唯一の重要なニュースはサードパーティがRF-Sレンズを発表したことだった。

評価:A-

やはり指摘されるEOS R1

キヤノンの今年のカメラについての評価に関する記事が公開されています。上記は一部を引用したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

さて、記事では、今年のキヤノンはプロフェッショナル向けのカメラの年となったと指摘していて、EOS R1、EOS R2 Mark II、そして2台のシネマカメラを発売したことを挙げています。

そしてここでも指摘されるのがEOS R1についてですね。EOS R1は画素数が低く汎用性もないとしていますが、特定の用途に特化しているのでこれは仕方がありません。何度も同じ指摘がされていて(しかも同じ人が何度も)少し可愛そうになってしまいます。

それでも機能に関してはしっかりと褒められていて、スポーツ写真や報道向けのカメラとして対応できる範囲の幅が狭いとしても、その範囲に入っている人にとっては完璧なカメラだとしています。

EOS R5 Mark IIに関しては手放しで褒められていて、こちらは安泰という感じでしょうか?結果的にキヤノンの2024年はA-という評価になりました。同じ評価でニコンがB+なのでややキヤノンのほうが上という評価になるようですね。来年はどのようなカメラが登場するのでしょうか?

Nikon Z 9とEOS R1の主な仕様
Nikon Z 9EOS R1
イメージセンサー4571万画素 裏面照射積層型2410万画素 裏面照射積層型
エリア全域でのクロスAF対応
イメージプロセッサEXPEED 7DIGIC X + DIGICアクセラレータ
常用ISO64-25600(拡張32-124000)100-102400(拡張50-409600)
フォーカスポイント493点1053点
メカシャッター対応
動画(最大)8K 30p、4k 120p6k 60p、4k 60p
EVF0.5インチ 369万ドット0.64インチ 944万ドット
視線入力AF対応
背面液晶3.2インチ 210万ドットタッチ式4軸チルト3.2インチ 210万ドットタッチ式バリアングル
ボディ内手ぶれ補正効果6.0段中央8.5、周辺7.5段
連続撮影(電子シャッター)20コマ(4570万画素、RAW)
30コマ(4570万画素)
120コマ/秒(1100万画素)
40コマ(2410万画素)
メモリカードデュアルCFExpress Type B/XQDスロットデュアルCFExpress Type Bスロット
バッテリーEN-EL18dLP-E19
シャッター速度(電子シャッター)1/32000~30秒1/64000~30秒
シャッター速度(メカシャッター)1/8000~30秒
シンクロ同調(電子シャッター)1/250秒1/400秒
マイク端子対応対応
ヘッドホン端子対応対応
GPS対応対応
最大画像サイズ8256×5504ピクセル6000×4000ピクセル
測距可能輝度-7~19 EV-7.5~21 EV
バッテリー寿命700コマ530コマ
WiFi 6G対応
Bluetooth5.04.2
サイズ1340g、149×150×91mm1115g、158×150×87 mm
価格店頭予想約70万円前後キヤノン公式108万9000円

(source)PetaPixel

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 画素数が低く汎用性がないといいますが過剰多画素よりは汎用性高いと思います。

  • キヤノンはプロカメラマンに徹底してアンケート調査などを行い、最終的に2400万画素を決定したと思われます。
    なので、どうせ買わない層から何を言われてもノープロブレムでしょう。
    文句を言ってる人はR1が4500万画素で登場すれば黙ったのでしょうか?

  • 風景撮影などではやはり高画素は有利です。AIノイズ消しが有効に働くようになった今では、高画素の弱点も克服されつつあります。将来的にはフラッグシップも高画素化へと舵を切っていくのは自然の流れかと個人的には思いますね。実際、α1ⅡやZ9がスポーツなどの動体撮影にも対応できているので、今後のフラッグシップはこの方向で行くのでしょう。α9Ⅲをフラッグシップと呼ばないのもそのせいかと思います。

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