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オリンパス “フルサイズは万人向けでなく移行の計画なし”

1)フルサイズカメラを購入する人がオリンパス製品を購入する傾向があるとオリンパスは見ている(バードウォッチングや野生動物撮影)。

2)セミプロとプロフェショナル市場に焦点を当てていく。オリンパスはスマートフォンでは不可能な写真を撮影できる製品を提供していく。

3)オリンパスはもっと超望遠レンズを製造する予定だ。そして、その領域ではフルサイズカメラと異なりオリンパスのマイクロフォーサーズレンズは小さくハイクオリティになるだろう。

4)オリンパスはフルサイズは万人向けではないと述べている。すべての写真家は自分たちに何が大切なのか考えることが重要だ。

5)我々は異なるセンサーサイズのシステムを作る計画はない

(記事を一部意訳しています)

オリンパスへのインタビュー記事が掲載

Dpreviewにオリンパスへのインタビュー記事が掲載されています。それを要約したものを見つけたので、それを紹介します。インタビュー記事の全文を読むとわかりますが、インタビューされた人が米国オリンパスの人なのでアメリカ市場を念頭に置いて話しているようです。

というわけでレビューを読むとオリンパスはアメリカでのカメラの需要について、特に最近はバードウォッチング、自然動物の撮影とともに、いわゆる放浪者(世界各国を旅するような人)を対象に販売の力を入れていくようです。そのため望遠レンズの製造に力をいれていき、より特化していくような形になるようですね。そして実際に旅行時には小さいカメラがいいということでオリンパスユーザが増えているとしています。さらに野鳥撮影の分野などでもE-M1Xを利用している人が増えているそうです。

そしてオリンパスは米国でのフルサイズ市場は市場全体の18%で、アメリカではそれが増加するとみられているが、オリンパスはそうはならないだろうとしています。その理由がフルサイズは万人向けではないからということのようです。

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ニッチ戦略は成功するか?

レビューによればオリンパスはフルサイズには移行せずマイクロフォーサーズ市場にとどまるようです。いまはAPS-Cが圧倒的に売れていて、その次にオリンパス、フルサイズと続いています。オリンパスとしては、他社がひしめき合う市場に参入しても勝ち目はないと考えられるので、マイクロフォーサーズ市場にとどまる戦略なのでしょうね。

マイクロフォーサーズ市場にはパナソニックなどの競合他社がいますが、幸いパナソニックがフルサイズに注力しているので、マイクロフォーサーズへのリソースの投入は難しくなり、オリンパス優位な状況になるかもしれません。そして、マイクロフォーサーズ市場で優位な立場になれば、オリンパスにとっては経営的にもよくなるということになりそうですよね。

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鍵はさらなるイノベーション

今現在では、サイズと性能、価格とのバランスでAPS-Cが最も優れたバランスのカメラのように見えますが、マイクロフォーサーズがベストバランスになるには、センサーなどに何らかの新しいイノベーションがないと難しいのかな?と思いますね。

レビューにもありますが小型な超望遠レンズなどマイクロフォーサーズにしかない独自の何かと、さらなる技術開発による基本機能の向上で、ベストバランスをAPS-Cからどうやって一つ小さなセンサーのカメラにもってくるかが重要なのかな?と思います。

詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。

(記事元)https://www.43rumors.com/dpreview-interview-aki-murata-of-olympus-says-full-frame-isnt-for-everybody-more-telephoto-lenses-coming/

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 物理的な制約は利点でもあり、また同時に欠点でもありますので、オリンパスにはマイクロフォーサーズの持つ小型・軽量という利点を極めてもらいたいですね。

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