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危機的カメラ業界 キヤノン、富士、シグマが残り ニコン存続は五分五分の予想

キヤノンとニコンは主要なデジタル一眼レフ市場から去った。彼らの勝機は、今ではミラーレスにかかっている。このことは長い間証明されていない。キヤノンとニコンがカメラから離れて、どれだけ多様化できるかに大きくかかっている。高価なカメラを購入する平均的ユーザは、新型コロナウィルスのパンデミックにより大打撃を受けてしまった。社会的な行事、結婚式、長期休暇、旅行・・、それらがすべて元に戻るまでにはかなりの時間がかかることになるだろう。その間に、職業カメラマンはひどい状態を過ごすことになった。ソニーのFX9を購入できる立場の人はもちろん、2021年には仕事がある人はさらに少数になっていくだろう。2020年に起きたことは、すべての人から撮影する理由を奪い、そしてステイホームするさらなる理由を与えることになった。スマートホンもさらに良くなり続けるだろう。

・ パナソニックはLマウントカメラの販売方針を変えないかぎり、厳しい状況を進むことになるだろう。マイクロフォーサーズを軽視してフルサイズ市場に向かったことは間違いだったのか?NO。コントラストAFで5年遅れで参入したことが間違いだったのか?YES。
・ リコー/ペンタックスはオリンパスと同様な出口に向かうかもしれない。それはペンタックス製品にとって結果的に上手くいくことになるかもしれないし、完全に特色もなく終わるかもしれない。すべては経営陣の決定と、どれだけ投資できるかにかかっている。カメラ業界での一般的なカメラ市場で生き残ることはよく見えないが、ペンタックスがもしハイエンドな光学ファインダーを好むユーザの、クラシックなデジタル一眼レフの世界のライカになることができれば、それは有力なニッチ市場になるかもしれない。
・ニコンは主要な事業に大きな課題がある。彼らが生き残るのは私の見立てでは50-50だ。私は90%の確率で2025年にはカメラ市場の中で小さなプレイヤーになると確信している。ニコンがどのような舵取りをするのか見てみよう。それは今では確かな予測をすることは難しい。ニコンの経営陣は、ここ数年間うまく舵取りを行っておらず、それは良くないように見える。
・ミラーレスカメラはソニーの株主にとっては大して重要ではないと思う。残された市場の将来の可能性や成長性については十分ではない。ソニーはサムソンと同じことをするかもしれない。

私の意見では、このことからキヤノン、富士、シグマが長期的なカメラ市場の主要なリーダになり、ライカは現状のままになるだろう。

(記事を一部引用して意訳しています)

目次

危機にあるカメラ業界次に何がおこる?

EOS HDがカメラ業界の将来について予想しています。記事はもっと長文で詳細なので、全文は記事元リンクからご覧ください。

記事では各カメラメーカの動向ついて詳しく記述しています。キヤノンは主要事業はもうカメラから脱却すつつあるし、富士フイルムもワクチンや化学製品分野で活躍しており、ソニーはセンサーやその他の売上げがあり、シグマは先見の明のある経営者により運営され順調だとしています。ライカも基本的には現在と同じ道を進んでいくので安泰だろうとしていますね。

逆に、パナソニックはLマウントでうまくできておらず、厳しい市場なので会社経営そのものは良好だがカメラ事業は厳しい状況だとしています。そしてニコンは事業全体で厳しい状況で、ニコンにとってカメラ事業は小さくなるかもしれないとしていますね。

存続が五分五分のニコン

記事ではニコンについてかなり厳しい評価をしていて、ニコンがカメラ市場の中で生き残る確率は五分五分としています。読み方にょっては、ニコンの各事業がそれぞれ厳しいので会社の存続そのものが五分五分というようにも読み取れます。

現在、ニコンは3Dプリンタなどの精機事業や、今後は伸びしろがあるとみられる医療関連事業に参入していますが、それが主要な事業になるにはまだまだ時間がかかりそうです。そのため赤字が続くようであれば、会社の経営的にはかなり問題になるので、カメラ事業にかまっていられなくなるというオリンパスと同じ状況になる可能性は十分にあると思われますね。

そしてソニーに関してですが、ソニーはかなり大きな会社なので魅力的でない市場に見切りをつける可能性があるとしています。つまり、利益がでなくなったらソニーはミラーレス市場から撤退するという可能性があるかもしれないとしていますね。これは大胆な予測です。

そして、最後に残るのはキヤノン、富士フイルム、シグマだけになり、ニッチになったデジカメ市場で生き残るのはこれられメーカだけになるかもしれないとしています。確かにこれまでの流れをみると予測通りになる可能性もあるのでかなり心配になりますね。

個人的には新たなゲームチェンジャーをカメラに持ち込むしかないと思っています。仮にニコンが復活するとしたら、Zマウントを切り捨てて、新しい湾曲センサーを導入して、いまのミラーレス市場をガラガラポンしていちから新フォーマットを立ち上げるぐらいしかないのかな?という印象ですね。

(記事元)https://www.eoshd.com/news/camera-industry-is-in-crisis-what-happens-next/

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コメント

コメント一覧 (14件)

  • 富士フィルムってフルサイズ機をもってないじゃないですか。
    Xマウントでは口径が小さすぎるし、GFXではでかすぎる。
    APS-Cが機動性という点で銀塩時代のライカ判に相当するんだってのが公式見解ですけど。
    内心、やっぱりフルサイズ機も欲しいと思うんですよね。

    そこでどうするのか???
    Zマウントですよ。
    ニコフジ同盟ですよ・・・^^;
    ニコンはニコンで、APS-Cレンズを開発するためにリソース費やすのはタイヘンだし。
    Xマウント機を出したら良いんですよ。

    ああ、これ言うの4回目か。
    もうホントに言いませんm(__)m

    • FUJIFILMが中判というニッチな市場に飛び込んだのはXマウントがAPS-C専用だったからで、ハナっから35mm判は眼中に無かったでしょう。
      そして、それは今も変わっていない筈。
      でなければ、開発費が割高になる中判でわざわざ複数のモデルを用意する意味がありませんから。

      そもそも、協業する為には両社共に“win-win”の関係にならなければならないのに、青息吐息のNikonと組んだところで、FUJIFILMには何一つメリットがありません。

      かつては商品のOEM供給で少なからず持ちつ持たれつの関係が築かれていたとはいえ、当時とはあまりにも状況が異なります。
      もしNikonが協業相手を探すとなると、異業種以外の選択肢はないでしょうね。

  • 厳しい予測ですね。
    ニコンはカメラから撤退、ソニーは採算が取れなくなれば
    事業を手放すということはありそうです。
    Zレンズの幾つかは設計開発をコニカミノルタがやっているようで
    ニッコールブランドの継承などありえるかも。
    もしももう一度カメラを出したければですが、妄想です。
    ※特許情報でコニカミノルタ、ニコンで検索すると10本以上の
     レンズが出てきて実施例にZレンズと同じ物があります。
     また特許権者の上位がコニカミノルタですので企画がニコン
     設計開発がコニカミノルタ製造がニコンのように思えます。

  • センサー、EVFはほぼソニーの独壇場ですしセンサー工場は新工場建ててます。そんな簡単に撤退できるようなもんじゃないですしソニーで利益出せないならデジカメで利益出せるメーカーはいないと思います。

  • これってつまりカメラ市場がより縮小していくのは確実で、利益が全然見込めない状況になっても会社が存続しカメラ事業を意地でも止めないであろうメーカーがキヤノン、富士フイルム、シグマ、ライカっていうことですよね。
    しかしオリンパスですらカメラ事業を手放さざるを得ない事態にもなってるわけで、カメラ業界に歴史のあるメーカーといえども市場がどんどん縮小していけば手放したり終わりはいつだって来ると思います。

  • 富士フイルムは賢いのでフルサイズでキヤノンソニーと真っ向勝負せずに
    中盤とAPS-Cハイエンドに注力したので、ニコンと協業するメリットはゼロどころかマイナスです。
    負け組みマウントのZマウントなんて負債があるところと協業する必要性がないです。
    Zマウントを撤退してXマウントレンズ出すのならまだ望みはあるかもしれませんが、
    ニッチを付いて手堅く生き残る富士の経営方針と全方面横綱相撲経営のニコンがそもそも水と油なので相入れることはないでしょうけど

    • 価格コムの売上げは当てにならないとしても、APS-Cミラーレス機種の売上げランキングで、Z50はX-S10のみに負けているだけでそれ以外のフジフィルムミラーレス全機種よりランキングは上位です。

      また、Nikonは専用レンズが2本、一方フジフィルムはカラー違いを含めて43本です。
      なので、現状での健闘ぶりを見てもZマウントが負け組とは言い切れないと思います。

      むしろ、唯一大口径・短フランジバックのマウントシステムでシームレスにAPS-Cからフルサイズへと移行出来るZシステムは、大きな可能性持っていると思います。

  • どこが生き残るのかは未来のことなので誰にも分かりませんが、カメラ出荷数に比べてメーカー数が多すぎるので、このままですとオリンパスに続くメーカーは必ず現れると思います。

    これからも販売台数が見込めないのであるなら、各メーカーは1台あたりの利益を最大化する以外生き残る方法はないでしょう。

  • Zシステムは現状で未来がないです。今年が勝負の年でしたが飛躍したのはキヤノンと富士とシグマでした。
    とくに富士のシェアは急上昇しています。
    価格コムのランキングなんてあてにならないものより、主要カメラ量販店のランキング、BCNランキングでも富士がシェアを上げています。
    私も元ニコンユーザでしたが、D850を最後に富士とキヤノン R5 へ移行しました。
    X-S10も買いました。やはり今後もコンスタントにレンズが出ることが絶対条件です。Z-50に最低限パンケーキ単焦点、広角ズーム、便利ズームが出れば買おうかと迷いましたが結局いつまで経っても出ず、こんな開発ペースでは追いつくどころか置いていかれるだけです。
    唯一ニコンに期待するのはD880くらいです。

  • ニコンのカメラは売れていないというより、会社の体力を考え、カメラ事業をいち早く身の丈に合ったサイズにしたのだと思いますよ。
    キヤノンの御手洗会長は、一眼とコンデジ合わせて両方合計で500万―600万台まで下がると予想しましたが、コロナ禍による市場の縮小が予測以上に加速しています。
    https://newswitch.jp/p/19039

    1インチのコンデジも、スマホの複眼・HDR等を生かしたカメラに、追いつかれてきています。
    ニコンが早期に、DLの生産に見切りをつけたのは英断でした。
    ニコン1も尖った商品でしたが、1インチでレンズ交換するユーザーは多くなく、CXマウントの終了も正しい判断だったと思います。

    むしろ、富士フィルムは同じようなAPS-C機を何台も出していて、市場の縮小を考えると、危ないのではないでしょうか。APS-CはX-T4とX-S10、あとX-Pro3があれば十分。中判カメラがそれほど売れるとは思えませんし。

    ソニーはミラーレスが売れていると言っても、APS-Cを含めればキヤノンと同程度、一眼レフを含めればキヤノン以下です。
    縮小して行く市場下で、α9Ⅱ、α7RⅣ、α7SⅢ、α7Ⅲ、α7c、α6600、α6400、α6100+旧機種のラインアップを維持出来るでしょうか。スマホの進化で、今後1インチのRX-100シリーズも売れなくなるでしょう。

    カメラが本業のニコン、キヤノンとは異なり、ソニーとパナソニックはカメラが不採算事業になれば、株主が許さないはずです。その点は富士フイルムも同じです。

    • すでにカメラが不採算部門のニコンがソニーよりマシとは思えない
      本業がカメラだから赤字でも株主が許すとかあり得ません

  • 色んな所でソニー撤退予想に怒っている人を見かけますが、実際問題カメラ市場が衰退一直線な以上、傷が深くならないうちに撤退することはむしろ会社としては賢い選択です。
    数年前にサムスンがカメラから撤退しましたが、当時は日本企業に敵わないから逃げ出したのかと思っていました。
    しかし今にして思えば、あれはカメラ市場縮小の気配を察しての勇気ある撤退と言えるでしょう。
    カメラが全く儲からない状態になっても、キヤノン富士シグマは意地でも続けるんじゃないかというのがこの記事の肝ですし。
    なので仮にソニーが撤退したとしても、全く不思議ではないですしそれが敗北であるとも思いません。
    むしろ会社としては正しい判断をしたと讃えられるべきでしょう。

  • そもそもソニーはミノルタからデジタル一眼レフを引き継いでカメラに参入したので、カメラ事業が不採算ならばセンサー事業は残してカメラ事業を売却する事は十分あり得る。

    • 不採算なら撤退というのはどの会社もやらなければならないこと。
      ニコンだけは撤退しないというならそれは倒産を受け入れるということに他ならない。

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