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現金派がiPhoneで電子マネー生活をして気がついてしまったこと 完結編

■ はじめに

この記事は現金派がiPhoneで電子マネー生活をして気がついてしまったこと 前編現金派がiPhoneで電子マネー生活をして気がついてしまったこと 後編の後日談です。まずは、こちらをごらんになることをおすすめします。

■ クレジットカードの支払いは思ったより便利だった

前回、様々な検討をした結果、クレジットカードを利用することが最善だと思い、それからはクレジットカードメインの生活をしてきました。

使いすぎてしまうのかな?と思いましたが、クレジットカード会社の多くはスマホアプリを提供していて、そこで使った履歴を表示してくれるため、かえって何にお金を使ったのかの履歴が残り、後から見直すと、これを買うのは無駄だったとか、これをコンビニで買うよりスーパーで買うほうが安いのにという感じで、自分の消費に関する状況を後から確認できるのは便利だなと思いました。よく家計簿をつけると無駄な消費が減るよという意見を聞きます。家計簿をつけるのは面倒ですが、クレカであれば自動的に家計簿をつけるようなイメージになります。そういう意味ではクレカも案外捨てた物ではないなと思いながら利用していました。

そのため、基本的にはクレジットカードを利用していたのですが、残念ながらクレジットカードでは不便だなと思う瞬間が出てきてしまいました。

■ クレジットカードが不便なときもある

基本的にはクレジットで問題なかったのですが、いくつか問題を感じました。一つはサインが必要となる場合があること、そしてもう一つは暗証番号の入力を求められることがある場合です。そして最大の問題点はクレカを店員さんに渡すことでセキュリティの問題がでてきてしまう可能性があることです。

本当にごくたまにですが、一部の店舗ではクレカの購入でサインを求められます。現金のやりとりを簡略化するためにクレジットカードを利用しているのにサインを求められるのでは現金で支払うのと同じぐらいの手間になるためあまり意味が無いと思いました。店舗によってはクレジットカードを利用した明細に印鑑を押してくれる店舗もあったりして、それも手間になり必ずしも利便性が高いことばかりではありませんでした。また一部の店舗では必ず暗証番号の入力を求められたりもします。

さらに通常はクレカを店員さんに渡して対応してもらうのですが、コンビニなどでは自分でクレカを差し込み口に差し込んでICカードを読み取ってもらうなど、店舗によって対応が様々で面倒ということもありました。

そこで、やっぱり便利だなとなったのが、Quick PayやiDといった非接触型ポストペイの電子マネーです。Quick PayやiDは交通系ICカードのSuicaのようにタッチするだけでサインや暗証番号を求められることはありません。しかも、クレカと同じで利用したぶん後払いなのでチャージする必要がないので便利です。さらに、非接触型のICカードなので端末にかざすだけでいいので、店員さんにカードを渡すとか、カードを入れる場所がわからないといったことがなく、セキュリティ面でも安心ですし、使い勝手も優秀です。

そのため前回にも記述しましたが、自分はQuick PayとiDの機能が両方とも内蔵されているクレジットカードを新しく作成したので、それを使うことで落ち着きました。Quick PayとiDならサインも暗証番号の入力も要らないので便利ですし、レジの店員さんにクレカを渡さずに済みますのでセキュリティ的にも高まります。

そしてバスや電車に乗るときの支払いはスマホのSuica、店舗で商品を購入するときはクレジットカードのQuick PayかiD、もしくはクレジットカードそのものを利用するという感じでしばらくはうまく使うことができていました。

ですが、新しいスマホを購入することや、ポイントアプリの存在を知って、またいろいろ変わっていくことになります。

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■ iPhone XRを購入してみて

実はこれまでiPhone7を利用していたのですが、最近iPhone XRに買い換えました。理由は通信キャリアが、携帯代金と利用料金を別々に徴収する分離プランが導入されると聞いたからです。ということは、ひょっとしたら今後はスマホの端末代はほとんど値引きがない状況になるかもしれません。だったら、もうiPhone 7を利用している期間も長いし、販売奨励金がある今のうちに買換えたほうが端末代が安くなるからいいのかなと思った感じです。

というわけで、いろいろ探したのですが、そしたらドコモでiPhone XRの128GBが一括0円(実際には実質0円)で販売されているのを知り、MNPしてドコモのiPhone XRに買換えすることになりました。

そしていろいろ機能を試してみた結果、FaceIDがなにげに便利で、スマホのカメラを見るだけで自動的にロックが解除されるのが非常に便利だということがわかりました。

またWalletについてもサイドボタンを2回押してスマホを見るだけで、FaceIDにより認証され、自動的にiDまたはQuickPayによる支払いが可能になります。iPhone 7では指紋認証のTouch IDが必要でしたが、iPhone XRでは顔認証で済むため、iPhoneでのiDやQuickPayの支払いが格段に便利になった印象です。

そのためスマホでのQuick PayやiDの利用のハードルが少し低くなった印象を受けました。

■ ポイントカードより便利なポイントアプリ

さらに便利だと感じたのがポイントアプリです。

ポイントというと、Tポイント、dポイント、楽天ポイント、ポンタカードなどありますが、今はそれぞれのカードをスマホアプリという形で利用することができます。現在は一般的には各ポイントのアプリを起動すると、バーコードが表示されるので、それを各店舗のレジのバーコードリーダーで読み込むという感じで利用します。このポイントアプリを利用すると、ポイントカードを持ち歩くことなくポイントをためることが可能です。

なにげにこのポイントアプリが非常に便利でした。いちいちカード入れから各種ポイントを探す必要がなく、アプリを起動するだけでポイントカードを提示できるので便利です。またカードを持ち歩く必要がないので財布も軽くなるというメリットもあります。

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■ 便利なのは電子マネー+ポイントアプリ

スマホのポイントアプリを利用することで、スマホを提示するだけでポイントカードを提示したのと同じことになるわけですが、そう考えると支払時も同じスマホをかざすだけだったら便利なんじゃないの?というように思うようになりました。

その結果、例えばファミマで買い物をするときには、スマホを持ってTポイントアプリを起動しておき、購入時にレジでスマホをみせてポイントカードを提示、さらにそのままサイドボタンの2度押しでFaceIDで認証しQuick Payで支払いという流れが最もスマートだなという考えに落ち着きました。

こうすれば、ポイントカードもスマホで済むし、支払いもスマホで済むしスマホを提示するだけですべてが完結するので便利です。ただ、Quick IDやiDに対応していない店舗も多くありますが、それでもほとんどはクレジットカードに対応していますので、クレカの提示だけで済んでいます。

■ 電子マネーについての最終的な結論

結局はクレジットカードと、ポイントカードの機能をスマホに集約し、スマホですべてをまかなってしまうというのが最も便利な方法だと思いました。

大手のスーパー、ファミレス、コンビニ、ドラッグストアはもれなくTポイント、dポイント、楽天ポイント、ポンタカードなどに対応しておりスマホ提示で済みます。さらに支払いもQuick PayまたはiDに対応している店も多いのでスマホをかざすだけで済んでしまいます。そうなると、ポイントカードの提示と電子マネーの提示もスマホで済むQuick PayやiDが便利だなと思いました。

Suicaも便利なのですが、Suicaはチャージする必要があるので、QuickPayやiDの利便性にはかないません。ただし、公共交通機関のバスや電車などではSuicaしか使えませんし、一部の店舗ではQuick PayやiDは使えずにSuicaだけというお店もあるので、Suicaも併用して利用するのが便利だと思います。Suicaは事前チャージ式なので現金と同じで金額がなくなると使用できません。なので使いすぎてしまうのでは?と心配する場合にはSuicaメインで利用するのもいいと思います。

便利なQuick PayやiDの支払いですが、いちぶ使い方には注意しなければならないこともあると思いました。それはどのような注意点でしょうか?

■ Quick Pay、IDの注意点

一部の店舗には、Quick PayやiDの支払いに対応しているのですがレジと連動しない形で運営しているお店があります。

どういうことかというと、まずレジで金額が確定し、QuickPayやiDをかざす端末に金額を手入力して、スマホをかざして支払うというようなお店があるのです。

レジと端末が連動している場合には、レジで表示された金額を支払うということがわかりますが、レジと連動していない場合には、レジの担当者が端末にいちいち金額を入力するので、この担当者が間違った金額を入力した場合、間違った金額で支払ってしまう可能性があります。

なので、スマホを端末にかざす場合には、最初からかざしぱなっしにするのではなく、端末に表示される金額を確認してから端末をかざす必要があります。このあたりはスマホ決済の盲点かもしれません。確実に購入した金額を確かめてからスマホをかざすようにしましょう。

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■ Suicaの注意点

Quick PayやiDはFace IDで認証行うことで利用できるわけですが、Suicaの場合はエクスプレスカードに指定するとFace IDで認証しなくともSuicaで支払うことができます。

具体的に説明するとQuick PayやiDでは、iPhoneのサイドボタンを2回おし、そして使用者がiPhoneを凝視することで認証され、Quick PayやiDでの支払いが可能となります。それに対してSuicaでは、そのまま何もせずとも端末にiPhoneをかざすと自動的に支払いが完了します。

これはSuicaの場合は事前チャージ式なので、仮にスマホを盗難されても最低限の被害で済むため、このようなことが可能だと考えられます。Quick Payですとポストペイなので使いたい放題で使われてしまうからです。

このようにSuicaは認証がなく便利なのですが、一つ不便なことがあります。それは、かならずしもiPhoneをかざすだけで利用できない場合があるのです。

Suicaの場合はエクスプレスカード(認証なしでの利用できるカード)に指定すれば、かざすだけで支払いが完了するんじゃないの?と疑問に思いますが、実際にはSuica対応端末でもそれができない場合があります。それは、支払う端末によって優先的に利用できるカードが決定されているようなのです。

どういうことなのかというと、こういうことのようです。iPhoneのWalletには複数のカードを登録することができます。例えばSuicaとQuick Payを利用できるクレジットカードの2枚を登録することが可能です。このiPhoneを、何かしらの支払いのために端末にかざすとSuicaが選択されるのか、Quick Payが選択されるのは、かざした端末次第ということのようなのです。

なので最初からSuicaを選択してくれる端末ならいいのですが、Quick Payを選択してしまう端末だとQuick Payは認証無しで支払いすることができませんので、支払いができないということになってしまいます。この場合には通常のQuick Payの支払いのようにFace IDで認証したうえでSuicaを選択して支払いを行うという必要があります。

公共交通の端末では、ほぼすべてがSuicaといった公共交通系のカードを利用する設定になっているのでかざすだけで済むようですが、いちぶのSuica支払いができる自動販売機や、店舗ではSuicaを優先的に呼び出す設定になっていないこともあるので、そのような場合にはFace IDで認証してスマホをかざす必要があります。

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■ スマホのポイントカードアプリはちょっと特殊

最近はポイントカードもスマホアプリになっています。利用方法は、買い物時にポイントカードのアプリを立ち上げると、画面にバーコードが表示されるので、それを店員さんに提示するだけという仕組みです。

どういう仕組みになっているかというと、ポイントカードアプリに自分が所有しているポイントカードを登録すると、情報が引き継がれ、既存のポイントカードと同時にスマホをポイントカードとして利用できる仕組みです。ポイントカードの種類によっては、ポイントカードアプリからの新規発行も可能ですし、既存のカードの追加も可能です。

今現在、主なポイントカードアプリとしては、Tポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Dポイントに対応しているので、スマホにアプリをインストールすると、このアプリを持ち歩かなくて済むことになります(一部の店舗では実カードでしか対応できない場合があるようです)。

このポイントアプリを利用すると、ポイントカードの提示にスマホを利用し、さらに支払いもスマホでできることになりますので、すべてスマホで完結するので非情に便利な仕組みということがいえそうです。

ただし、一つだけ問題があります。以前、コンビニの店員が他人のポイントカードのナンバーを盗み見て、他人のポイントを盗むという事件がありました。そのためセキュリティ関係が厳しくなっており、単純に既存のポイントカードのナンバーがスマホ画面にバーコードで表示するようなシステムになっていないポイントがあります。

これらのポイントはポイントアプリを立ち上げるたびにネットワークに接続し、サーバから特定の番号を受信して画面上にバーコードを表示するようなことを行っています。つまりアプリを立ち上げるごとに異なるナンバーを表示することで、店員がナンバーを盗んでも利用できないような対策をしているわけです。

それはそれでセキュリティ的には高まっているわけですが、それではネットワークに接続していないと利用できないということになります。これでは、例えばネットワークに接続されていないiPhoneやデータ通信量を節約するためにモバイル通信をoffにしている人にとっては面倒で使い勝手が悪くなってしまいます。

幸い、ほとんどのコンビニ等では無料のWiFiを提供しているので、それを利用すれば問題ありませんし、もちろんモバイル通信の利用を制限していない人には問題ありません。

ちなみに、ポイントアプリを立ち上げるたびにカードナンバーが変わるのはTポイントと楽天ポイントです。PontaポイントとDポイントは、既存のカード番号をただスマホ画面に表示させるだけとなっています。

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■ 全体的な使い勝手のまとめ

クレジットカードは利用できる店舗が多く万能で便利なのですが、場合によっては暗証番号の入力が求められたり、サインまで求められたりして必ずしも便利とは思えない場合がありました。ですがQuick PayやSuicaであれば、そのようなことはないので、とにかく簡単に支払いを済ませることができます。

さらにQuick PayやSuicaは店員さんにクレカを渡さなくて済むのでセキュリティ的にも高まります。カード番号を盗まれるということがありません。

またスマホにポイントカードの機能を内包させることができるため、支払いもカードの提示のスマホで済むというのも、かなりのメリットということが言えそうです。

デメリットとしては、Quick Payが使える店舗は、クレジットカードと比較するとまだまだ少ないということですね。さらにQuick Payは公共交通機関の支払いには利用できないので、別途Suicaなどの交通系ICカードを利用する必要があります。Quick Payを利用できるお店は、ほとんど交通系ICカードを利用することができると思いますので、Quick Pay+クレカにするか、Suica+クレカというように使うかは非常に迷うところですが、チャージする面倒が嫌な人はQuick Payメインで、現金派はSuicaメインで利用するのがいいのかな?と思いました。

ともかく思った以上にスマホでの電子マネー決済は便利でしたので、いちど利用してみるといいかもしれませんよ。

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