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キヤノン EOS R8のDxOMark値公開 “裏面照射型センサー機に匹敵”

目次

EOS R8のDxOMarkスコア公開

DxOMarkがEOS R8のDxOMarkスコアを公開しています。どのような評価となっているのでしょうか?

それではレビューの内容をみてみましょう。

  • 総合的な性能
    • DxOMarkスコアは93
    • 2420万画素センサーでは全体で10位、キヤノンのセンサーでは3位。
    • 2000万画素のEOS-1DX Mark IIIも上回っている
    • EOS R5とR3よりわずかに下回っている
  • ポートレート(色深度)
    • 前面照射型なので色感度テストでは優れている
    • ISO 50-200でα7C、Z 6IIよりわずかに低く、ISO 400で同等
    • ISO 800から51,200まわずかに遅れをとる
    • ISO 25,600で14ビット最低画質基準を超え、α7C、Z 6IIに匹敵
    • ISO 102,400から204,800ではα7C、Z 6IIを凌駕している
    • どんな技術なのかわからないが前面照射型としては素晴らしい結果
  • 風景(ダイナミックレンジ)
    • 低中ISOで予想外に素晴らしい性能
    • ISO 100-400ではα7C、Z 6IIよりも幅広いダイナミックレンジ
    • IS0 50/100では他の2機種を圧倒
    • 裏面照射型センサーが強いのはISO感度中盤以降の高感度域
  • スポーツ(低照度ISO)
    • R8はISO 3295とZ 6IIと同等
    • ライバルの裏面照射型とほぼ同じであるキヤノンがセンサー技術を伸ばしていることがわかる
  • まとめ
    • 手頃な価格、コンパクト、強力な機能で旅行カメラとして理想的
    • 前面照射だが裏面照射に匹敵する性能

裏面照射型に匹敵

レビューでは、同等の画素を採用するカメラ、α7C、Z 6IIと比較する形でレビューが行われています。詳細なグラフなどもありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

さて、レビューによれば、EOS R8は前面照射型センサーを採用しているにも関わらず、裏面照射型のZ 6IIやα7Cと同等の性能になっているとして、キヤノンのセンサーに関する技術が向上していることに驚きを隠せないようです。

DxOMarkスコアは画素数が多いほど全体スコアが高めになるので、他の画素数のカメラとは比較にならないのですが、2000万画素クラスのカメラと比較するとメーカ全体で10位のランキングに入るそうです。

ただし、フルサイズセンサー全体として考えると、前述の通り画素数が多いほうがスコアが高くなる傾向なので、30位前後になってしまいます。この30位近辺には、Nikon D750、α9、Nikon D610のようなカメラがあり、一世代前のトップクラスだったカメラに匹敵する性能になっていると思います。

このあたり、もう5スコアぐらいの違いは目で見てわかるような違いではないので、DxOMarkスコアの低い高いなどは、個人使用であればまったく意識しなくていいと思いますね。むかしはベンチマーク結果に一喜一憂していた人も多いと思いますが、いまはもう十分な性能のカメラばかりで、センサーのベンチマークはあまり気にしていない人も多いのではないかと思います。

(記事元)https://www.dxomark.com/canon-eos-r8-sensor-test/

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 最近は裏面照射による有意差は殆どないかも知れませんね。
    色再現はセンサーの前に遮蔽物がない表面照射が有利ですね。
    裏面照射による光量アップは30%程度とどこかのデータで見たような気がします。
    実際、バッキングによる光の減衰で配線での遮蔽に対しメーカーが宣伝するほどの
    大きな差はないようです。
    また積層型を採用すれば/N比の劣化を招きより差が減るかもしれません。
    センサーの構造にこだわらずカメラの性格に合ったセンサーを使えば良いのではと
    思います。
    またメーカー毎及びセンサー毎のRAWの味付けも異なるでしょうから実写で判断するのが
    良いかも知れません。

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