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EOS R8レビュー “入門用として最適だが妥協点も多い”

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EOS R8レビュー

EOS R8のレビュー記事が公開されています。どのように評価されているのでしょうか?

それでは記事をみてみましょう。

EOS R8は、最近のキヤノンのカメラの中では最高性能ではないが、入門機としては優れた選択肢だ。上位機種のEOS R6 IIの高性能をほとんど備えながら、シンプルなパッケージとなっており、初めてフルサイズカメラに挑戦する人にとっても十分にわかりやすくなっている。小型で軽量で、取り扱いが簡単で、キットレンズを携帯しての旅行に便利だ。

しかし、カメラの愛好家の観点からみると、EOS R8はかなり妥協しているように感じられる。例えば、ボディ内手ぶれ補正がなく、電子先幕シャッターに依存し、ジョイスティックがないことに不満を感じるだろう。EOS R6 IIを所有している人にとっては、EOS R8は旅行用の素晴らしい代替機であり、ほぼ同等の画質を得られる。

EVFのとなりに目立つ静止画/動画モードのセレクターが配置されているEOS R8には、価格に見合った印象的な動画性能がある。10ビット、ノンクロップ4k 60pが得られるという事実は強みだが、欠点も感じられるだろう。短いグリップであれば同クラスの機種を圧倒しただろうが、バッテリーの寿命、記録容量、オーバーヒートによって、その素晴らしい仕様は現実的にはあまり役に立たないかもしれない。

EOS R8が何度も直面する最大の問題点は、バッテリー寿命の短さだ。機能や画質の面ではEOS R8は非常に競争力があるが、バッテリー寿命はクラス最悪だ。仕様上も、我々が実際に使用したときも、バッテリー寿命はこのカメラのアキレス腱となっており、集中的に撮影するとバッテリーの寿命が悪化する。α7Cや、Nikon Z 5のような競合するカメラでは、1回の充電で、最大2倍の画像を撮影することがでぎる。高性能ミラーレスカメラで、デジタル一眼レフのようなバッテリー寿命を実現している現代において、EOS R8は悪い意味での投げやりさを感じる。EOS R8を購入する場合は、予備バッテリーか、USB Type-C PowerDeliveryのモバイルバッテリーを購入しよう。

そしてRFマウントレンズの選択肢は素晴らしいものではない。R8はRF 24-50mmの沈胴式キットレンズでお金を節約できるとしても、(RF 35mm RF 85mmなどいくつかの手頃な価格の単焦点以外)は高価で、このような安いカメラを選択しても節約したお金と相殺されるかもしれない。

欠点を受け入れることができるのであれば、EOS R8は金額に見合った優れた価値を提供し、エントリーレベルのフルサイズカメラの性能の水準を引き上げている。

  • 好きなところ
    • 軽量でコンパクトなデザイン
    • カメラを始めるのに手頃な価格
    • 高画質
    • 電子シャッターで最大40コマ/秒の連写
    • 幅広い被写体検出モード
    • 素早く切り替えできる静止画/動画セレクター
    • 10bitと40k 60pのカメラ内録画を含む競争力のある動画モード
    • USB Type-C PD充電、マイク端子、ヘッドホン端子
  • 好きでないところ
    • とてもバッテリー寿命が少ない
    • オン、オフの電源スイッチが使いにくい
    • ボディ内手ぶれ補正がない
    • まあまあな動画のオートフォーカス
    • オートフォーカス用のジョイスティックがない
    • EVFの解像度が低い

バッテリー寿命短いのが欠点

記事にはさらに詳しいレビューや、サンプル画像がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

EOS RPまたはEOS Rの後継機種とみられているEOS R8ですが、低価格な上にかなり高性能であるようです。レビューによれば、EOS R6 IIとほとんど同じ性能で、同等の画質を得られることができるとしています。電子シャッターで40コマ/秒までの連写もできるし、AFも優れているようですので、とてもコストパフォーマンスの良いカメラと言えそうですね。

一方で、最大の問題点はバッテリー寿命だとしています。

そんなにバッテリー寿命が少なかったかな?と思ってEOS R8の撮影可能枚数を調べてみたのですが、EVF使用での通常時(省電力優先モードにしていないとき)最大で約150枚ということでした。確かに、これはちょっとと思うかもしれませんね。

普段の散歩のスナップ程度でしたら問題ないかもしれませんが、旅行などにいって1日の撮影ということになると連写をしなくても150枚ぐらいはあっという間だと思います。そして、飛行機、電車などを趣味で撮影していて、連写を多用している人は、最低でも1時間に1回は電池を交換しないといけないかもしれません。

なので、これらを許容できる人にはお勧めできるという評価については、非常によくわかるところですね。

しかし、この低価格でEOS R6 IIなみの高画質とAFがあるというのは非常に魅力的だと思います。

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(記事元)https://www.dpreview.com/reviews/canon-eos-r8-review

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • RPの時は非対応だったUSB給電が使えるので、モバイルバッテリーを携行していれば数値ほどの問題にはならないかもしれませんが、荷物が増えて軽量化の恩恵を損ねていますね。
    LP-E6系に変更していればかなりの英断だったとは思うのですが。
    あとは、やはり日本じゃ価格が優しくないですね。まぁ1ドル140円の今では妥当なドル円換算だと言わざるを得ないんですが……自分で買うならともかく、とても入門機として勧められる価格ではなく……

  • フルサイズ入門機としてはニコンZ5でも良さそうですがどうなんでしょう?
    価格もかなり安いです、モデル末期の製品でも良ければ EOS R の選択技もあります。
    何れも撮影枚数は300枚を超えます。
    AFや被写体検出は多少落ちるかもしれませんが通常使用には十分だと思います、

  • このクラス帯のカメラとしてはAF性能(特に被写体認識)が圧倒的だと思います。
    エンジンもR3以降のDIGIC Xを搭載しており処理能力もかなり高いです。ハード面の制約があるので最高性能は出せないながらもそのポテンシャルはあるので、それらを重視するユーザーにはウケると思います。
    とはいえ、電池が上位機と共用ではないこと、筐体がRPを踏襲している点がウィークポイントになって割高感が出ているような印象です。

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