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Nikon Z fには二つのコントロール類が足りない その操作系とは??

Nikon Z f
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目次

Nikon Z fに足りない二つのコントロール類

Nikon Z fには二つ足りないコントロール類があるとしています。どのようなコントロールが足りないというのでしょうか?

それではみてみましょう。

記事を書く前に、新しく発表されたNikon Z fは多くの点で私の期待をはるかに超えていたと言っておきたい。正直なところ、私はNikon Z fcがフルサイズになった以上のものを期待してなかった。少し大きいサイズで、ボディのプラスティック部分は減っている。EXPEED 7イメージプロセッサ、フォーカスポイント付近の手ぶれ補正システム、8段分の手ぶれ補正能力が搭載されているのを見たとき、私は、大変満足した。しかし、数週間前に一部の噂サイトが報じていた通り、Nikon Z fの背面には、私が慣れ親しんでいた重要な部品、サブセレクター(フォーカスポイントジョイスティック)がなかった。これは一部の写真家にとって購入しない決断となるだろうか?

(中略)

先月、Nikon Z fの流出した画像が公開されたとき、クリスと私はZ fの背面に明らかにいくつか欠けているものがあることを発見した。親指AFの利用者として、私はすぐにAF-ONボタンがないことに気がついた。クリスはフォーカスポイントジョイスティックが見当たらないことを指摘した。二人とも、ニコンがこれらの機能をプロフェッショナルレベルのカメラから省略したことに少し落胆した。

(中略)

Nikon Z fは明らかにレトロ愛好家だけではなく、プロフェッショナル写真家をターゲットにしている。新しく発表された仕様の多くは、確かにそう感じさせるものだ。Nikon Z fcの背面レイアウトをNikon Z fで再現することを目指していたのなら、それは成功している。しかし、Z 6やZ 7シリーズのユーザで、このカメラも自分の写真撮影に使用したいと思っている人にとって、人間工学的に悪い体験にならないことを願っている。

特に、Nikon Z fと一緒に他のニコンのカメラを使用している人にとっては慣れが必要だろう。このカメラで発表された新しい機能の一つは、EVFをのぞきながらタッチスクリーンで操作できる機能だ。ニコンはこの新機能をジョイスティックの代わりとして使ってほしいと考えている。

(中略)

長年、Nikon Z 6を使用してきた私は、これらのカメラとNikon Z fを日常的に切り替えることには実際の問題がある。プロのスポーツ写真家として、私は2008年に親指AFに切り替えた。それ以来、私は撮影に使用してきたすべてのデジタルカメラには専用のAF-ONボタンがあった。私の親指はカメラを手に取るたびに反射的にこのボタンに指を伸ばす。Nikon Z fにAF-ONボタンがないことは私が慣れなければならないことだ。

これは妥協だが、最後の手段としてAE-L AF-Lボタンを利用できることに満足している。私が使用したNion Z fcではこのボタンにAF-ONボタンの機能を割り当てることができたことを覚えている。ニコンがこの機能を取り去らないことを祈りたい。それでも、AE-L AF-LボタンはAF-ONボタンがある場所に配置されていないため、このボタンを使いこなすには練習が必要だ。

(後略)

記事は下に続きます

Z fの主な仕様

Nikon Z f主な仕様
センサーサイズ35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット
画素数2450万画素
センサークリーニングイメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得(Capture NX-Dが必要)
イメージプロセッサEXPEED 7
手ぶれ補正イメージセンサーシフト方式5軸補正
手ぶれ補正効果最大8段
高速連続撮影・低速連続撮影:約1~7コマ/秒
・高速連続撮影:約7.8コマ/秒
・高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒
・ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒
動画撮影・3840×2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p
・1920×1080:120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p
シャッター速度・シャッタースピードダイヤル使用時:1/8000~4秒(1ステップ)、Bulb、Time、X(フラッシュシンクロ)
・メインコマンドダイヤル使用時:1/8000~30秒(1/3ステップ、撮影モードMでは900秒まで延長可能)、Bulb
ISO標準ISO 100~6400
フォーカスポイント273点
EVF0.5型 約369万ドット
背面液晶チルト式3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル) 約210万ドット
メモリカードスロットSD/SDHC/SDXC UHS-II対応 microSD/microSDHC/microSDXC UHS-I対応 デュアルカードスロット
サイズ約144×103×49mm
重量約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)

Nikon Z fに足りないコントロール類とは

ThePhoblographerでは、Nikon Z fには二つの足りない操作系があるとしています。それが上記に記述されています。

足りない操作系とはなんでしょうか?それはフォーカスポイントジョイスティックはAF-ONボタンだとしています。フォーカスポイントジョイスティックとは、いわゆるAFポイントを操作するジョイスティックで、親指で上下左右や斜めに倒すことができるボタン状のスティックです。これを動かすことでフォーカスポイントやフォーカスエリアを移動させることができる仕組みです。

AF-ONボタンとは、そのボタンを押している間だけAFを動作させるというボタンです。日本では親指AFと呼ばれています。通常はシャッターボタン半押しでAFが有効になるわけですが、このボタンを押すとAFが有効になります。なぜ、そのようなボタンが必要なのかというと、シャッターボタン半押しでは、つねにシャッターボタンを押すごとにAFが有効になって動作してしまうからです。AFの有効/無効のボタンとシャッターボタンを別々にすることで、AFを有効にせずにシャッターを切ることが可能です。

親指AFを利用すれば、被写体にフォーカスを当ててから構図を決めるためにカメラを少し動かし(被写体をフレームの中央から外すなど)て、それからシャッターボタンを押して様々な撮影することができます。

というわけで便利に使っている人もいるわけですが、機能的な説明はさておき、Nikon Z 6の背面をみてみましょう。

Nikon Z 6IIの背面

このように、右手の親指の範囲内にAF-ONボタンとジョイスティックがあるのがわかります(AF-ONボタンの下)。

それではZ fではどうでしょうか?

Nikon Z fの背面

ジョスティックは省略され、AF-ONボタンはAE-L AF-Lボタンに置き換わっていますが、そのボタンはやや左側に移動していることがわかります。これでは親指から遠くて確かに使いにくそうではありますね。

ジョイスティックの代わりに背面液晶上で指をスライドさせることでフォーカスポイントを移動できるようですが、やりにくそうではありますね。左目でEVFを見る人は左側にスペースができて左親指で操作できそうですが、右目でEVFを見る人の場合、左親指はもちろん右親指が入るスペースがないように感じます。いずれにせよ右親指での操作はできなさそうで、ちょっと心配になりますね。

というわけで若干の心配があるわけですが、これは以前にも記述したとおり、Nikon Z 6の代替としてZ fを利用しようと思っているからそうなるのであって、そこは分けて考えなければならないのかなと思いますね。たぶんZ 6IIIは少なくともZ f以上の機能で、ジョイスティックもAF-ONもあると思いますので、それを待ったほうがいいと思います。

そのあたりは以下で記事にしているので、そちらからご覧ください。

そしてNikon Z fが人気で供給不足になっていることについて「ニコン Nikon Z fボディ/レンズキット供給不足を告知 想定以上の予約」にて詳しくお伝え。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • このカメラは操作を楽しむカメラなのだからアレが足りない
    コレが足りないというのはお門違いのような気がしますね。
    純粋に写真を楽しむならばZ6シリーズを選ぶでしょ。
    実際の所はZ6シリーズよりも下位にランクされるカメラなのかも
    しれません。
    Z6Ⅲが出てみない事には分かりませんがそう思います。

  • 色々な撮影方法がありますが、機材に合わせた使用、順応性も技術の一つだと思っています。
    これは楽器やスポーツ用品にも言えますね。

    私はスポーツカメラマンでもありますが、親指AFを使ったことがありません。また、効目は左目ですが、右手親指でタッチ操作をEVFを見ながらしますが何の支障も感じたことがありません。

  • 連投すみません。
    「親指AFを利用すれば、被写体にフォーカスを当ててから構図を決めるためにカメラを少し動かし(被写体をフレームの中央から外すなど)て、それからシャッターボタンを押して」
    普通にシャッターボタン半押しでやっています。

  • Dfを使用している者からするとZfの機能は夢の様です、あれも出来てこれも出来る。
    Dfが7年間あまり製造販売をしていましたが、Zfはファームアップしながらどれくらいの間製造販売をするのかを注目しています。
    まあ、最低一年ぐらいは市場の様子見と購入代金の確保、そして交換レンズの選定(26mmF/2.8、24-120mmF/4を検討中)です。ただZ6Ⅲ(仮称)が発表発売されると一気に購入予定が萎えるかもしれません。
    カメラは購入するまでが楽しいものです。

  • 正直ジョイスティックを搭載することはできたと思いますね。
    ただ意図的に搭載しなかったのだと思います。
    それは今後出るZ 6IIIやZ 5IIとの差別化やZ fのコンセプト的に必要ないと判断されたのでしょう。
    モダンな操作系が必要な人はZ 9/Z 8かZ 7III/Z 6III/Z 5IIを待つしかありませんね。
    Z fはモダン操作を求めて買う機種ではないことはパッと見でもわかることだと思います。
    しかしZ fを買ったユーザーからジョイスティックを搭載してほしいという要望が多ければZ fIIでは搭載されるかもしれませんね。

  • あまり詳しくないのですが、AE-L, AF-L を親指AFにカスタム設定して、タッチFnをジョイステック代わりにすればほぼ問題ないかと思います。

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