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Z 180-600mm f/5.6-6.3は開放から中央と周辺も際立ってシャープ

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Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRレンズレビュー

先日、発売されたZ 180-600mm f/5.6-6.3 VRのレビューが公開されています。どのように評価されているのか気になりますね。

Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは人気のレンズで、いまでも入手できないほど人気になっています。焦点距離の範囲が広く、価格も安いことから、非常に人気がでているようですね。S-Lineのレンズでないのですが、画質的な評価も比較的に好評のようです。

  • 口径食
    • 開放f値に設定すると隅に減光が生じるため後処理で補正する必要がある
  • 歪み
    • jpegとRAWの両方で焦点距離の両端で軽く糸巻き型の歪みがあるが顕著ではない
  • シャープネス
    • 180mm
      • 中心部は開放のf/5.6からf/16まで際立っており、f/22では回折の影響があり、f/32ではより顕著になる
      • 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいシャープで、f/5.6からf/16で最高の結果が得られる
    • 300mm
      • 中心部のシャープネスは開放のf/6からf/16まで際立っていて、f/22は回折の影響がわずかあり、f/32ではさらに影響を受ける
      • 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいシャープで、やはりf/6からf/16で最良の結果が得られる
    • 400mm
      • 中心部のシャープネスは開放のf/6からf/16まで際立っていて、f/22は回折の影響がわずかあり、f/32ではさらに影響を受ける
      • 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいシャープで、やはりf/6からf/16で最良の結果が得られる
    • 500mm
      • 中心部のシャープネスは開放のf/6からf/16まで際立っていて、f/22は回折の影響がわずかあり、f/32ではさらに影響を受ける
      • 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいシャープで、やはりf/6.3からf/16で最良の結果が得られる
    • 600mm
      • 中心部のシャープネスは開放のf/6からf/16まで際立っていて、f/22は回折の影響がわずかあり、f/32ではさらに影響を受ける
      • 周辺部は中心部とほぼ同じぐらいシャープで、やはりf/6.3からf/16で最良の結果が得られる

ニコンは一眼レフカメラとレンズのラインナップをミラーレスに置き換えるために全力を挙げて進んでおり、Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは2015年に発売されたAF-S 200-500mm f/5.6 E ED VRの置き換えに効果的だ。

このミラーレスバージョンは、f/5.6の180mmとやや広角になり、f/6.3だが600mmという有益に長い焦点距離を提供することでバージョンアップしている。

超望遠ズームはポートレートから野生動物、スポーツ写真まで、様々な撮影のシナリオと被写体を簡単に扱うことができるオールインワンのレンズを評価するカメラ愛好家やプロフェッショナルに長いあいだ人気があり、新しいZ 180-600mm f/5.6-6.3 VRはZシリーズのミラーレスユーザとって確かに条件を満たしている。

Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは間違いなく大きくて重いが、それはほとんどのプロフェッショナルやハイアマチュアの愛好家であれば、提供されるズームの範囲のために喜んで犠牲になるはずだ。また優れたビルドクオリティ、カスタマイズ可能なファンクションボタンとコントロールリング、そして耐候性も手に入れることができる。

その上、すべての焦点距離の絞り値で素晴らしい画像を生成するレンズを入手することができ、開放でも優れたシャープさ、超高速のAF、5.5段分の手振れ補正がある。そして1.4倍、2倍のテレコンを取り付けることによって、さらに長い焦点距離で撮影できる可能性もある。

もしZ 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sでは寄り足りないなら、Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは優れた代替レンズになる。なぜなら、それは50%長い焦点距離を提供し、さらに1.4倍と2倍のテレコンの両方を利用できるからだ。

ただし、100-400mmよりも500g重く、4cm長く、焦点距離の両端で最大絞り値が大きく、広角ではない。

従って、このレンズを選択することを正当化するためには、追加で得られる400-600mmの焦点距離から利益を得られることを確認する必要がある。

このレンズの最も魅力的な点は価格だ。このレンズは”S”の名称を持っていないかもしれないが、1799ユーロと約1000ユーロ安く、比較的お買い得なものとなっている。

AF-S 200-500mm f/5.6 ED VRはまだ1399ユーロで利用可能だが、FTZアダプタの追加費用を考慮すれば、それはあまり経済的な意味はない。時間の経過とともに価格は近づいていくだろう。そして、私たちは常にに可能であれば現行バージョンを選択することをおすすめする。

全体としてZ 180-600mm f/5.6-6.3 VRはポートレート、野生動物、スポーツ、副ションなどの被写体を撮影するための優れたオールインワンズームを求める人に強くお勧めできる。そして、財布を空っぽにすることはない。

評価の高いZ 180-600mm f/5.6-6.3 VR

Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRのレビュー記事がPHOTOGRAPHY BLOGで公開されています。上記はまとめ部分を引用したもので、詳細なレビューやサンプル画像がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

さて、レビューによればZ 180-600mm f/5.6-6.3 VRは、とても重いレンズであるがこの焦点距離の範囲を考えると仕方がないとしています。またビルドクオリティもプロレベルのレンズとして素晴らしいとしています。さらにAFは速く正確で、静けさも印象的と評価していますね。

しかも価格が安いのも魅力的です。国内では、Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRは最安値が約22万5000円になっていますので、購入のしやすさも魅力的かもしれません。人気が出るのも理解できるところですね。

さらにこのレンズでテレコンを利用してみたレビュー記事を「Z 180-600mm f/5.6-6.3で2倍テレコン性能の大幅アップを実感」にて詳しくお伝え。

Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRの主な仕様
型式ニコン Z マウント
焦点距離180mm-600mm
最大口径比1:5.6 – 6.3
レンズ構成17群25枚(EDレンズ6枚、非球面レンズ1枚、最前面のレンズ面にフッ素コートあり)
画角13°40′-4°10′(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット)
9°-2°40′(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット)
焦点距離目盛180、200、300、400、500、600mm
ピント合わせIF(インターナルフォーカス)方式
手ブレ補正ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式
手ブレ補正効果:5.5段※CIPA規格準拠
VRモード:NORMAL/SPORT
三脚使用時ブレ補正:有り
最短撮影距離1.3m(焦点距離180mm)、1.36m(焦点距離200mm)、1.67m(焦点距離300mm)、1.94m(焦点距離400mm)、2.19m(焦点距離500mm)、2.4m(焦点距離600mm)
最大撮影倍率0.25倍
絞り羽根枚数9枚(円形絞り)
絞り方式電磁絞りによる自動絞り
最大絞りf/5.6(焦点距離180mm)、f/6.3(焦点距離600mm)
最小絞りf/32(焦点距離180mm)、f/36(焦点距離600mm)
※カメラの露出値設定のステップ幅により、最小絞り値の表示が異なる場合があります。
フォーカス制限切り換えスイッチFULL(∞~1.3m)と∞–6mの2段切り換え
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ)95mm(P=1.0mm)
寸法約110mm(最大径)×315.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量約2140g(三脚座リングを含む)
約1955g(三脚座リングなし)
付属品• レンズキャップ LC-95B
• 裏ぶた LF-N1
• レンズフード HB-109
• レンズケース CL-C6

MTF曲線

レンズ構成図

(記事元)https://www.photographyblog.com/reviews/nikon_z_180_600mm_f_5_6_6_3_vr_review

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • ただしAFが600mmでは遅くなるという声もあり、動体撮影では600mm F6.3や400mm F4.5+x1.4が有利ということなのでしょうか。
    それはSONY 200-600mmでも同様のことを聞きます。

  • ここでは400mmF4.5+1.4テレの組み合わせが好評ですが、さすがにマスターレンズがSTMの場合のテレコン運用はAF性能の低下が顕著でかなり使い難いと思われますし、動きの速い被写体ではさすがに180-600mmに分があるでしょう(理想はSWMのAF-Sの大口径単焦点か、VCMのZ400mmF2.8やZ600mmF4だと思いますが)。
    確かにテレ端側の速度低下は見受けられますが、描写+AF精度・速度等、総合的にみれば180-600mmをマスターレンズで運用が安定なのではと思いますね。

  • PHOTOHITOで作品を見ても写りは及第点ですね。
    多くの方が600mmで撮影されていますが明らかにピントが甘い作品も
    いくつか見られます。
    飛行機は良いですが鳥類は苦しいようです。
    価格コムでもAFの遅さは指摘されていますね。
    AFに使っているレンズの質量が大きいのかもしれません。
    AF用に強力な超音波モーターが必要です。
    ニコンは耐久性に優れる超音波モーターが作れませんでしたので外部調達
    したほうが良いかも知れません。

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