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ZV-E10 IIはどう進化した?? 前モデルとの仕様比較、新機能を徹底調査

ZV-E10 II
目次

ZV-E10 IIとZV-E10の機能の比較

ZV-E10 IIが発表されました。ZV-E10との違いは何かと思った人も多かったと思います。せっかくですので、ZV-E10 IIで何がかわったのか、仕様と機能についてまとめてみました。

それでは早速みてみましょう。なお、以下は仕様の違うものをすべて取り上げているわけではなく、主要な機能になります。また漏れや実際にはZV-E10にも搭載されている機能などもあるかもしれないのでご了承ください。

仕様上異なるもの

スクロールできます
ZV-E10 IIZV-E10
カメラ有効画素数静止画時: 最大約2600万画素
動画時: 最大約1990万画素
約2420万画素
イメージプロセッサBIONZ XRBIONZ X
HEIF (MPEG-A MIAF準拠対応
動画圧縮形式XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264、XAVC HS: MPEG-H HEVC/H.265XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264
音声記録方式LPCM 2ch (48 kHz 16 bit)、LPCM 2ch (48 kHz 24 bit) *1、LPCM 4ch (48 kHz 24 bit) *1XAVC S: LPCM 2ch
4k撮影モード59.94p (150 Mbps / 75 Mbps / 45 Mbps)、23.98p (100 Mbps / 50 Mbps / 30 Mbps)30p (60 Mbps / 100 Mbps) *1、24p (60 Mbps / 100 Mbps) *1
スロットSD (UHS-I/II対応)カード用スロットメモリースティック デュオ・SDメモリーカード用マルチスロット
測距点数静止画時: 最大759点 (位相差検出方式)、動画時: 最大495点 (位相差検出方式)425点 (位相差検出方式) / 425点 (コントラスト検出方式)
被写体認識AF人物、動物、鳥[静止画] 人物 (左右瞳選択可) / 動物、[動画] 人物 (左右瞳選択可) / 動物
測光範囲EV-3 – EV20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用)EV-2 – 20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用)
モニタードット数1 036 800 ドット921 600ドット
シャッター形式電子シャッター電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
シャッター速度静止画撮影時 (電子シャッター): 1/8000-30 秒、動画撮影時: 1/8000-1 秒静止画撮影時: 1/4000-30 秒、バルブ、動画撮影時: 1/4000-1/4 (1/3ステップ)、AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで
フラッシュ同調速度1/30 秒1/160 秒
レンズ補正周辺光量、倍率色収差、歪曲収差、ブリージング (動画)周辺光量、倍率色収差、歪曲収差
Wi-FiIEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4 GHz帯/5 GHz帯)IEEE 802.11b/g/n (2.4 GHz帯)
静止画撮影可能枚数液晶モニター使用時: 約610枚 (CIPA規格準拠)液晶モニター使用時: 約440枚 (CIPA規格準拠)
質量(g)(バッテリーとメモリカードを含む)約377 g約343 g
外形寸法約114.8 x 67.5 x 54.2 mm約115.2 x 64.2 x 44.8 mm

追加された新機能

  • 新型のセンサー
  • 従来比処理速度8倍の新型イメージプロセッサー
  • 10種類のクリエイティブルック搭載
  • 映画のような印象的な画づくりができるシネマティックVlog機能
  • 動画撮影時のブリージング補正に対応
  • S-Cinetoneに対応

違いのまとめ

基本的には新型のプロセッサを採用し、処理能力が向上したことと、ZV-E1などと同じプロセッサなのでZV-E1の機能を搭載することができるようになったのが大きいのかなと思いますね。

そしてZV-E10はメカシャッターがありましたが、ZV-E10 IIでは電子シャッターのみになりました。これによりフラッシュ同調速度が1/30秒にまで落ち込んだことで、数値からローリングシャッター歪みもかなり目立つカメラになるだろうことが想像されますね。動画の読み取り速度はどうなっているのかわかりませんが、6kオーバーサンプリングなどではローリングシャッター歪みは目立ちそうです。

動画に関しては4k30pまでだったものが、4k 60pまで撮影できるようになり、ブリージング補正機能も利用できるようになったため、便利に撮影することができそうです。

この他、電池がかわったことで 撮影コマ数が増えたり、WiFiが5Ghzに対応するなど嬉しい機能も搭載されています。また、最近はやりの写真の絵作りのためのクリエイティブルックも搭載されました。

そして価格に関しては大幅に値上がりし、ZV-E10 IIの店頭予想価格はボディが税込み15万3000円、レンズキットが16万4000円、ダブルズームが18万6000円となっています。ZV-E10発表時の店頭予想価格はボディ単体が7万8000円前後でしたので、2倍近く値上がりした計算になります。為替レートが異なるとはいえ、かなりの値上がりですね。

(記事元)ソニー

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • FX30の廉価版であり、α5000シリーズ、NEX-3シリーズの代替も兼ねているのでしょう。

    フラッシュを使う人も減り、LUMIX S9と同じで、メーカーはメカシャッターがなくてもあまり支障がないと考えているのでしょうか。

    レンズのPZ 16-50mm Ⅱや従来からある55-210mmは写りが良くないので、残念ですね。
    ソニーは、エントリー層は画質にこだわりがないと見切っている節もあります。

  • VLOGCAMとしてのコンセプトにより一層特化した印象です。バッテリーを強化して重くなった分、動画的にはあってもなくても変わらないメカシャッターを廃して吊り合いを取ったとか。
    それでも300ドルの値上げとなったのは、インフレに加えてセンサーやプロセッサーの価格ですかね? 求めてた人は歓喜でしょうね。一方、尖り方と相まって手を出すハードルは少し高くなったかもしれません。

  • 情けないですが、動画系が強化されたと言われてもピンとこずで。。。。なのでZ6Ⅲも動画強化の面も強いと言われているようですが、ピンとこずなわけですが、しかしZ6Ⅲはアメリカでは価格面でも評価されているようなので、やはりこのZV-E10Ⅱ型のドルでの結構な価格UPはどうなんでしょうか? こうなってくると妄想的ですが、Z50ⅡはZ50の860ドルから100ドルUPで、ZV-E10Ⅱに動画でそれなりに負けないぐらいには進化しているでいいのではないでしょうか(ボディ内手振れ補正無しで、EXPEED7)。当然ながらZ30Ⅱはそれより安い価格で出せますし。

  • α6700と同じセンサーでしょうから、電子シャッターでの読み出し速度はZV-E10よりはだいぶ速そうです。
    ZV-E10ではできなかった4K60p記録もわずかなクロップで可能になっているので、より動画向きになっていますが、メカシャッターがなくなり、価格もだいぶ上がってしまったのでファインダーレスの安価なAPS-Cカメラとして買うのは難しくなりましたね。

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