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EOS R1とEOS R3の決定的な違い それは妥協を許さないプロを対象にしていること

EOS R1
目次

EOS R1とEOS R3の違い

EOS R1とEOS R3の間には決定的な違いがあるようです。そしてそのことこそがEOS R1として発売された理由なのかもしれません。どういう意味なのでしょうか?

(前略)

2021年に発売された「絶対にフラッグシップモデルではない」EOS R3により、少し混乱している。これは現在までのEOS-1シリーズのミラーレス版として効果的に機能してきた。EOS R1はEOS-1シリーズのカメラに似ているだけでなく、同様にトップレベルの仕様で発売され、EOS-1シリーズの歴史的な価格帯にしっかりと位置づけられていた。

最終的に各企業は自社の製品をフラッグシップに指名する権利があり、キヤノンはEOS R1がそれであると明確にしている。しかしEOS R3が導入されてから3年間が経過していると考えると、競合他社が120コマ/秒を撮影できる市場で30コマ/秒から40コマ/秒へのジャンプアップなど、比較的小さなアップグレードだったことに対して一部の人々ががっかりすることは理解できる。

EOS-1シリーズのカメラで重要なことは、それがほぼ排他的にすでにEOS-1シリーズのカメラを使用している人々のために設計されたいるということだ。過去にキヤノンはEOS R3はプロフェッショナルと熱心な写真家を対象としている一方で、EOS-1シリーズは妥協を許さないプロを対象にしていると示唆していた。

(中略)

私はEOS R3が、EOS-1ブランドを完全にコミットさせることなく、視線入力AFのような技術の良いテスト機で、その結果、EOS R1がプロフェッショナルが使用したときに信頼性の高いバージョンとして登場するなら、その理論を理解できると思う。

(中略)

これまでのところEOS R1を使用した限りでは、撮影体験はEOS R3を使用するのと似ていると確信していると言える。主にEOS R3も視線入力AFを搭載しているからだ。しかしEOS-1D X Mark IIIのDNAは間違いなく存在し、カメラはEOS R3からは得られない重厚感と扱い慣れた感触がある。私は本当にそれを限界まで押し上げて、それがどのような性能を発揮するのか見るのを楽しみにしている。

(後略)

記事ではより詳細なレビューやサンプル画像などがありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

さて、記事ではEOS R1はEOS R3という存在があったため多少混乱しているが、EOS R1にはEOS R3にはないものがあるとしています。それが信頼性やより高い防塵防滴性能、仕事で利用しても決して撮影ができなくなることがないようなカメラに仕上がっていることだとしています。

キヤノンはEOS R3では防塵防滴性能があるとしていましたが、EOS-1D X Mark IIIと同等レベルには設計されていないと明言していたそうです。EOS R1にはそのような注釈はなく、EOS-1D X Mark IIIと同様に過酷に扱うことができるとして信頼性の高さが違うと述べています。これは些細な違いに見えるかもしれないけれども、撮影できるかできないかで収入が変わるような人にとっては些細な差ではないと指摘しています。

なのでEOS R1がどれだけ高いとしてもプロフェッショナルやメディア関係者、ジャーナリストであれば価格が高くとも信頼できるカメラとして購入することになるということのようですね。

またキヤノンはEOS R3をテスト機として販売していたのではないかと指摘もしています。EOS R3を実際に利用してもらい、それをEOS R1にフィードバックすることで信頼性、耐久性が向上しているのであれば、EOS R1がEOS R3と似ていることや、キヤノンの製品の販売の仕方なども理解できるようです。

というわけで、やっぱりEOS R1はジャーナリスト、プロフェッショナルなどで利用されるカメラとして開発されており、とにかく信頼性、耐久性が必要な人にとってはどうしても購入しなければならないカメラということで、こういう仕様になっているということを言いたいようですね。

そうなると万能選手というわけではないく、プロフェッショナルのことを前提にすると現在のような仕様に落ち着くということなのかもしれませんね。より万能で高性能なカメラが欲しいという人はEOS R5 Mark IIを購入するか、それに近い性能のフルサイズカメラを待たなければならないのかもしれません。

(記事元)DPREVIEW

Nikon Z 9とEOS R1の主な仕様
Nikon Z 9EOS R1
イメージセンサー4571万画素 裏面照射積層型2410万画素 裏面照射積層型
エリア全域でのクロスAF対応
イメージプロセッサEXPEED 7DIGIC X + DIGICアクセラレータ
常用ISO64-25600(拡張32-124000)100-102400(拡張50-409600)
フォーカスポイント493点1053点
メカシャッター対応
動画(最大)8K 30p、4k 120p6k 60p、4k 60p
EVF0.5インチ 369万ドット0.64インチ 944万ドット
視線入力AF対応
背面液晶3.2インチ 210万ドットタッチ式4軸チルト3.2インチ 210万ドットタッチ式バリアングル
ボディ内手ぶれ補正効果6.0段中央8.5、周辺7.5段
連続撮影(電子シャッター)20コマ(4570万画素、RAW)
30コマ(4570万画素)
120コマ/秒(1100万画素)
40コマ(2410万画素)
メモリカードデュアルCFExpress Type B/XQDスロットデュアルCFExpress Type Bスロット
バッテリーEN-EL18dLP-E19
シャッター速度(電子シャッター)1/32000~30秒1/64000~30秒
シャッター速度(メカシャッター)1/8000~30秒
シンクロ同調(電子シャッター)1/250秒1/400秒
マイク端子対応対応
ヘッドホン端子対応対応
GPS対応対応
最大画像サイズ8256×5504ピクセル6000×4000ピクセル
測距可能輝度-7~19 EV-7.5~21 EV
バッテリー寿命700コマ530コマ
WiFi 6G対応
Bluetooth5.04.2
サイズ1340g、149×150×91mm1115g、158×150×87 mm
価格店頭予想約70万円前後キヤノン公式108万9000円
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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 何か嫌な言い方ですね。
    まるで他のカメラ使ってるプロは妥協を許してるかのような言い方。
    プロは全員妥協なんて許してないんですけどね。プロですから。

  • なるほどね。R3は視線入力AFの実力を図るテスト機てすか…。
    そうなるとR3Ⅱはないという解釈になるのかな…。

  • EOS R1はポートレートや風景を撮るプロ向けではなく、管理人さんが書かれているように「ジャーナリスト、プロフェッショナルなどで利用されるカメラとして開発されており、とにかく信頼性、耐久性が必要な人」向けということでしょう。

    かなりニッチで一瞬に特化したカメラですが、レンタルでも良いので、野鳥撮影にも使ってみたくなりました。

ナタリア・ポクロンスカヤ へ返信する コメントをキャンセル

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