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キヤノンのDIGICアクセラレータは被写体認識とAF、DIGIC Xは現像を担当と判明

EOS R1
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キヤノンへのインタビュー記事

DIGIC XとDIGICアクセラレータがどのように使われているのかキヤノンへのインタビューの中で明らかになってきました。機能的にはどのような機能が割り当てられているのでしょうか?

Digic Accelerator チップは、EOS R5 Mark II および EOS R1 の大きな新機能の 1 つです。このチップの基本原理と、Digic X と Digic Accelerator の違いについて説明してもらえますか?

吉田智和: Digic Accelerator の主な利点は、速度と処理能力です。このようにして、1 秒あたり 40 フレームの速度であっても、画像処理に深層学習テクノロジーを組み込むことに成功しました。目標は、カメラの処理能力を向上させることです。

製造の観点から見ると、両方のユニットが同じチップ上に統合された単一のチップですか、それとも常に通信する 2 つのチップ (Digic X と Digic Accelerator) ですか?

吉田友和: これらは 2 つの独立したチップです。1 つのチップが 2 つの異なることを行うわけではありません。もちろん、依然として非常に効率的な Digic X プロセッサーを使用しています。

Digic Accelerator はその機能を向上させ、これら 2 つのボックスでさらに多くのことができるようになります。そのため、この新しいチップをシステムに追加することにしました。

Digic Acceleratorチップの役割はAIやDeep Learningと連携した処理に限定されるのでしょうか?

吉田智和:いや、それだけではありません。アクセラレータは、センサーから信号を受信する最初のチップです。他のタスクの中でもとりわけ、オートフォーカスと被写体検出を実行します。その後、Digic X が画像の現像を担当します。

DIGICアクセラレーターの仕組み

キヤノンとのインタビュー記事が掲載されており、そこでDIGICアクセラレーターの仕組みについて少しだけ述べられています。上記は記事を機械翻訳したものになりますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

インタビューによれば、DIGIC XとDIGICアクセラレーターは別々の独立したチップとなっているそうです。DIGICアクセラレーターはDIGIC Xの機能を向上させたもので、最初にイメージセンサーからデータを受け取るのがアクセラレータ側だと述べられています。このことからアクセラレーターからDIGIC Xにデータが流れていき、そのデータをDIGIC Xが画像にして保存していくという流れになっているようですね。

このことから被写体を認識する役目をアクセラレータが行い、データをRAWにしたりjpegにしたり、デジタル補正で処理したり色味を変更するのがDIGIC Xの役目ということになりそうです。

ブラックアウトフリーになっているのは、アクセラレータから直接EVFに流しているのか、もしくは被写体認識処理をせずに済むようになったDIGIC Xに余力ができブラックアウトフリーでEVFに画像を流せるようになったのかは、このインタビュー内容からはわかりません。

EOS R5 Mark IIの分解写真

上記はEOS R5 Mark IIの分解写真です。真ん中左側にある黒い長方形がDIGICアクセラレーターとみられています。また、その右側にある銀色の四角いチップがDIGIC Xとみられています。この配置からアクセラレータからDIGIC Xにデータが流れ、そして右側のメディアスロットにむかって流れていく様子がわかりますね。

さらに「EOS R1の解像度はバランスを考慮 高価だが価格差以上の価値がある」ではキヤノンへのEOS R1に関するインタビュー記事について詳しくお伝えします。

(記事元)photorend

Nikon Z 9とEOS R1の主な仕様
Nikon Z 9EOS R1
イメージセンサー4571万画素 裏面照射積層型2410万画素 裏面照射積層型
エリア全域でのクロスAF対応
イメージプロセッサEXPEED 7DIGIC X + DIGICアクセラレータ
常用ISO64-25600(拡張32-124000)100-102400(拡張50-409600)
フォーカスポイント493点1053点
メカシャッター対応
動画(最大)8K 30p、4k 120p6k 60p、4k 60p
EVF0.5インチ 369万ドット0.64インチ 944万ドット
視線入力AF対応
背面液晶3.2インチ 210万ドットタッチ式4軸チルト3.2インチ 210万ドットタッチ式バリアングル
ボディ内手ぶれ補正効果6.0段中央8.5、周辺7.5段
連続撮影(電子シャッター)20コマ(4570万画素、RAW)
30コマ(4570万画素)
120コマ/秒(1100万画素)
40コマ(2410万画素)
メモリカードデュアルCFExpress Type B/XQDスロットデュアルCFExpress Type Bスロット
バッテリーEN-EL18dLP-E19
シャッター速度(電子シャッター)1/32000~30秒1/64000~30秒
シャッター速度(メカシャッター)1/8000~30秒
シンクロ同調(電子シャッター)1/250秒1/400秒
マイク端子対応対応
ヘッドホン端子対応対応
GPS対応対応
最大画像サイズ8256×5504ピクセル6000×4000ピクセル
測距可能輝度-7~19 EV-7.5~21 EV
バッテリー寿命700コマ530コマ
WiFi 6G対応
Bluetooth5.04.2
サイズ1340g、149×150×91mm1115g、158×150×87 mm
価格店頭予想約70万円前後キヤノン公式108万9000円
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • この理屈ならアクセラレーター付いてないと認識もAFも遅いのか
    他の機種には今後付くのかなアクセラレーター

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