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Nikon Z6IIIはα7 IVの競合機種ではなくα7S IIIキラーのカメラだ

Nikon Z6III
目次

Nikon Z6IIIはα7S IIIとも比較されるべき

動画の技術はまだ改善できるが、静止画の技術はほぼ完成しており、今後も動画関連の機能が向上していく可能性があるようです。

Nikon Z6IIIについて、多くの興味深い話題が飛び交っているが、その理由の一つは、この価格帯の競合製品と比較して、ダイナミックレンジが若干低いことがある。これは主にニコン嫌いからきているもので、いつもの嫌味な連中だ。

最終的に彼らはこのカメラを全く異なった視点で見ている。それはソニーのα7IVの競合機種ではなく、α7S III「キラー」のカメラなのだ。

ソニーのファンボーイはこのようなことをよくやる。ニコンのカメラを誤分類して悪く見せようとしNikon Z8をα1ではなくα7R Vと比較し、今度はNikon Z6IIIをα7 IVと比較して、α7S IIIとの競争を無視している。

ニコンはソニーがやっていることを追いかけ、直接的に競争するためにカメラを製造しているわけではない。ソニーはファンボーイが信じるような「主役」ではない。これらのカメラメーカはみな少しずつ異なり、特定の特別なユースケースを持っていて、独自のスタイルで物事を進めている。他のカメラと直接比較するのは少し誠実さに欠ける。

(中略)

動画は主にメーカが引き続き改善できる分野だが、静止画に関しての技術はほぼ完成している。もし主に写真撮影が目的ならNikon Z7IIまたはNikon Z6IIを購入すればいいだろう。新しいカメラから得られるものはAFアルゴリズムの改善以外にはほとんどない。それももはやゲームチェンジャーにはなり得ず、贅沢なアップグレードに過ぎない。

(中略)

もしα7S IIIとα7 IVが子供を作ったら、それがNikon Z6IIIになるだろう。多くのソニーファンがこのタイプのカメラを求めていたが、それを実現したのはニコンだった。

Nikon Z6IIIはα7 IVやα7S IIIと直接的に競争をしているわけではないが、独自の特性を持つ特別なカメラだ。他のどのカメラとも異なる小さな獣と言えるだろう。

Nikon Z6IIIの動画性能向上は必然だったのか

記事ではNikon Z6IIIはα7S IIIとも比較されるべきだと述べています。上記の中略部分は、実際にZ6IIIとα7S IIIとを比較した内容になっていますので、興味のある方は本記事下部の記事元リンクから全文をご覧ください。

さて、今回の記事ではNikon Z6IIIはα7S IIIとも比較するべきで、α7 IVとだけ比較しているのはおかしいと指摘しています。もしα7S IIIとα7 IVを合体させたようなカメラを作ったらNikon Z6IIIになるとしていて、そう考えるとZ6IIIは本当の静止画と動画のハイブリッドと言えるのかもしれません。

で、今回この記事を紹介したのは、Z6IIIがどの機種と比較されるべきだということではなく、途中にある「静止画に関しての技術はほぼ完成している」の部分です。その部分を踏まえると、なんとなくNikon Z6IIIの性能やその価格について整理ができるのではないのかなと思いました。

イメージセンサーについて今後、フォトダイオードの面積がもっと増えるとか、それこそキヤノンが開発している光子そのものをカウントするセンサーが量産化されるなど、大きなイノベーションがないと裏面照射型センサーでは静止画の画質のこれ以上の向上は不可能かもしれません。

そしてメカシャッターがあればローリングシャッター歪みも気にならないという撮影しかしないのであれば通常型センサーで十分で部分積層型ですら必要がないかもしれません。そのため、センサーはNikon Z6IIのものでいいのでEXPEED 7プロセッサを搭載したカメラが欲しいと思っているが多いのではないかと思います(Nikon Z fがそれですがデザイン的に)。

しかし企業としては静止画の性能向上があまり期待できないとしたら、あとは動画性能に振るしかないわけですから、センサーを積層化し動画性能をもっと向上させた製品を発売しようと考えることも理解できます。そうなると必然的にNikon Z6IIから動画性能を大幅に向上させてNikon Z6IIIが誕生し、そして高めの価格になってしまったのも理解できるのかなと思いますね。

高速読み出しが必要なく動画の撮影もあまりしない人にとっては、Nikon Z fの現代的なカメラのデザインのバージョンを待つしかないわけですが、Z6IIからの進化でZ6IIIの動画機能を向上させたのは必然だったのかもしれません。

(記事元)alikgriffin.com

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • そうですね。
    私はα7SIVが出るとしたら2400万画素 (6k動画撮影ができる) になると予想しているので、そうなったらよりZ6IIIと比較の対象になるかもしれませんね。
    カメラの新製品が動画性能の向上の比重が大きいというのは前々から言われて来たのでZ6IIIは順当な進化に思えます。
    しかし価格帯も上がってしまったのでZ6IIの併売がいずれ終わるとしたら、やはりZfのモダンスタイル版 (Z5II?) が出てほしいですね。

  • 凄い論理の飛躍にも思えるわ
    静止画で限界だから動画に向いたとかアホかと言いたいわ
    まだ全然のZ6ⅢシリーズのAFがようやく実用的なレベルになっただけの話
    今までは積層センサーだからAFが良かっただけの話であって、メカシャッターでどうなのか特にZ6シリーズは背水の陣だった
    その前に出たZfが普通のAFになっただけにこれ以下のAFにはならないだろうとは予想したレベルに過ぎず、キヤノンなんかに比べるとまだ1周は遅れてると思うけどな
    それはソニーに対しても同じ
    まだよちよち歩きから卒業したレベルで、α7Ⅳとα7SⅢと合体したようなカメラだと言いたいが為に、こんなフザケた話を堂々としてしまうイタい外国人は程度が低い

  • Z6Ⅲ発表直前、「α7SⅣのセンサーが採用されている」という情報もありましたしね。
    正直低価格モデルでしかなかったZ5シリーズを新生させようとしている可能性もあると使っていて感じました。
    それぐらいⅡ型から様変わりしています。

  • 立ち位置的にはSⅲと近いかもしれませんが動画機としての完成度は雲泥の差があると思います(個人的にはスチル機としても…ですがこれは個々で重視する部分が違いますので何とも言い難い)。あくまでニコンのラインナップから見て…というのを前置きする必要があるでしょうね。
    というかスチル機としてもまだまだ改善する余地があると思いますよ。AF性能(被写体認識・ハイブリットAFの速度・精度)はもちろんですし、高感度耐性、スキャン速度、コスト面、どれを取っても他社の最新のBSIセンサー機に優位に立てているとは思えません。これもあくまで自社のラインナップでは飛躍的な進化ですが、他社を見渡せば優位に立てているとは言えないと思います。もっとも”シェアを追わない”という従来の方針に則るのであれば全然納得できます。が、実際はどうなんでしょうね。ユーザーの声を聞くことも大切なことですが、他社の動向、トレンドを調査することも重要なことのように思います。

    >>センサーはNikon Z6IIのものでいいのでEXPEED 7プロセッサを搭載したカメラが欲しいと思っている
    これはいずれZ5ⅱが解決してくれるのでは?Z fはあくまでエンタメ機ですから実用機は別で用意すると思います。

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