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RF28-70mm F2.8 IS STM開発者インタビュー “小型軽量低価格を目指した”

RF28-70mm F2.8 IS STM
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RF28-70mm F2.8 IS STM開発者インタビュー

キヤノンがRF28-70mm F2.8 IS STMの開発者インタビューを掲載しています。どのような開発経緯があったのでしょうか?この記事ではRF28-70mm F2.8 IS STMの開発者インタビューについて詳しくお伝えします。

「RFレンズ」も単焦点、ズーム等多数あります。焦点距離の近いところで言うと「RF24-70mm F2.8 L IS USM」や「RF24-105mm F4 L IS USM」等のレンズがありますが、Lレンズとも違うこのズームレンズの開発意図やターゲットについて教えてください。

福田 いまお話があったように、24-70mmには F2.8固定のLレンズがあります。このレンズはLレンズとして市場から高い評価をいただいている一方、お値段やサイズ・重さへのハードルが高いという声も聞こえていました。本商品は「F2.8固定のレンズが欲しいが、Lレンズには手が届かないというユーザーがいるのではないか」と考えたことが発案のきっかけです。
キヤノン以外のメーカーも、F2.8固定でコンパクトなズームレンズを発売されています。またミラーレス時代になりカメラボディがコンパクト化する中で、相性の良いコンパクトなF2.8固定のズームレンズを出すことによって、今まで「F2.8固定はいいけれど、大きくて重いよね」と、躊躇されていた方々に使っていただきたいとの思いでスタートしました。

野々村 この時点ではまだざっくりですが、最初に商品コンセプトの企画をする福田の部署で「こんな感じの商品が欲しいよね」という意向があって、私が受け取って具体的に商品化の目標を立てます。
まずは「小型・軽量で、F2.8固定を達成する」というのが前提なのですが、それをいかにお客様が購入しやすい価格で出すか、というところも重要なポイントです。できるだけ手が届きやすい価格を実現するために、開発部門がコストダウンを進め、同時に様々な技術的な工夫をしていったことで、魅力的なレンズにできたのではと思っています。

価格やサイズのハードルを下げた

インタビュー記事にはさらに詳細なインタビュー内容がありますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

さて、記事では開発が決まった経緯や、その過程で行われた技術的な開発などについて記述されています。まず開発の経緯については、f/2.8通しのレンズが欲しいがLレンズの価格やサイズがネックになっているこということで、より低価格でコンパクトなレンズを開発したかったということが開発の理由となっているようです。

その結果、沈胴式を採用し小型化が実現できたとしています。沈胴式は構造が複雑になるけれども光学的なデメリットはほとんどないようで、その分小型化に貢献しているようですね。さらに手振れ補正のユニットが小型化したこともレンズの小型化に大きく寄与していることも記述されています。

また最新設計であることから開放でも描写性能が高いとされていて、このあたりもメリットなようですが、沈胴式は伸縮させる必要があるので、すぐに撮影したいという用途には不向きなようです。しかし、通常は撮影したいときにはキャップを外して撮影可能な状態にしているでしょうから、特に問題はないと思いますね。

さらにキヤノン関連記事「キヤノン APS-C一眼レフ EOS 90Dの生産完了 レフ機残りは3機種へ」ではキヤノンの発売している一眼レフについて詳しくお伝えします。

(記事元)キヤノン

RF28-70mm F2.8 IS STMの主な仕様
RF28-70mm F2.8 IS STM

RF28-70mm F2.8 IS STMの主な仕様

画角(水平・垂直・対角線)65°~29°・46°~19°30′・75°~34°
レンズ構成12群15枚
絞り羽根枚数9枚
最小絞り22
最短撮影距離AF時:0.27m(28mm時)、MF時:0.24m(28mm時)
最大撮影倍率AF時:0.24倍(70mm時)、MF倍:0.24倍(70mm時)
フィルター径Φ67mm
最大径×長さ約Φ76.5mm×92.2mm(収納時)、112.4mm(28mm時)、138.9mm(70mm時)
質量約495g

レンズ構成図

MTF曲線

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 最近沈胴式がやたら嫌われてる風潮があるが、インナーズームの方が特殊な訳であって、あたかも沈胴式がイレギュラーみたいな扱いはオカシイし、その上キヤノンの技術者も沈胴式だから軽量化できたと殊更強調するのは間違ってる
    普通の事だから
    ISユニットの軽量化が今回の500g切る重量にIS付いても達成出来た話の比較として、USMのISユニットが引き合いに出されるのは不自然
    USMタイプのISユニットは元々重いんじゃないのかな
    もし比較するなら、RF24-105mmF4-7.1のISユニットと比較するべきだと思うわ
    それより軽くなってるなら今回の軽量化は称賛されるべきだが、既に4年前に達成出来たのなら、騒ぐ程の事でもない気がする
    MTF曲線見るとまあまあかな
    値段は15万切ってからが勝負
    18万8100円の10%引きでは辛うじて17万切るレベルでまだ2万は高い
    最初の半年間の御布施価格になるといいけど
    売れてても円高になって135円切ったら来年春のキャッシュバックの対象にして2万円設定希望

    • インナーズームと沈胴式を対比するのはおかしいかなと。インナーズームの対比相手は伸縮ズームですよ。
      沈胴式が一部の人から嫌われるのは、撮影前にロック解除が必要だからです。

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