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Nikon Z50IIは背面液晶スワイプでEVFを覗きながらフォーカスポイントの移動が可能

Nikon Z50II
目次

背面液晶のスワイプでフォーカスポイント移動が可能に

サイトをご覧の方からコメントをいただき、Nikon Z50IIでは画面モニターのタッチFn有効領域をスライドするとフォーカスポイントを移動できることが明らかになりました。

Nikon沼ハマったさん
2024年12月16日 17:27

>EVFをのぞき込みながら、背面液晶を指でスワイプしてAFポイントを移動させることができないことを指摘しているのだろうと思います…

この記事のライター様はじめYouTuberの多くの方が、勘違いやジョイスティックがないことをデメリットとしていますが、メニューf4「タッチFn」設定を「on」、機能「AF」を割り当てることによりEVFを覗いたままAFポイントを操作可能です。
Z9・Z8のサブ機として野鳥撮影用として購入した実機で確認しました。D5500、D5600で使っていて便利だと思っていたが初代Z50で省略されて残念に思っていましたが復活を喜んでおります。

しかも、かなり進化しておりタッチFnの範囲や縦位置・横位置の設定などなど細かいところまで設定可能となっています。
手袋するとダメですが、ぜひお試しいただきたいと思います。

タッチFnの設定で有効に

以前、レビューを読んでNikon Z50IIにジョイスティックがないことを欠点としてあげているレビューを紹介しました。その記事には背面液晶のスワイプでフォーカスポイントを移動できないかのような記述があったので、筆者もそう思い込んでいたのですが、実際にはスワイプでフォーカスポイントの移動が可能のようです。お詫びして訂正いたします。

上記のようなコメントをいただいたので実際にマニュアルを確認してみたところ、以下のような設定が可能であることがわかりました。カスタムメニューの「f:操作 > f4:タッチFn」から設定が可能なようです。

タッチFnの操作

ON]に設定すると、タッチFnの機能を使用できます。

タッチFnの機能

タッチFnの機能として割り当てられる機能は次の通りです。

割り当てられる機能内容
フォーカスポイント移動画像モニターのタッチFn有効領域をスライドすると、フォーカスポイントを移動できます。
フォーカスポイントを移動しているときに素早く2回タッチした場合の動作を設定できます。[フォーカスポイント中央リセット]に設定すると、中央部のフォーカスポイントが選ばれます。[フォーカスポイント絶対位置指定]に設定すると、タッチした位置のフォーカスポイントが選ばれます。
瞳の切り換えカメラが人物や動物の瞳を検出している場合に画像モニターのタッチFn有効領域をタッチすると、フォーカスポイントを合わせる瞳の左右を切り換えます。
ガイドライン表示画像モニターのタッチFn有効領域を一度タッチすると、ファインダーに構図用ガイドラインを表示します。もう一度タッチすると、ガイドラインの表示を終了します。表示するガイドラインの種類はカスタムメニューd16またはg14[ガイドラインの種類]で選べます。
拡大画面との切り換え画像モニターのタッチFn有効領域を一度タッチすると、フォーカスポイントを中心にして、設定した拡大率で拡大表示します。もう一度タッチすると、元の表示に戻ります。[拡大画面との切り換え]を選んでマルチセレクターの2を押すと、拡大率を選べます。
水準器表示画像モニターのタッチFn有効領域を一度タッチすると、ファインダーに水準器を表示します。もう一度タッチすると、水準器の表示を終了します。表示する水準器の種類はカスタムメニューd17[水準器の種類]で選べます。

タッチFnの有効領域

タッチFn機能を使用する場合に有効となる画像モニターの領域を設定します。カメラを横位置に構えた場合と縦位置に構えた場合の有効領域をそれぞれ設定できます。

ここに記述されているように、タッチFnの機能としてフォーカスポイントが移動できることが記述されています。

そして、タッチFnでは、EVFの撮影中でもスムーズにフォーカスポイントの移動ができることが記述されていることがわかります。

Nikon ZfのタッチFnの説明

充実のタッチFnで操作性が向上【NEW】

カメラをホールドしたまま、指のスライドとダブルタップで簡単に操作できるタッチFnを搭載。EVFでの撮影中もスムーズに、フォーカスポイント移動や瞳の切り換え、ガイドラインや水準器の表示、拡大画面への切り換えが行えます。誤操作を防止するために、タッチ操作領域を9パターンから設定できます。

というわけで、タッチ領域も変更できることからEVFをのぞきながら親指で画面をスワイプすることで、フォーカスポイントの移動ができ、それにより撮影が可能ということになりそうです。

ジョイスティックがないことへの心配は、この機能によってある程度は解消するかもしれません。ただ、実際に自分の思い通りの動作をするかどうかは実際に使用してみないとわからないところですので、実機を触ってテストしてみてから購入を決断したほうがいいと思いますね。

そして「Nikon Z50IIのAF性能はZ9に非常に近い スポーツ、野生動物撮影者に人気になる」ではNikon Z50IIのレビューについて詳しくお伝えします。

Nikon Z50IIの主な仕様
センサーサイズAPS-Cサイズ/DXフォーマット
有効画素数2088万画素
センサークリーニング
イメージプロセッサEXPEED 7
手ぶれ補正レンズシフト方式
高速連続撮影約11コマ/秒 ハイスピードフレームキャプチャ時約30コマ/秒
動画撮影最大4k 60p
シャッター速度メカシャッター:最大30秒~1/4000秒
ISO標準:100~51,200
フォーカスポイントシングルポイントAF: 209点 オートエリアAF:231点
EVF0.39型 約236万ドット
背面液晶3.2型バリアングルタッチパネル式液晶 約104万ドット
メモリカードスロットSD/SDHC/SDXC USH-II対応 シングルスロット
サイズ約127×96.8×66.5mm
重量バッテリー、 メモリーカード含む: 約550g

(source)ニコン

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (6件)

  • ”背面液晶スワイプでEVFを覗きながらフォーカスポイントの移動が可能”
    この機能自体は旧型のミラーレスでも可能なんじゃないかと思いますね。
    手持ちのパナソニック DMC-G5(2012年発売)もファインダーを除きながら
    同用の操作ができます。
    但し顔とボディの間に指は入れにくいので私はやりません。
    細かい機能を追加しても使いやすいかは別の話です。
    キヤノン、ソニー等も出来るんじゃないでしょうか?

  • キヤノンだとタッチ&ドラッグAFですね。たまに使いますが、やはり握った際の親指が自然に位置しやすいスティックの方が便利です。移動が遅い分微調整もしやすいですし。
    先駆者はパナのようでタッチパッドAF、調べた感じソニーはタッチパッド、OMはAFターゲットパッド、フジはEVFタッチパネル、で同等機能があるようです。
    Z50IIはZ50に比べEVFの出っ張りが減+バリアン化でモニターが若干出っ張ったことで、顔とモニターの間に指を入れにくくなっている可能性も。慣れれば気にならないかな?

  • 所有するルミックス機のタッチパッドAFのレスポンスやフィーリングは優秀です。
    記事を読む限りZ50Ⅱは測距点ドラッグも出来る様なので、是非他のニコン機でも対応して欲しいですね。持ってるZ5はタッチのみでドラッグ移動が出来ないのでジョイステックを使いますが、瞬時に移動させたい時には不向きですね。

  • 普通に十字キーでAFポイントを動かすのではだめなんですか?
    動きもの専科みたいな人は、やっぱりファインダーのすぐそばにジョイスティック状のものが欲しいんですかね。
    ファインダー覗きながら親指で液晶面なぞるんだったら(端っこまで届きます?(^^;)僕は十字キー使うけどなあ。

    • レフ機時代ならともかく、そもそもジョイスティック的なものはミラーレス機ではほとんど使われてないという認識ですね。動体は被写体認識で測距点が画角内でグルグル動きますし、構図を決めて撮りたい静物撮影か、レフ機のような操作感覚で使いたいユーザー向けのインターフェースのような感じだと思います。

  • 前回記事でコメントさせていただいた者です。
    タッチFnによるオートフォーカスについて詳しく掲載していただきありがとうございます。

    この機能はカメラによる被写体認識が重要なミラーレス機において、あくまで補助的なものであると承知しています。
    あくまでAF操作の選択肢が複数あるということをメリットとして捉えています。

    野鳥撮影では被写体が小さい場合や小枝の中の野鳥を認識できないような場合に(絶対領域設定on)タッチパネル領域をピンポイントでタッチすることでAFエリアを一瞬で移動できる点などジョイスティックに対する優位性もありそうです(未だ実証できていませんが)。

    この機能は、カメラにオートフォーカス搭載・測距点も当初真ん中一点から徐々に増加。それにともなって各メーカー苦労されているのだと思います。
    現行キャノンRシリーズの視線入力も大変興味がありますが、フィルム時代EOS5の視線入力に挫折、また当時キャノンのダイヤルによる測距点選択に馴染めず、メイン機材は十字キー・ジョイスティック搭載のニコンに鞍替えして現在に至っています。
    パナソニックが初とのことで勉強になりました。ニコンではタッチパネル式バリアングル液晶の世界最小・最軽量モデルとして 2015年2月発売のD5500が最初ではないかと思います。エントリー機の価格戦略やコンパクトな機種においてボタン・ダイヤルの配置は苦労するのだと推察されます。
    今後各メーカーの進化を楽しみにしています。

    最後に右眼ファイダーの私は、タッチ領域を右上に設定していますので、顔と親指の干渉は全く発生していない状況です。

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