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Nikon Z 9はソニーα1、キヤノン EOS R3を超えたのか??

目次

Nikon Z 9で気になった主な特徴

ニコンがNikon Z 9を正式発表しました。オンライン発表という形で発表されたわけですが、多くの人からは概ね好意的に受け取られていた印象です。あまりに多くの新機能や特徴があってなかなかまとめきれない感じがするのですが、とりあえず、現時点でわかったことをまとめてみたいと思います。

画素数は4571万画素で確定

ニコンのNikon Z 9製品ページの使用から、有効画素数が4571万画素であることは確定です。この画素数は前から噂されていたのと同じですね。

19種類の被写体を追尾可能

被写体の追尾能力については、これまでも噂がありましたが、Nikon Z 9は静止画と動画に関わらず世界最多の19種類の被写体検出が可能としています。その内訳は、人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機としています。

背面液晶は4軸チルト

これまで噂になっていた背面液晶については3軸チルトではなく、4軸チルトであることが明らかになりました。より稼働範囲が広がったということになります。

3Dトラッキング機能を搭載

一眼レフカメラで採用されていた3Dトラッキング機能をNikon Z 9で、Zシリーズで初めて搭載したとしています。さらにAIによるディープラーニング技術により被写体の検出技術が向上しているそうです。

遅延のないEVFを実現

EVFについては、これまでブラックアウトすることを擬似的に防止する従来のブラックアウトではなく、実際に被写体の動きをそのまま表示する本当のブラックアウトフリーに対応しているとしています。

そのシステムはReal-Live Viewfinderと呼ばれ、実際にメモリカードに保存する画像データと、EVFに表示するデータを別々に処理することで、ブラックアウトや表示遅延という問題を解決しているようです。これが4本目のティザー動画で主張したかった内容なのかもれません。

メカシャッターレス

そして、これも驚きですが、Nikon Z 7 IIと比べて12倍の高速読み出しが可能になったことで、メカシャッターが不要になり、ローリングシャッター歪みを極限まで低減させたとしています。そのためメカシャッターがなく、事実上、完全に無音で撮影できるというカメラになりました。

優れた連写性能

Nikon Z 9では、以前から噂されていたようにAPS-Cサイズの約11メガピクセルの静止画撮影で120コマ/秒を実現しているようですが、4500画素でも約30コマ/秒で撮影できる機能もあるようです(何かしらの制限事項があると思いますが、そのあたりはわかりませんでした)。

長時間録画できる動画性能

動画機能においては、8k 30pの内部記録で最長125分の録画に対応しているとしています。以前の噂では8k 60pということだったと思うのですが、このあたりはちょっと違ったのでしょうかね?

フラッシュ同調シャッター速度は最高で1/250秒以下

Nikon Z 9の仕様には、以下のような記述があり、シンクロ速度は最高で1/250秒以下は確定です

1/250秒または1/200秒以下の低速シャッタースピードで同調(1/200~1/250秒はガイドナンバーが減少)。1/8000秒までのシャッタースピードでオートFPハイスピードシンクロ可能

ニコンのフラッグシップに相応しいモデルなのか

というわけで、ざっと発表されたNikon Z 9の仕様を追ってみました。間違って解釈したり記述していた内容があったらごめんなさい。ただ、基本的にはこれまでの噂通りでありつつも、それを上回るような性能もあったりするのかなと感じています。

オンライン発表会で情報をシェアしている人では、かなり好意的な意見の人が多かったようで、実際にはレビューを待つ必要がありますが、ニコンはかなり頑張ったなというように感じています。

Nikon Z 9と同等の機種としてソニーのα1、キヤノンのEOS R3が発表されているわけですが、これらの機種と比較してNikon Z 9に関して皆さんはどう思いますか?対抗できる性能となっているのでしょうか?

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (12件)

  • 実売同じくらいなので、怒涛のR3キャンセル祭りが始まったりして……。

    冗談はさておき、これからダイナミックレンジやISO耐性、スペックではわからない制約など本当の性能が判明してくると思いますので、それまではどれが優れているのか何とも言えないように思います。

    >4500画素でも約30コマ/秒

    これはJPEGのみのようですね。

  • クラスは違えど、全て予想される範疇で感動のなかったα7Ⅳ(SONYオーナーとしては逆に静止画系の進化のなさに落胆)に対して、Z9は、大型で重いけど凄いと思わせる内容でした。魅力的なレンズも同時発売でNIKONが躍進しそうな気がします。NIKONがんばれ!

  • 初期Z6を購入して、地道にZレンズ揃えてきました。AFの遅さなどにイライラする事も多かったですが、いつかは素晴らしいボディが出ると信じてきました。Z9は早々に予約の予約を入れてましたが、100-400も買い確定です。

  • 噂通りで Z9 は圧倒的でしたね。
    α1 はサイズが小さいことで Z9 と棲み分けるでしょうが、
    R3 は発売前で画素数が少なくて Z9 より値段が高いことから、キャンセルも出てきそうですね。
    ソニーはα9IIIでキヤノンはR1で巻き返しを図るでしょうが、当分は Z9 の UNSTOPPABLE が続きそうです。

    ニコンは D6 後継だけでなく D850 と D500 の後継もメカシャッターフリーのミラーレスで準備していると思いますし、消費者も待っていると思いますがいつ頃になるのでしょうね…

  • シンクロ、1/250でガイドナンバー減少、って気になりますね。
    FP的に作動?そんな閃光時間長くないか・・・。
    メカシャッターと仕組みが違うのかな?

  • 背面モニターが上下右3方向ではなく上下左右4方向にティルトするのはいいですね。
    ただ左へのティルト角度が23°は少なくて残念に感じました。
    あと光軸からズレないティルトなのに微妙に中心からズレてるんですよね。

    メカシャッターレスが本当だったのは驚きました。
    ニコンは保守的なほうだと思ってたのでメカシャッターレスは全メイカーで後発になるかと思っていたらまさかフラグシップ機でいきなりやってくるとは。
    しかしメカシャッターレスなのに質量は約1,340gあるんですよね。
    EOS R3は約1,015g、α1は約737gなのでZ 9が一番重い。
    ちなみにD6は約1,450gなのでZ 9は110g軽いということですね。

  • ここ数年は他メーカーに押され続けており、ミラーレスの技術に対して懐疑的なニコンユーザーも多かったかも知れませんが、今回は力のあるところを見せてくれたように思います。

    カメラマウントはZ7,Z6系ともちろん一緒ですが、内部は全く別物に成っているかのような進化を感じます。

    ただし、使ってみないと感覚的な使用感はスペックだけでは判りにくいのも事実ですから、早く手に取ってみたい物ですね。恐らく、この点でも問題ないとは想像しています。

  • α1,R3と比較すると一長一短ですね。
    ローリングシャッターが全開になるのは1/200以下のようで
    それ以上の速度はハイスピードシンクロと同じでガイドナンバーは下がります。
    高速連写30/秒はキャプチャーなので8K30Pからの切り出しでしょう。
    恐らく3300万画素と思われます。
    ブラックアウトフリーは動画を表示しているので電子シャッターで
    あれば当然の機能でα1,R3も同様ですね。
    被写体認識は細かく分けすぎかな実質9種類でしょう。
    動画機能に関してはボディの大きさを生かした放熱性能が物を
    言っているようで素晴らしいです。
    でもこれだけの物が作れればソニー、キヤノンと同じ土俵で
    戦えますね。

    • 高速連写は条件付きですが約30コマ/秒で約45メガピクセルでした。
      申しわけありません、見落としました。

  •  すでについていけていないし、体力的に無理、買えないのでアレですが、色々と影響を与えそうな凄いZ9となりましたね。ニコンの一眼レフもこの先どうなることやら、また他社にもまずは価格という点で大きなインパクトを与えそうですね。しかし、グローバルシャッターとかもどうなのでしょう? 今後、出てくる必要性は無くなってきたのでしょうか? (シグマには申し訳ないですが)Foveonよろしく採用はされなくなる? センサーメーカーもどこでしょう? α1ではメカシャッター刷新でしたが、やはりソニーも今後は搭載しない方向でしょうか。キャノンもR1をどうする?(特に値段設定が)、また視線入力もZ9のAFの出来によっては、どこまで必要かの議論が出てきたりもするのでしょうか。
     これでニコンに期待したいのは、フレンドリーな方向にも舵を切ってほしいことでしょうか(レンズ他)。あとじっくり色々な方向から見るとデザインが個人的には今少しにも感じ、やはり今後のニコンのデザインを考えて欲しいです。

  • Z9はおろかR3さえ発売前の現状で勝ち負けを決めるのは不可能、というのはさておき、凄いものを出してきたのは間違いないですね。
    方向性がイマイチ不明瞭だったニコンもついにミラーレス全振り姿勢を製品で見せてきて、ソニー・キヤノンとの真の三つ巴勝負を始めよう、という強い意思を感じられます。

    あとは、困難でしょうけど初動の供給を延期などせず行うことと、この技術をZ7IIIなりZ8なりに幾らかでも落とし込んでミドルレンジの争いにも名乗りを上げること、でしょうか。
    特に供給は、価格設定的にZ7II/Z6IIに不満なのでと清水から飛び降りる覚悟で買うハイアマもいるでしょう。
    (それはそうと、きちんと利益確保できるのか心配にさえなる価格ですね……)

  • 出し惜しみ感もありますが
    Z7Ⅱや6Ⅱでメーカーに失望し寝返りましたが、
    まだF6も半年に一回は使っており完全にメーカーとは切れていないので
    昔のF5ジュニアのF100の様にZ9ジュニアが出て来れば、またニコンに戻ってきますよ
    久しぶりに凄くいい話で嬉しい限りです。

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