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ニコンの”サメ肌”フィルム 風力発電の効率向上に向け実証実験を開始

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ニコンの”サメ肌”フィルム 風力発電に応用

ニコンのリブレットフィルムが風力発電の発電効率向上に向けた実証実験に採用されることが明らかになりました。どのような効率向上が認められる可能性があるのでしょうか?この記事ではリブレットフィルムの実証実験について詳しくお伝えします。

株式会社ニコンは、風力発電の発電効率向上に寄与する、リブレット加工を施したフィルムを株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下「ユーラスエナジー」)に提供します。ユーラスエナジーは、ユーラス宗谷岬ウインドファーム(北海道)の風車のブレードにリブレット加工を施したフィルムを装着し、発電量の増加率の確認、装着箇所の耐久性、関連データなどの取得を行います。風車のブレードにリブレットフィルムを装着して発電効率の向上を目指す実証実験は日本初の試みです。

微細な凹凸で抵抗を軽減

ニコンのリブレットフィルムが風力発電の効率向上に役立つ可能性があるようです。なおアイキャッチ画像はプレスリリースとは無関係の風力発電のイメージ画像です。

プレスリリースによれば風力発電の風車のブレードにリブレット加工したフィルムを貼り付けることで、最大3%の発電効率の向上が見込める可能性があるようです。計算通りのこの効果があるかどうか実際にフィルムを貼り付けたものと、貼り付けないものを比較して検証しようということのようですね。

リブレット加工フィルムとは、フィルムの表面に微細な突起を作ることで摩擦抵抗を低減するのに利用されるフィルムです。航空機の翼などでも現在、実証実験が行われており、航空機の場合は2%の燃費向上に役立つ可能性があるそうです。

風で風車が回るわけですが、このときに空気を切り裂くように回るので、このときの空気抵抗を低減できれば発電効力が向上する可能性があるというところかなと思います。

発電効率がたった3%と思うかもしれませんが、フィルムそのものはそれほど高くないでしょうから、3%でも効率が改善すればかなりのメリットになるのではないかと思いますね。プレスリリースでは57基すべてに装着した場合、約1710世帯分の発電量の増加が見込めるのだそうです。

というわけですが、この技術は他にもいろいろ応用が利きそうなので面白い技術ですね。いろいろなところに貼り付けたくなるかもしれません。

さらに「次にニコンから発売が期待される製品 18-135mmシネレンズ Z50IIほか」ではニコンの新製品の噂について詳しくお伝えします。

(記事元)ニコン

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