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APS-Cカメラの画素数が多すぎる これは問題だ!!

EOS R7
EOS R7
目次

APS-Cの画素数は多い?

APS-Cセンサーの画素数が多すぎるという意見が公開されています。興味深いので紹介したいと思います。

それでは記事をみてみましょう。

現代のAPS-Cセンサーは、人為的に太らせたが、しかしながら通常より味が落ちる肉を消費者が食べることになるよう設定された牧畜工場の経営のように感じられる。EOS R7の3300万画素のセンサーと、富士フイルムがXシリーズのカメラで採用する4000万画素センサーはその典型だ。キヤノンの場合、優れたオートフォーカスがあるが、画素数はやや少ないものの高ISOの画質は、餌を与えすぎて足が折れるほど太った鶏のようにバラバラになってしまう。富士フイルムのAPS-Cカメラは、ディテールが際立っていて、美しい写真を得られるが、焼きすぎた肉のように劣化してしまう。このような肉を見てお腹が空くはずがない。以前のようにAPS-Cカメラは、もうそれほど良くはない。

過去10年間に登場したすべてのAPS-Cセンサーのカメラの中で、私が最高だと思うのは、富士フイルムX Pro3だ。このカメラは控えめな画素数を維持し、優れた人間工学的デザインを備え、シンプルに機能した。富士フイルムは、これを商業的な失敗と考えているが、私はその失敗が製品の使用方法に関するコミニュケーション不足に原因があったと思う。

今日に至っては、より多くの型にはまったお決まりで個性のないAPS-Cカメラを目にするようになった。それらすべてほとんど差別化されていない。しかも、ほとんどの場合、同じセンサーのバリエーションが使用されている。利益のために犬に子供を産ませる子犬工場のようなものだ。企業が利益を上げるようにしているとも言える。しかし、消費者はより優れた製品に支払いし、そして企業はどのように製品を改善するか工夫するものだ。そして、我々が目にしてきたのは、プライベートジェットに資金をつぎ込むテレビ伝道師のように、メーカーに買収され言葉を増幅させるインフルエンサーばかりだ。

APS-Cカメラの画素数はこの10年間でみられなかったほど多い。長年にわたり、1200万画素のAPS-Cセンサーがあった。1600万画素に増えたときに問題が発生した。そして2000万画素に再び増えたときも同じことが発生した。

(中略)

  • 最近のAPS-Cセンサーのカメラは、画素数が多すぎるという問題がある
  • プロセッサーには、これらのカメラにふさわしい速度と精度を与えるオートフォーカスアルゴリズムがない
  • ISO3200を超えると画質が劣化しすぎる。しかし、APS-Cカメラを使用する大きな理由は、高ISOの出力と、レンズの到達距離にある。
  • APS-Cは同じ部品を使用しているため、多かれ少なかれ同じカメラだ。これでは、どんぐりの背比べだ。
  • 我々にはもっと多様性が必要だ。そしてカメラメーカは写真がまだ消滅していないので、写真が消滅しつつある市場であると言うことができない。それは私たちの至る所にある。動画が本当に優れた効果を発揮するのはSNSだけだ。

メーカは、カメラが最近、絶対に必要なデバイスではなくなったことを認識する時が来ている。ほとんどの人は、その代わりにスマホを使ってすべてをより簡単に行うことができる。従って、メーカは多様性を受け入れる必要がある。

APS-Cの画素数は多い?

さて、記事は比喩的な表現が多いので、原文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。比喩的な表現が多いので上記はかなりの意訳になっています。

記事によれば、APS-Cの画素数が多すぎるという理由のほかに、同じセンサーのバリエーションが利用されていて個性がないということも同時に述べたいようです。そして、画素数にみあったオートフォーカスのアルゴリズムがないとも述べていますね。

画素数が多いとオートフォーカスの速度が遅くなり、精度が悪くなるというのは本当なのでしょうか?そのあたりは調べてもよくわかりませんでした。また同じようなセンサーを使っているというのは、イメージセンサーを製造するメーカも限られていますし、他社との兼ね合いもあるので似たような画素数になってしまうのは確かに仕方がないのかもしれません。

元記事を書いた人は富士フイルムのX Pro3が最高のカメラとしていますが、このカメラは2600万画素のセンサーを採用しています。なので、現時点では2600万画素までは記事の筆者も納得しているようです。3000万画素以上だと多すぎるのかなと認識しているのかもしれません。

APS-Cセンサーの画素数については、過去もいろいろと話題になりました。特に1600万画素になったあたりで、これ以上は多すぎるのではないか?という意見がでてきたように記憶しています。個人的には2200万画素でも特に違和感はなかった印象ですが、ファイルサイズなんかを考えると当時は1600万画素のほうが取り回しが楽だったように覚えています。しかし、いまはUSBもType-Cや3.2がでてきてデータの転送速度も向上しましたし、SSDが当たり前になりました。

そう考えるとまわりの環境や技術の向上でベストなものは変わってくるのかもしれません。

ただ、回折などの影響もあり、APS-Cで4000万画素というのはどうなのでしょうか?フルサイズが1億画素を目指しているように、APS-Cももっと画素数が増えていくのでしょうか?

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(記事元)https://www.thephoblographer.com/2023/07/23/aps-c-cameras-have-too-many-megapixels-its-a-big-problem/

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コメント

コメント一覧 (8件)

  • R7の3200万画素は確かに多いと感じます。
    それに加えてRFの超望遠レンズはテレ端F値が暗いものが多く、SSを稼ごうとするとISOがあっという間に跳ね上がりノイズとの闘いになってしまいます。

    超望遠撮影ではクロップ効果とレンズと合わせて装備をコンパクトにする目的でAPS-C機が重宝されますが、その代償として暗所性能を犠牲にすることになります。
    各社フルサイズ機の高画素化が進み、ユーザーも高画素→なんでも綺麗に撮れるという認識が広がって高画素ニーズが強まっているのかと推察します。しかしAPS-Cに関しては元々小センサーで高感度耐性が低いのに、これ以上高画素化に進むのは、良い傾向には思えません。

    あと暗所性能という話題になると決まって、ノイズ処理ソフトとなりますが、処理できるノイズにも限界があり、失ったディテールが復元出来るわけではなく、ナチュラルな描写はなかなか得られないのが現状です。

    もちろん高画素機としてフジのX-H2のような4000万画素センサーがあってもよいですが、あくまで一つの選択肢としてで、暗所性能を鑑みれば2000〜2600万画素程度がAPS-C機のスタンダードであって欲しいと思います。

  • APS-Cをメインに据えてる富士フイルムは8k動画のためにも40MPのセンサーを出す必要があったのだと思います。
    ただ今のところX-H2とX-T5だけですし、キヤノンの32MP機も90DとR7だけで、その他各社のAPS-C機は20MP台が多いので画素数が多すぎる状態になってるとは思いませんね。
    たしかにAPS-Cでも12MPくらいの機種があってもいいですが商売として成立するのか、FFでも20MP台の機種が多くそれ以下の画素数は12MPのα7Sシリーズくらいしかありません。
    MFTでも低画素機はGH5Sくらいしかなく他は20MP台がほとんどです。

  • 動画機としては分かりませんがスチル機としてみた場合、回折現象による解像度劣化を踏まえるとAPS-Cは2600万画素が限界だと思っています。
    画素ピッチでいうとR7は約3.3μmで、フルサイズに直すと約7700万画素になります
    (X-Pro3の方は3.7μmでフルサイズ約6100万画素)。
    立派な超高画素機です。
    用途として絞っての撮影も多いAPS-C機において、支障が出る高画素路線は見直したほうが良いと思います。

  • 目的に応じて様々な考え方があって良いと思いますが、私は高画素歓迎です。といっても、フルサイズ換算で9,000万画素が限界かとは思いますが。
    私のスマホカメラは6,400万画素です。これを等倍で見るととんでもない酷い画質ですが、スマホ画面で見る分に圧縮するととてもディテールがあり、ノイズレスです。

    4500万画素のEOSR5と2400万画素のEOSR3を同じ2400万画素で比較すると、圧倒的にR5が綺麗です。ノイズ感はほぼ同等、ディテールやキレが全く違います。
    富士も4000万画素機の等倍画像は見られたものではないですが、2600万画素に縮小すると、S10よりもはるかに綺麗です。
    望遠効果目的では高画素APSC機の等倍画質は使う気にはなれません。せいぜいフルサイズ換算で4500万画素が限界だと思っています。

  • スマートフォンでは2000万画素の製品もありますしどうなんでしょうね。
    発色はメーカーの色作り次第なのでどうにでもなるような気がします。
    ドーズの限界やレイリー限界から計算しても面白いかもしれません。
    レンズテストではカメラ本体が高画素機の方が良い結果が出ますね。
    EOS 5Dsでの結果では EOS 5D Mark III よりもかなり良くなったりします。
    このような話はフルサイズが1000画素になった頃から限界だと言われて
    いましたがいつも裏切られますね。
    画素数が多ければ補完補正で高画質に出来ますが少なければ出来ません。
    またセンサー自体がメーカーによって特性が異なるはずなのにサイズ、構造と
    画素数が同じであれば似たような特性を持っているように解釈されているのが
    不思議です。
    素材や集光レンズの形状などでかなり特性は変わると思いますが???

  • APS-C機はレンズも廉価なものが多いので、画素ピッチがフルサイズ7000万画素相当以上では、ほとんどは十分に解像しないでしょう。それに高感度ノイズも酷くなります。
    現在のレンズ技術、センサー技術のもとでは、APS-Cは2000万画素代で十分と思います。10年後はわかりませんが。

  • 高画素機は、
    階調が良いとか、ノイズの1ピクセルが極小なので目立たないとか、
    また、ハイエンドAPS-Cカメラを選ぶ人は野鳥や航空機撮り屋さんが多いため、トリミング耐性も重要視されるので、
    むしろAPS-C高画素機信者は多い印象があります。
    (ノイズが目立たないと言うことは、個人的意見は、
    眠くなりやすく解像度で誤魔化してる時点で、低画素機とパッと見、かわらないのでは?と個人的に思うのですが)
    高画素機信者が多く、またニーズがあるし、実際売れているのし、
    高画素機が売れなくならない限り、また、
    高画素機の限界はセンサー技術の底打ちとレンズ解像度の限界になるまで、
    またまだ伸び代が見込める現状では、このまま高画素化流れは続いていくと思います。

    個人的にはAPS-C機のラインナップとして、a7Sやa7Rのような2ラインナップとか揃えてくるとは思えないため、
    理想としては、スマホで採用されているピクセルビギニング技術をAPS-C機にこそ採用されて、ユーザーが低画素か高画素かを1台で自由に選べるラインナップ

    …が個人的意見としての理想とずっと思ってるのですが…。

  • X-H2使ってるけど、写真綺麗だよ!
    回折?とか暗所とかは良くわかんない。気にした事ないから

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