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Z 8ストラップ取付け部問題は設計上の欠陥??との観測

Nikon Z 8
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Nikon Z 8のストラップ取付け部問題

Nikon Z 8のストラップ取付け部問題は設計上の問題にあるかもしれない、そんな記事が掲載されています。どういうことなのでしょうか?

それでは記事をみてみましょう。

本日、ニコンはNikon Z 8のサービスアドバイザリーのページを更新し、以前に報告したストラップ取付け部の問題の修理について書き加えた。すべてのNikon Z 8所有者は、サービスアドバイザリーの指示に従って、影響のあるカメラかどうかを確認する必要がある。たとえ、以前にNikon Z 8のレンズマウントの問題について確認していたとしてもだ。ニコンのページでは、すでにマウントの問題についてサービスを受けたカメラを認識しており、2回目の提出時にその問題を再確認することはない。

私の机の上には2台のNikon Z 8があるが、シリアル番号が10,000離れており、後者はアメリカで最近出荷されたものだ。両方ともストラップ取付け部の修理に該当した。従って、私の推測では、このサービスアドバイザリーは恐らく、これまでに出荷されたすべてのカメラに影響する。

ニコンのアドバイザリーの次の言葉は興味深い。「この問題は、Nikon Z 8のストラップの小さな穴が強い衝撃や連続的な強いストレスなどの条件にさらされた場合に発生する可能性がある」。これは、少なくとも私が確認できた報告の一つと合致しない。私は輸送中の振動も引き金になる問題かもしれないと疑っている。これらのことと、影響を受ける製品数から、製造上の欠陥ではなく設計上の欠陥を指し示しているように思える。

(中略)

最後に責任について。私が何度も指摘してきたように、ニコンは自らの責任において問題を解決している。ニコンに対する多くの悪意、つまりこの問題に素早く対処しなかった、粗悪な製品を作った、対応が悪い、カメラが作られている場所に関する排外主義的な反応もかなりある。

私は一般的にニコンの擁護者ではないが、これを読んでいる多くの人がご存じの通り、今回の件でニコンは私が予測した通りに行動した。ニコンは影響を受けた数台のカメラを新しいものと交換し、調査のために日本に送り返し、問題の原因となる可能性があるものを特定し、それを対処するための計画を立て、実行し、サービスアドバイザリーを発表した。これは、短時間にできることではないし、私は企業に実際の問題に対して、すぐさま対処することを望んでいるわけではない。ニコンは責任ある行動をしたのだから、私たちは彼らのその点は評価する必要がある。

とはいっても、この問題は出荷前に発見されるべきものが、ニコンをつまずかせた最初の例ではない。過去10年間にD600のシャッター問題、D800のフレームとフォーカスの問題、D750のミラーボックスの問題がすべてリコールが必要なレベルだった。それらは過去のものだと思っていたが、どうやらそうではないようだ。これは品質保証の問題だ。ユーザがカメラ会社に新しい最先端の製品を生産するよう圧力をかけ続け、想定される反復期限が過ぎると文句を言うことはどうにもならない。

すべてのZ 8に影響か

記事によれば、筆者は2台のNikon Z 8を所有しており、そのうちの1台は最近購入したもののようです。シリアルナンバーが1万ほど離れているということで、このことから世の中に出回っているすべてのNikon Z 8がリコール対象になっているのではないかと予想しているようです。

また、この原因について、ニコンはストラップ取付け部に強い衝撃がかかったり、長時間の力が加わったときに発生する問題だとしているようですが、この筆者が知っている範囲ですと、これに当てはまらない事例があるとしています。そのため、輸送中の振動でも外れてしまう可能性も考えられると述べています。

これはどのような意味なのでしょうか?恐らくですが、製品の箱を開封してストラップを取り付けてすぐにストラップ取付け部が外れてしまったり、箱を開封したらすでに外れていたといった現象、またはそれに近い現象があったという報告を聞いたのではないかと思います。なので、強い衝撃を加えていないのに外れてしまったため、ニコンが述べている原因と合致しないということを述べたいのかなと感じました。

そして、これらの現象や、リコールされる製品がNikon Z 8すべてと考えられることから、これは製造上の問題ではなく設計上の問題ではないかと考えているようですね。

実際にはどうかわかりませんが、少なくともNikon Z 9では発生しない問題のようですので、ニコンにはストラップ取付け部に対処する技術はあるでしょうし、そのように製造することも可能だったと思います。そうするとNikon Z 8のみに発生する何か特有の現象や、それまでに問題がなかった設計を変更しなければならなかった理由などがあったのでしょうかね?

とりあえずリコールという結論になったわけですが、それで問題が解決されるならまだ良かったのかもしれません。

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(記事元)https://www.zsystemuser.com/nikon-z-system-news-and/

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 引っ張っても異常が無いことと、今後も重いレンズを付ける予定が無いことから(重いレンズはZ9に装着)、大丈夫かと思いますが、念のため両側の三角輪を紐でつないでおきました。両方が同時に抜けない限り問題無しです。

  • 設計が問題とするなら、短期間でここまで対策ができるのか…とも思います。
    部材の強度不足が原因じゃないかと思いますね。これならばその部材を強化型に交換するだけで良いので、対応も早いのではないかと。

  • マグネシウムのZ9だから問題無かった設計を、セリーボのZ8に安易に流用してしまい、素材強度の差で……という推測を見ましたが、設計問題ならその可能性はありそうです。
    私は非対象の方を1例だけ見ましたが、7月に入ってからマウントリコールに出したそうなので、まとめて対応した可能性が高く、やはり全数対象のように見えますね。
    でも、設計欠陥なら即座の根本対応、特に上記のような「ついで」での対応は難しそうですし、製造不備で全数対象なら製造も検品も甘すぎるわけで……信頼への影響は大きそうです……

  • 確かに設計と製造では大きく意味が違うかもしれませんね。ただ、憶測で色々と物を言ってもしかたないと思いますけど。

    対応してくれるのなら取りあえず問題解決ではないでしょうか。

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