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ニコン/キヤノンレンズの発売順を焦点距離別にまとめたら面白かった

目次

焦点距離別/発売順一覧表

以前に、ニコンとキヤノンのレンズを発売日順に並べてみようという記事を掲載しました。並べてみると結構面白いことがわかりました。それがこちらの記事になります。

ミラーレスカメラ情報
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そこで、今回は焦点距離別にまとめてみて、その発売順とともに一覧表にしてみました。そうしたら、また結構面白かったので紹介したいと思います。

それでは、レンズの発売順を焦点距離別にまとめた一覧表をみてみましょう(この表の下に色塗りしてわからやすくした画像がありますので、画像を閲覧できる人は、そちらから見た方がわかりやすいかもしれません。)。

  ニコン キヤノン 
単焦点広角Z 20mm f/1.8 S9RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE24
  Z 24mm f/1.8 S7RF16mm F2.8 STM22
  Z 26mm f/2.827RF24mm F1.8 MACRO IS STM27
  Z 28mm f/2.818RF28mm F2.8 STM31
  Z 35mm f/1.8 S1RF35mm F1.8 MACRO IS STM3
 標準Z 40mm f/217RF50mm F1.2 L USM1
  Z 50mm f/1.2 S14RF50mm F1.8 STM16
  Z 50mm f/1.8 S3  
  Z MC 50mm f/2.815  
  Z 58mm f/0.95 S Noct7  
 中望遠Z 85mm f/1.2 S27RF85mm F1.2 L USM5
  Z 85mm f/1.8 S6RF85mm F1.2 L USM DS10
    RF85mm F2 MACRO IS STM15
 望遠Z MC 105mm f/2.8 VR S15RF100mm F2.8 L MACRO IS USM18
  Z 400mm f/2.8 TC VR S21RF135mm F1.8 L IS USM29
  Z 400mm f/4.5 VR S24RF400mm F2.8 L IS USM18
  Z 600mm f/4 TC VR S26RF600mm F4 L IS USM18
  Z 800mm f/6.3 VR S23RF600mm F11 IS STM12
  RF800mm F5.6 L IS USM25
  RF800mm F11 IS STM12
  RF1200mm F8 L IS USM25
ズーム広角Z 14-24mm f/2.8 S13RF14-35mm F4 L IS USM21
  Z 14-30mm f/4 S4RF15-30mm F4.5-6.3 IS STM28
  Z 17-28mm f/2.825RF15-35mm F2.8 L IS USM7
 標準Z 24-50mm f/4-6.311RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM30
  Z 24-70mm f/2.8 S4RF24-70mm F2.8 L IS USM7
  Z 24-70mm f/4 S1RF24-105mm F4 L IS USM1
  Z 24-120mm f/4 S19RF24-105mm F4-7.1 IS STM11
  Z 24-200mm f/4-6.3 VR10RF24-240mm F4-6.3 IS USM6
  Z 28-75mm f/2.819RF28-70mm F2 L USM4
 望遠Z 70-180mm f/2.829RF70-200mm F2.8 L IS USM9
  Z 70-200mm f/2.8 VR S11RF70-200mm F4 L IS USM17
  Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S21RF100-300mm F2.8 L IS USM31
  Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR30RF100-400mm F5.6-8 IS USM22
    RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM14

ニコンとキヤノンで異なるレンズの拡充

上記をわかりやすく画像にしたものを掲載しておきます(画像タップで拡大します)。

上記が、単焦点/ズーム別、焦点距離別のレンズの発売順の一覧表になります(APS-Cを除く)。数字が発売順で、同月での発売の場合は同順と解釈して同じ数値になっています。また、発売順の背景色は1~10番目に発売されたレンズの色が最も濃く、以降10番ずつ色が薄くなっていっています。

さて、それではそれぞれ詳しく内容をみてみましょう。

色が濃いものほど早く発売されているわけですが、ニコンとキヤノンではその傾向に違いがあることがわかります。まず、ニコンの場合は単焦点の広角から標準あたりのレンズの色が濃くなっていることが特徴です。なので、ニコンとしては、まずは単焦点レンズから拡充していこうと考えていることがわかります。ズームレンズについては、いわゆる大三元、小三元の広角ズーム、標準ズームを発売しておいて、あとは単焦点に力を入れています。

一方でキヤノンは定番どころの単焦点レンズも最初に発売しているのですが、主に標準ズーム、高倍率ズームに注力して製品を発売している様子がわかります。キヤノンは早めに70-200mmのズームレンズも発売していますし、なるべくすべての焦点距離をカバーしようと考えているようにも見えますね。さらに、暗いレンズではありますが、600mm f/11や800mm f/11という超望遠レンズも、早い時期にラインナップに加えていて、より多くをカバーしています。

その後、10番目以降になるとニコンもようやく70-200mm f/2.8を発売した後にも、主に単焦点レンズに取り組んでいる様子がわかります。そして20番目になろうとする頃に24-120mmの高倍率ズームや28-75mm f/2.8という低価格な標準ズームを投入していっていますね。

キヤノンは、10番目以降で望遠単焦点に力を入れている様子がわかります。人気の望遠から力を入れていこうという戦略だったのかもしれません。

このあとは各社とも、それぞれの穴を埋めるようなレンズを発売していって、20番目をすぎるとニコンでは超望遠単焦点、キヤノンでは広角単焦点なども発売されるようになった感じです。

というわけで、まとめてみると結構面白いなと感じました。作った後しばらく順を追って眺めてしまいました。皆さんはどのようなところに興味を持ったでしょうか?

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コメント

コメント一覧 (7件)

  • キヤノン、超望遠レンズが多いと言ってもほとんどがf値を犠牲にコンパクト性を突き詰めたものばかりで、一部のLレンズに至ってもこの傾向が見られます。価格も性能もピーキーな印象です。
    Zはそこまで極端にせずf値を少し妥協しつつサイズダウンに勤めていて上手くまとめている印象を受けます。Z400mmF4.5やZ800mmF6.3はその最たる例です。こういったレンズが画質、携行性ともバランスが良いのでキヤノンにも欲しいレンズですね。

  • 優先順位に違いはありますがフルサイズの主要レンズは二社ともおおよそ揃っていますね。
    APS-Cレンズが今後どう増えていくかが気になるところです。

  • 当初は両社とも、レンズの種類が少ないと言われていましたが
    ほぼ揃いましたね。
    これからは建築物用等、特殊用途のレンズも必要ですね。

  • 両者とも単焦点の広角から中望遠に関してはまだまだ選択肢が少ないですね。
    特にキャノンはF1.8シリーズが2つしか無いので開発を急いでほしいですね。

    • 24、35、50の3本に加え、1/3段暗いですが85もありますよ。ニコンはこれに加え20/1.8と40/2(APS-Cを加えれば24/1.7も)があるので、キヤノンの方が不足してるのは事実ですが。

  • 2社の違いの販売戦略というかどの顧客層を大事にするかが見事に別れてますね。
    キヤノンはLレンズや単焦点を使うプロユーザーにはマウントアダプタで我慢してもらいつつ、すべての焦点距離をまずカバーし、たまーに600 f11などのようにミラーレスカメラならではのおもろしろ企画のレンズに挑戦してみたり。
    エントリーからハイアマまでカバーしていこうという戦略が見えてくるような。
    東京オリンピックのあたりからLレンズや単焦点を拡充してようやくプロ向けを…。
    ニコンは、やはり顧客層がプロやハイアマが多いのと、
    利益の出るレンズから先に…という事情も見え隠れしてきます。

  • 価格帯で見るとニコンはミドルクラスが充実していて、キヤノンは廉価と高価に2極化してるといった感じでしょうか。
    ニコンは廉価 (10万円以下) な広角 (24mm未満) のFF用レンズがなく、APS-C用の12-28mm (FF換算18-42mm相当) があるくらいですね。
    キヤノンは16mm F2.8や15-30mm F4.5-6.3があるのがいいですね。
    ニコンはもう少し廉価レンズが増えるとユーザーが増えるように思います。
    逆にキヤノンはミドル価格帯のレンズが少なく、例えばシグマやタムロンや参入すればちょうど穴が埋まるような感じでしょうか。

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