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“ニコンにはレンズロードマップがまだ必要だ” その理由とは

nikon lens roadmap
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ニコンにはレンズロードマップがまだ必要だ

ニコンはまだレンズロードマップを発表する必要がある。そのような意見があるようです。どのような意見なのでしょうか?

ニコンが正式に公表したわけではないのですが、海外のオンラインイベントでニコンの関係者が35mm f/1.2(解放f値は推定)が発表されたあとに、開発レンズロードマップが更新されることはないと発言していました。

レンズのロードマップについてはペンタックスも今後の発表をしないとしており、レンズロードマップを発表する企業はかなり少なくなってきています。

レンズロードマップは、特にマウントが新しくなったときには非常に有用なものだと思います。今後、どのようなレンズが最初に登場するのかがわかるので、このレンズが早い時期に発売されるのであれば、新しいマウントのカメラにしてもいいかなと考えることができるからです。しかし、現状、Zマウントレンズは多くのレンズが発売されています。そうなると、これ以上はロードマップを公表しなくても特に問題はなくなります。逆に、発表してしまうとそのレンズを優先的に発売しなければならなくなるため、開発の柔軟性が失われたり、早く発売して欲しいというユーザも現れてマイナスになってしまう可能性もあります。

しかしレンズロードマップをまだ発表する必要があると考えている人もいるようです。どのような意味があるのでしょうか?

それではみてみましょう。

(前略)

唯一の亀裂はDXレンズだ。最初の2本のDXレンズは、Nikon Z 50とともにサプライズとして発表された。その後、ロードマップに登場した他の3本のDXレンズは、DXへの一部へのコミットメントを再確認するものだった。しかし、ニコンからは新しいレンズ計画がないため、DXは完全に未知の未来へと戻ってしまった。私はニコンがNikon Z 70/Nikon Z 90タイプのカメラを製造し、それとともに新しいDXレンズを数本発表すると信じたい。

(中略)

問題は顧客が空白を嫌って無限に推測をし始めることだ。明らかな製品群が欠けている場合、なぜ/どういうわけか/何が発生しているのかを推測する。さらに顧客はDXレンズの情報がない代わりに競合他社のAPS-C製品を選択する決定をする。

FXカメラとFXレンズは、いまや「フル」ラインナップと呼べるもので、技術的にはそれに対するロードマップは必要ない。正直いって、FXレンズのようにラインアップがほぼ埋まった後のサプライズ的なロードマップは気にしていない。しかし、DXレンズはロードマップが必要で、そうでなければニコンは単に、それらの顧客をすべて競合他社に譲り渡すことになる。申し訳ないが、ニコン、あなたはDXの普及が不足しているために、より多くの情報をほしがる人、噂を流す人、他社へと切り替える人を生み出し、自分の足を撃っているのだ。

結論:ニコンは着物を仕舞った

DXにはまだまだロードマップが必要

DXにはまだまだローどっまっぷが必要だとZ SYSTEM USERは述べています

記事によれば、FX(フルサイズ)のカメラとレンズのラインナップは揃ってきているので、レンズのロードマップは必要ないとしています。しかし、DX(APS-C)のラインナップはまだ揃っていないため、DXのロードマップは必要だと述べています。

まずはいまのAPS-C用レンズのラインナップをみてみましょう。

  • NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR
  • NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
  • NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
  • NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
  • NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

この他価格的にDXレンズとして気軽に購入できそうなフルサイズレンズは以下のようになります。

  • NIKKOR Z 28mm f/2.8
  • NIKKOR Z 40mm f/2

確かに、いまAPS-C用のレンズは最低限という状況で、APS-C用のレンズを期待している人は多いと思います。望遠側についてはフルサイズ用のレンズを利用することは可能ですが、フルサイズ対応なので重く、価格が高いレンズばかりです。

そう考えると50mm、85mm相当の単焦点、マクロ、可能であればf/2.8かf/4の標準ズームが欲しいのかなと思いますね。Nikon 1のCXレンズロードマップぐらいは欲しいのかなと思います。

そうすればニコンが今後、DXレンズのラインナップをどのように検討しているかがわかるので、ニコンのAPS-C用レンズを購入しやすくなることは確かだと思いますね。

フルサイズでは必要なくなったかもしれませんが、APS-C用としては開発ロードマップはまだ必要なのかもしれません。

そしてボケが素晴らしいというplenaについて「Z 135mm f/1.8 S Plenaの機能を早速眺める なぜPlenaなのか」にて機能を詳しくお伝え。

ニコンの最新情報はこちらのまとめリンクから

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • DXレンズは何気にシグマのDC DNシリーズ16/1.4、30/1.4、56/1.4がZマウント用で出てるんですよね。
    なので先日発表された10-18/2.8や18-50/2.8もZマウント用が出たら嬉しく、タムロンのDi III-AシリーズもZマウント用が出たらかなり充実することになるので出してほしいですね。

  • APS-CのZレンズは、ある程度タムロンとシグマに任せたら良いのではないでしょうか?
    AF精度が要求される超望遠は別として、ライト層には廉価なサードパーティーが好まれるでしょうから。

  • DX レンズが不足しているから他社へと切り替えるユーザーってどれくらいいるんでしょうか?
    例えば、APS-C の RF マウントはレンズの選択肢がほとんどありませんが、
    だから、富士フィルムやソニーに切り替えたりするものでしょうか?

    力を入れるとしても、ニコンとしてはボディ側手振れ補正なしを前提にレンズは VR 必須にするのか、手振れ補正ありのボディも前提にするのか難しい所ですね。

    もし、手振れ補正ありの DX ボディを作るなら G9II と S5II のようにフルサイズと共通にしてしまうと人気が出なくなるでしょうし、
    手振れ補正ありの DX ボディ用に Z50 と Z6 の中間のサイズのフォームファクターを起こせば開発コストは高くつくでしょう。

    それに見合っただけの台数が出ますかね?
    同じフォームファクターでフルサイズ小型の Z5II も作ることでコストを回収するのか…
    D500 の後継だと言い張って、Z6 クラスのサイズのデカい DX 機を投入するか…

  • ニコンが正式に発表しているわけではないのでよく分かりませんが
    新規のロードマップの提供が終了ならば当初予定していたレンズが
    発売できたので終わりなのかもしれません。
    今後は将来の市場動向を見ながら発売して行く物と思います。
    市場動向次第なのでロードマップを作るのは難しいでしょう。
    現状、足りないのは一部のプロ用レンズですね。
    それはしばらくFマウント用で対応してもらう算段なのかもしれません。

  • DXレンズはほとんど持っていますのでもうお腹いっぱいです。加えてViltrox 13mm F1.4も。あとあると必ず売れるレンズとして高倍率ズームレンズですね。18-300mmは売れると思います。

  • Nikonに自社でFXとDXの両方(カメラとレンズ)を揃えていく余裕は無いと思う。レンズについては、FマウントでもハイエンドDXレンズは17-55mm F2.8くらいだったから、今さらZマウントで、高額&高性能なDXレンズが出てくるとは考えにくい。高ズーム比のレンズが比較的安価で出せるので、DX 18-200(300)mmなどが出てくる可能性はありそう。DXから入門、将来FXへ移行させるという販売的戦略もいまだ有効ではあるので、DXを捨てることは無いだろう。DX用レンズは、基本的にはサードパーティー製に任せるんじゃないかと思う。

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