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賛否あるレンズの収差のデジタル補正をタムロンはどのように考えているのか??

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賛否両論あるデジタル補正

賛否両論があるカメラのデジタル補正ですが、レンズメーカーであるタムロンはどのように考えているのでしょうか?そんなことがわかるインタビュー記事が掲載されています。

レンズ設計の一つの要素として、近年、一部の写真家の間で議論を呼んでいるのが、ソフトウェア補正を使用してレンズ性能を向上させることだ。三沢氏は、一部の純粋主義者がこの手法を好まない理由を理解しているが、このような補正を使用することは設計プロセスの補助ではなく、特定の製品のビジョンを達成するためであると明らかにした。

「私たちは本当にコンパクトで軽量という設計に焦点を当てているので、この目的を達成するためにソフトウェアを使用している。しかし、それが良い選択肢かどうかは、レンズと製品のコンセプトによる。本当に補正なしで実際の光学性能を求める人々をターゲットにしている場合には、そのようなレンズを製造する」と説明する。

三沢氏は優れた光学品質を手頃な価格で実現することが可能であり、技術が貢献できると述べている。しかし彼は人間の要素の重要性を強調している。

「新製品を開発する際には、長年にわたって蓄積してきた社内のノウハウを忘れてはならない」

レンズのコンセプトによって使用を決定

最近は撮影した画像のデジタル補正ができるようになり、デジタル補正前提のレンズも製造されています。一部には、それは写真ではないと言う人もいるようですが、レンズを販売しているタムロンはこのことをどのように考えているのでしょうか?

インタビュー記事ではタムロンは補正なしで実際の光学性能を求める人にはそのようなレンズを、別の特性を求める人に対してはそれに応じてデジタル補正をしていると述べています。

つまり小型なレンズが欲しいとか、価格が安いレンズが欲しいという人向けのレンズであれば、それを実現するためにデジタル補正を利用することで優れた光学設計のレンズをしかも低価格で提供できるというわけですね。そのためタムロンはそれぞれのレンズのキャラクターを設定して、そのためにデジタル補正の有無などを設定していることがわかりますね。

デジタル補正ありきになって、ひとつ以上の収差をデジタルに任せることによって、より廉価、軽量なレンズを作れるようになって、安くレンズを購入できることはユーザにとっては嬉しいですね。でも補正がどこまで許されるのかというのは、それぞれの人の哲学次第なので難しいところだと思います。

さらに「タムロン 400-1000mm、250-700mmズームレンズの特許 発売される可能性ある!?」ではタムロンのレンズの特許について詳しくお伝えします。

(記事元)DPREVIEW

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • そういう人は高くて重いレンズ買ってくださいって感じかな
    そもそも広角レンズって持ってないし、あっても殆ど使わないだろうけど、たまに使うレンズに大金出せないから、デジタル補正で十分だよ
    大人数の3列になる記念撮影しか使わないだろうし、キヤノンのカメラとかにはパノラマ撮影機能あるから、35mmの焦点距離でも広い絵は撮れそうだし

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