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ソニー “フルサイズに裏面照射型は効果がないと考えていた”

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フルサイズに裏面照射は意味がなかった?

フルサイズセンサーに裏面照射型のセンサーは意味がなかったと考えられていたという内容が公開されています。どのような意味なのでしょうか?

それでは記事をみてみましょう。

――なるほど、一方、フルサイズのイメージセンサーはもともと画素が大きいから、裏面照射型にしても効果は少ないんじゃないかと。

石塚:そうです。だからフルサイズには載せる予定じゃなかったんですけれど、高画素機のRシリーズなら、意味があるかもしれない。なにより例のSさんが「フルサイズを裏面にしたら、すごく画質が良くなるんじゃないの」と言い出して。カメラの部隊のほうは「いや、そんなに改善しませんよ」と言っていたんですね。数値上はたいした影響はないと。

 でもやってみたら、画質の差は結構大きかった。暗い場所でもくっきり写ってノイズがすごく少ない。こういうのは、写真が好きな人にとても受けるわけです。

上記の内容のほかに像面位相差センサーがソニーのミラーレスカメラに与えた影響や、ブラックアウトフリーのEVFの開発などについても記述されています。全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。

効果が無いと思われた裏面照射型

記事によれば、フルサイズセンサーには裏面照射型のセンサーはあまり効果がなかったと考えられていたということがわかります。

従来型のセンサーは、表面(光があたる側)に配線などがされていて、そのぶん受光する面積が目減りしていました。それだったら裏と表をひっくり返して、配線などがされていない裏側で受光させたら、そのぶん多くの光を得ることができるのではないか?ということで開発されました。

インタビュー記事では、裏面照射型はサイズの小さなセンサーには大きな効果があると考えられていたようです。しかしフルサイズセンサーは、もともとセンサーサイズが大きいので、既存のセンサーでも十分に多くの光を得ることができるため、裏面照射型の効果は低いと考えられていたのでしょうね。

しかし、高画素になると話は別のようです。1画素あたりの面積が少なくなるため、受光面積が少なく、そのような状態では裏面照射型でも効果が十分に発揮できたということが言えるようですね。面白い話です。

しかし、その後、高画素機が多く発売されるようになると裏面照射型センサーの採用が進み、多くのフルサイズミラーレスで裏面照射型センサーが採用されています。一定の画素数までは必要ないのかもしれませんし、いまは裏面照射型でなくても違いはないという人もいます。なので今は裏面照射型のメリットがあるかどうかは微妙なところなのかもしれません。

(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/46692f973a51f279bf4b39c16ccd7339dd45372a

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • センサーサイズや画素数は忘れましたがある論文によれば裏面照射によって
    約60%受光量が多くなるらしい。
    技術は日々、日進月歩なので最近はもう少し良くなっているかもしれませんね。
    問題はバッキングに素子表面が覆われるのでカラーバランスが崩れたり
    色彩が減衰したりするようです。
    その量が分かれば補正可能なので問題はないのでしょう。

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