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LUMIX S 28-200mmの開発舞台裏 小型ながら光学手振れ補正を搭載できた理由

LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.
目次

LUMIX S 28-200mmの開発秘話

パナソニックへのインタビュー記事が掲載されています。驚異のコンパクト化を実現したLUMIX S 28-200mmの開発秘話がわかります。

技術面において、パナソニックはLUMIX S 28-200mmで多くの人を驚かせた。どのようにしてコンパクトさを実現しつつ、光学手振れ補正機能を搭載することができたのだろうか?

このレンズはポケットに入れて持ち運ぶことができる。この設計は、光学に関する多くの研究の成果で、サイズを大幅に小さくすることができた。例えば、非常に高い精度を達成しながらズームレンズのサイズを削減することができるプラスティック成形の非球面レンズを使用している。私たちの技術者は、精度とコンパクトさを両立させる最適な光学設計を求めて数多くのシミュレーションを実施した。

それではレンズのサイズを小さくするためにf/4-7.1という絞りが選択されたのだろうか?

S5シリーズのボディと並行し、いくつかのレンズを開発した。14-28mm f/4-5.6、20-60mm f/3.5-5.6、70-300mm f/4.5-5.6だ。顧客は、様々なシーンを捉えることができるこれらの非常にコンパクトなズームレンズを高く評価している。ただし、それには3本のレンズを持ち運ぶ必要がある。

これを解決するために1本のレンズで様々なタイプの写真をカバーする必要があった。28-200mmは、そのような考え方から生まれた。技術者のミッションはf/1.8の単焦点レンズと同じぐらいコンパクトなサイズに、私たちが持つ全ての技術を統合することだった。これが28-200mmズームの出発点だ。

同様に、どうしてそんなにコンパクトなマクロレンズを提供することができたのだろうか?

LUMIX S 100mm f/2.8 MACROを設計する際には、「デュアルフェーズリニアモーター」という革新的な新技術と非球面レンズを組み合わせた。これは我々が得意とする分野だ。これによりサイズを大幅に削減し、非常に高速かつ正確なオートフォーカスを実現した。また当社のブースでは技術セミナーも開催しているので、多くの顧客に体験してもらえればと思う。

最新の技術を惜しみなく投入

パナソニックへのインタビュー記事が掲載されています。

インタビューでは様々な質問があるわけですが、中でも興味深かったのは上記のレンズの設計に関する項目です。まずLUMIX S 28-200mmレンズについて、どのようにして、非常に小さくコンパクトなレンズとして設計できたのかと聞いています。

その回答としてはプラスティック成形の非球面レンズを利用したり、コンパクトなサイズにするために開放f値が設定されたことが示唆されています。このレンズは他のレビューでは、画質的に飛び抜けたレンズではないが動画用としても最適で、コンパクトさ利便性を求める場合には良いレンズとされています。

また100mm f/2.8のマクロレンズを小さくできた理由としてはデュアルフェーズリニアモーターというモーターと非球面レンズの組み合わせにより実現できたとしています。このモーターは非常にコンパクトだけれども従来のリニアAFモーターより3倍の力があるとしています。そのために小型化できたようですね。

こういう小型でコンパクト、さらに焦点距離の範囲が広いレンズがあると一般ユーザとしては嬉しいのではないかと思いますね。

さらに「LUMIX S1II、S1IIxは積層型センサーで3000ドルになる?」ではS1IIの噂について詳しくお伝えしています。

(記事元)photorend

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 価格が12万円辺りのようで、普通の価格のようで残念ですが、円安もあるのでしょうがないでしょうか。あとはF値がどのように変化するか、ニコンの24-200が早くにF6.3になるようで、それに対しタムロンの28-200はリニアのようです。あとはこの分でいくと100-500mm?がどうなるか、標準ズームにも期待したいところです。

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