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キヤノンの動向が少しおかしい?? EOS-1D X Mark III発表直後のEOS R5発表

キヤノンは2018年3月から一眼レフとの”共食い”状態になったことを知っている。しかし、キヤノンは、これまで誰もキヤノンからは予想されていなかったような、少し奇妙なことをしている。EOS-1D X Mark IIIを発表してから、ちょうど1ヶ月、キヤノンはEOS R5の開発発表をした。それはEOS-1D X Mark IIIで手に入れることができるよりずっと良い主要スペックであるにも関わらず、もっとコンパクトなミラーレスカメラで、EOS R5にはボディ内手振れ補正とデュアルカードスロットがある。

EOS-1D X Mark iiiの販売は、ミラーレス支持者を切り捨てる?

キヤノンはプロフェッショナル一眼レフユーザをがっかりさせたくないようにみえる。そしてそれが、EOS-1D X Mark IIIを予定通りに、まともな機能更新をして製造された理由だろう。同時にキヤノンもまた、一眼レフの共食い状態の方針にょって、ユーザをミラーレスへ導こうとしている。予想されたように、EOS R5の発表(開発発表)の直後、EOS-1D X Mark IIIを待っていたキヤノンユーザからの情報を得ている。いま、彼らはEOS R5を待っている。このことは明らかにキヤノンは一眼レフと比較してミラーレスを好んでいることを示している。

(記事を一部引用しています)
(記事元)http://thenewcamera.com/canon-eos-r5-killed-1dx-mark-iii-sales/

一眼レフの切り捨ての始まり?

NewCameraがキヤノンの製品発売方針について報告しています。

記事によれば、EOS-1D X Mark IIIより主要機能が優れているEOS R5を、EOS-1D X Mark IIIの発表からわずか1ヶ月後に発表したことで、もう一眼レフに注力せず、ミラーレスのほうに注力するのではないか?としています。そして、実際にEOS-1D X Mark IIIを購入しようとしていたユーザは、EOS R5の発表でEOS R5の発売を待っている状況だとしています。

情報が錯綜しているからなのか、ここのところキヤノンはミラーレスへの移行について、かなり性急になっているような印象がありますね。EOS Rの発売に関してもそうですが、ニコンがNikon Zシリーズを発表したために、急いで自身もフルサイズミラーレスを投入したような形跡が見られるという報告もあります。そして、Nikon Zシリーズとソニーのαシリーズが上位にランクインするかでEOS Rの販売は期待したようなものになっていないように見えますね。

そのためキヤノンは焦ってフルサイズミラーレスに関して様々な開発をしているようで、あくまで噂ではありますが、様々なフルサイズミラーレスカメラが発売されるのではないか?と噂されています。そして噂の内容も本当にこれまでになかったような様々な噂や、様々な種類のカメラに関しての噂がでてきていて、ちょっと内容的に追うことができないぐらいカオスな状況になっています。

合理的なニコンの戦略

ニコンに関してですが、市場縮小の影響を受け、カメラ事業の割合が高いニコンは、恐らくかなり厳しい立場に立たされていて、カメラ事業に関する戦略に関しても合理的にならなければならない立場になっているように思えます。

そのためフルサイズミラーレス用のマウントをAPS-Cミラーレス用のマウントと共用にしていますし、ほぼ中身はミラーレスという一眼レフを製造することで、ミラーレスと一眼レフの両方をラインナップするような戦略を取っているように見えます。たぶん将来的にフラッグシップフルサイズミラーレスが発売されるのだとしたら、最大限、Nikon D6と同じ仕様のものが作られるか、Nikon D7の中身がほぼミラーレスになるという機種になるのではないのかな?と思いますね。さらにAPS-Cミラーレスと一眼レフに関しても、恐らく将来的には中身はほぼ同じで、ミラーレスと一眼レフの違いというカメラを作ってくるのではないのかな?と思います。

こうすることによって、ほぼ同じ部品でミラーレスと一眼レフを製造できるので、製造コストや部品調達コストを下げることにつなげてメリットがでてくると思いますね。たぶん筐体などに関しも長いあいだ使い続けることを想定して長期間の視野で製品を設計しているとみられます。

キヤノンに関しては、APS-Cミラーレスとフルサイズミラーレスで異なるマウントを採用することになりました。これが一時的なものか、将来的にRFマウントに集約されるかは意見がわかれるところですが、ここまでEF-Mマウントを引っ張ってしまうと、もう後戻りできない状況になるのかな?と思いますね。マウント共有のメリットは小さくはないものの、決定的な差にはならないと思いますので、小さなカメラを欲しいというユーザにとってはEF-Mマウントの存続は嬉しいところではありますね。

ですがこれまでのフルサイズミラーレスや一眼レフに関する仕様をみてみると、それぞれ別々に製品を開発していて、先を見越した開発がされていないのかな?という印象を感じてしまいます。そのあたり、ニコンがこれだけフルサイズミラーレスを早く投入するとは考えておらず、将来的な開発戦略などが大きく狂ってしまったからなのかな?という印象があるのですが、今後、どのようなカメラを発売してくるのか期待したいところですね。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • EOS-1D X Mark IIIとEOS R5は別物ですから奇妙とは思えませんね。
    EOS R5のボディはプロフォトグラファーが過酷な条件でも使えるという要件を満たしていませんね。
    ここがカタログスペックでは分からないところです。
    どちらかと言えばEOS 5D Mark IVを買おうか、もう少し待ってミラーレスに移行しようかと
    考えるユーザーには良い機種と思います。
    最近のキヤノンの動きを見るとRFマウントのAPS-Cは出しませんね。
    EOS PRより廉価な機種を出し、レンズも小型軽量な物を出してレフ機のAPS-Cユーザーを
    吸収しようとしているように見えます。
    EF,EF-sレンズも使えるならば問題は無いように思えます。
    EOS-Mは小型軽量ミラーレスとしてEOS kissユーザーの受け皿にすると思います。
    EFマウント系はもう少し存続させ機種はミラーレス機の売れ行き次第で
    機種統合、廃番等、決めるのではないでしょうか。

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