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ニコン 廉価フルミラーレスを10万円で発売? 海外に誤解広まる なぜ?

新しく発売が噂されているニコンの廉価版フルサイズミラーレスですが、一部の海外サイトで機械翻訳の問題から、約900ドル(日本円で約10万円)で発売されるという噂が広まってしまっています。そのため海外では、そんなに安く販売できるのか?APS-Cミラーレスではないのか?という話がされていたりするようですね。

まずは、時系列からのおさらいです。

きっかけは日経新聞のサイトが提供した以下の情報です。具体的には、こちらの記事をご覧いただくとして、このような記述がありました。

 ニコンは2019年度中にも、中価格帯のミラーレスカメラの新製品を投入する。同社が18年秋に発売した高級機種「Z7」などの姉妹機にあたる製品で、同じ交換レンズを使える。先行する20万~40万円台の機種よりも一般の消費者が手に取りやすい10万円台の価格に設定するとみられる。既存の愛好家以外のユーザーの需要を開拓する狙いがある。

(記事を一部引用しています)

この記事は海外サイトの日本人読者からの情報提供があったようで、その海外サイトではさっそくこの日経の記事を海外サイトの記事として掲載したわけですね。なんせ、廉価版フルサイズミラーレスであるキヤノンのEOS RPの対抗馬となる製品ですし、価格も安く発売される可能性があるとなれば記事のインパクトはかなりのものです。ですが、そこで一部に誤解というか、見解の相違が発生してしまったようです。どういうことなのでしょうか?

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海外サイトの運営者は外国の方ですので、当然ですがネイティブな日本語は理解できません。そこで機械翻訳にかけるわけですが、そこで翻訳のミスが発生していたようです。特に価格を表している文章について、以下のように翻訳されていました。

 先行する20万~40万円台の機種よりも一般の消費者が手に取りやすい10万円台の価格に設定するとみられる。

The preceding 200,000 to general consumers than 400,000 yen of the model is expected to set in easy to 100,000 yen price to pick up.

ここで問題なのは、「消費者が簡単に入手できるように10万円に設定するとみられる」というような表現になってしまっていることですね。

日本語で読むと10万円台となっていますので、10万円~20万円の間だなということがわかります。19万円かもしれないですし、11万円かもしれません。でも、まあ、10万円台ということは10万円ぴったりではないだろう?と想像できるわけですね。

ところが英語では10万円台の台の部分が省略されて翻訳されてしまったため、そのまま10万円のカメラとして発売されるという噂になってしまったようです。通常でしたら、100,000 yen lebelですとか、100,000 yen rangeとう表現で10万円台ということになるわけですが、その”台”の部分がなくなってしまったわけですね。

そんな経緯で一部のサイトはニコンが900ドルでフルサイズミラーレスを販売するという見出しだけが先行してしまって、そして様々な話がされているというような状況のようです。

日経の記事を文字通り読めば10万円台ということになりますので、恐らく10万円きっかりということではなくEOS RPと同程度の金額になるのではないかな?と思いますね。

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