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もし高速版Nikon Z 9が発売されるとしたら? 松竹梅の3ケースを予想

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Nikon Z 9Hはこのような製品になる

噂されている高速版Nikon Z 9はこのような製品になるかもしれないという意見が公開されています。どのような製品になる可能性があるのでしょうか?

ニコンがグローバルシャッターを導入する必要はないと思う。差別化競争こそが日本企業の特徴で、電子プログレッシブシャッターの読み出し速度が1~1.5msまで向上すれば、これまでのすべてのメカニカルシャッターを打ち負かすことができる。以前、スポーツ撮影のユーザは全画幅の上限の1/500秒のメカシャッターを利用していたが、1/800秒の2000万画素の電子シャッターも当然受け入れられるだろう。一部のスポーツ撮影者は、高速のメカシャッターにローリングシャッター歪みに気がつかないことさえある。

NikonRumorsによれば、Nikon Z 9Hがあるという噂があるようだが、Nikon Z 9Hの性能の松竹梅を推測してみよう。

梅:IMX609のイメージセンサーのカラーフィルター配列を大幅に改良し、解像度を半分の2200万画素にする。読み出し速度を1/540秒に倍増させ、メカシャッターレスとする。同時にピクセルビニングによって電荷量を倍増させたため、ハイコンバージョンゲインレベルを+1EV調整する必要があり、これによりよりよいjpegのノイズレベルを提供する。40コマ/秒のRAW、60コマ/秒のjpegで、多くのソフトウェア的なイノベーションを提供し、全体的にはNikon Z 9の機能を維持する。

竹:新型の2000万画素センサー。読み取り速度は1/640~1/1000秒、メカシャッターレス。連写速度は120コマ/秒 14bit RAWに向上させ、CMOSイメージセンサーを再設計し、高感度と低感度はNikon Z 9よりも優れる。EXPEED 7イメージプロセッサと補助的なプロセッサで、AE/AF性能は大幅に向上。新しい規格のCFExpress Type Bを搭載し、より高速な書き込み速度で長い連写時間を実現。

松:ニコン自社開発の3000万画素の5.4μmのフルピクセルクアッドコアフォーカスで、全画素A/D変換器マトリクスセンサー(ISSCC2021のバリエーション)、ラインバイライン読み出しのためのグループ化、一つのA/D変換器読み出しあたり8画素、1フレームあたりの読み出し時間は200ナノ秒以下、視覚的にはグローバルシャッターセンサーに近く、ダイナミックレンジと高感度には影響がない。EXPEED 8プロセッサを搭載し、内部機能が刷新され、システムの動作効率とシャッタータイムラグが改善される。

Nikon Z 9Hはこのような製品になるかもしれない、そんな記事が公開されています

先日、来年に開催されるオリンピックに向けて、Nikon Z 9の高速バージョンが発売されるのではないかという噂がありました。

この噂は、まだ流れはじめた段階のもので、内容が正しいかどうかは確認ができていないとしています。なので、まだ確度はかなり低い情報なわけですが、もしそのような製品が発売されるとしたら、どのような製品になるのか?ということを予想している予想が上記の予想です。

記事では、Nikon Z 9の積層型センサーの読み出し速度をさらに高速にすれば、ニコンがソニーのα9 IIIのようなグローバルシャッターセンサーを搭載する必要はないとしています。そして、もしローリングシャッターセンサーで高速版のNikon Z 9(仮称Nikon Z 9H)を発売するとしたらどのような製品になる可能性があるのかを予想しています。

そして、もし仮にNikon Z 9Hが発売されると仮定したら、どのような製品が考えられるのか、松、竹、梅の3段階で考えてみるというのが上記の意見となっています。専門用語があってわかりにくいかもしれないので、それぞれ簡略的に記述してみましょう。

梅コース:IMX609(Nikon Z 9のセンサー)のカラーフィルターを変更し、ピクセルビニングに対応させるような形で解像度を少なくする。読み出し速度を向上させ、ピクセルビニングで電荷量が増えた分、ノイズを減らすことができる。

竹コース:新設計の2000万画素のセンサーを使用する。積層型のセンサーを利用して120コマ/秒を実現し、補助的なイメージプロセッサを採用することでAF性能が向上。書き込み速度が向上したCFExpress 4.0を採用することで、より連写時間を長くすることが可能に。

松コース:ニコン自社開発の3000万画素の、クアッドピクセルセンサーを搭載。より新しい設計で読み出し速度が劇的に向上し、グローバルシャッターセンサーに近い性能を実現し、なおかつローリングシャッターセンサーの高感度耐性とダイナミックレンジの維持を可能にしたセンサー。

こんなところだと思います。

松コースになるとさすがに夢を見ているような印象を受けるわけですが、完全に自社開発(生産はもちろん委託)で、とんでもないセンサーをニコンが用意してくるかどうかは結構微妙なところかもしれません。しかもクアッドピクセルとなると尚更です。

一方で梅コースの既存のNikon Z 9のセンサーで、複数の画素を一つの画素として扱うことで高速読み出しを可能にするというところは、なんとなく実現性もあるのかなという感じがしますね。

さて、ソニーがα9 IIIを発表したことで、グローバルシャッターセンサーが登場し、ちょっとニコン、キヤノン界隈が騒がしくなってきた印象です。もし仮にNikon Z 9Hが発売されるとしたら、どのようなカメラになるのでしょうか?

そしてニコンが高速版のNikon Z 9を発売するかもしれないという噂について「ニコン 五輪に向け高速版Nikon Z 9発売か グローバルシャッター搭載??」でさらに詳しくお伝えしています。

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(記事元)https://weibo.com/u/2424567755

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • フラグシップ級(高級)ボディとして出すとの見方が強いのですね。
    低画素版はZ8として出るとかつて予想していた自分としては不思議な気分です。
    出始めたばかりの噂なのでなんとも言えませんが、単なる低画素高速機ではあまり需要が見込めないのではないでしょうか?
    クロスタイプAF搭載か2層トランジスタ画素センサー搭載etc
    どちらも妄想ではありますがこのぐらいの新規性が無いとR3やα9Ⅲは勿論、Z9やD6の後に出す機種としては力不足な気がします。

    GSについては搭載されないと思いますが、あえて妄想の羽を伸ばすなら、以前特許情報として上がっていた“GSとRS両方の動作が可能な撮像センサー”というものが実現されていれば面白いなと思います(主にAF精度を上げる為にGSを用いるという主張だったはず)。

  • 松竹梅のいずれでもないですが、グローバルシャッターを使わなくても積層CMOSでも、画素を減らせば、高感度性能があがり、幕速も上がり、スキャンレートが上がり、
    クアッドピクセルAFを導入すれば測距点が増えてより正確に被写体を捕らえ、少なくともこれまでの D 一桁系と同じニーズには応えられると考えていました。

    Z9 の発表、発売の頃のニコンは短期間で D6 と D850 の後継機を発売する必要があったので、
    高画素かつ高速なボディを作らざるをえず、結果として Z9, Z8 と大成功を収めました。
    今から D 一桁系のニーズを実直に満たすとプロのニーズにはこたえられると思いますが、サプライズが弱く Z9, Z8 ほどは売れない可能性もありますね。

    しかし、松コースで挙げられた ISSCC で 2021 年にニコンが発表したセンサーは読み出しが高速なだけではなくて高ダイナミックレンジでもありました。
    Z9H に搭載されるとしたら相当なビッグニュースでサプライズになりますね。

  • ISSCCで発表されたセンサーは1インチだったような

    Z8とZ9で同じセンサーが利用されているのも
    Z fでZ6からのセンサーを使いまわしているのも
    今はセンサー開発に非常にコストがかかるんだと思います。

    フラッグシップのみ単独の別センサーというのはできる時代ではないのではないかなあと

    発売するのであればZ9センサー流用、もしくはソニーの積層センサーの
    外販カスタマイズではないかなと思います。

  • うーん、松竹梅どれもピンとこないですね。
    1toZさんの冒頭で書いてあるカメラが理想に一番近い印象で、欲しいと思える内容ですね。

    取り急ぎ、これ以上のAF精度向上にクラス測距AFは必要不可欠だと思います。それに加えて高感度耐性を幾ら持たせられるかですが、画素ピッチが細かくなればなるほど両立は厳しくなりますし2400〜3300万画素辺りが理想に近いですね。どちらにせよキャラ的に自社で新規に設計しないとソニーは絶対作らなさそうなセンサーですね…。

  • Z9発売から約2年、来年がオリンピックイヤーということを考えると、スポーツ撮影や報道に向けた低画素、高感度、高速な機種が出てきそうです。ニコンの場合Z9のヒューマンインターフェースは高く評価されているので、ファインダーを含めたボディ形状は全く変更せずにそのままでも良いと思います。同じボディなら名称はZ9Hでしょうか?

    これから数年先を考えると、画素数は3300万程度は必要なのかな。恐らくセンサーは新規開発になるでしょうから、次期Z6Ⅲにも流用することで少しでもコストを下げる努力をしてくると思います。

    連射性能ですが、RAW撮影で40/secあれば十分でしょう。また、CFExpress 4.0対応で、保存領域がメディアに残っている限り限りなく連射ができることになるかもしれません。

    グローバルシャッター化は、コストと高感度耐性を考えるとまだ無いようにも思います。

  • 仮称Z9Hに望むのは、低画素化による高感度耐性の改善、読み出し速度の改善によるローリングシャッター歪みの低減、AFセンサーのクアッドピクセル化によるAFの高速化・高精度化、PCIe4.0のCFexpress Type-Bへの対応、USB4.0への対応と外部SSDへの書き込み対応とテザー撮影の安定化、シャッター音の改善ですかね。
    あとはニコンの撮影関係の純正ソフトウェアの安定性や使い勝手の改善を望みます。

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