MENU

パナソニックからフルサイズの上位モデルが登場しない背景とは カメラ事業撤退も視野!?

LUMIX
目次

なぜパナソニックの新製品は登場しないのか

パナソニックの新製品が登場しないことから、パナソニックが何か新しいシナリオを考えているのではないかと考えている人がいるようです。どのようなことを考えているというのでしょうか?

LUMIX S1H Mark IIや他の新しいS1カメラは、今頃、登場しているはずだった。興味深いことにライカのSL3は既に登場している。これはパナソニックとライカが共同で設計し、電子機器やファームウェアにおいては非常にパナソニックらしいカメラだ。しかしLUMIX S1R Mark IIは同時に登場しなかった。その代わりに、パナソニックはLUMIX S5 Mark IIとLUMIX S9という2台の低価格帯のカメラを提供した。

パナソニックに一体何が起きているのか?

まず、パナソニックの最後の主な製品の発売日をみてみよう。

  • S1H:2019年第4四半期
  • S1:2018年第3四半期
  • S1R:2018年第3四半期

2019年第4四半期は今から3年半前で、S1、S1Rの発売はほぼ5年前に遡る。これは非常に長い間隔で、パナソニックが高級カメラ市場に本気で取り組んでいるのか疑問に感じさせるような間隔だ。

最初のシナリオはS1H、S1、S1Rがキャンセルされたというものだ。

おそらくパナソニックは高級市場向けにはライカとの提携に焦点を当て、LUMIXはエントリークラス市場に対応する計画を立てているのかもしれない。最近の製品の発売がそれを裏付けている。ソニー、キヤノン、ニコンと比較して、フラッグシップのLマウントLUMIXカメラはあまり売れていない。さらにパナソニックが市場のシェアを大きく獲得したいと考えているのならば、S1Rのような主要なカメラを約5年間も後継機種を発売せずに放置することはしないだろう。S1については、S9やS5 Mark IIがその技術と同じセンサーを用いて低価格帯にリフレッシュされたと言えるが、S1は上位中低価格帯の2500ドルの市場に位置している。

第二のシナリオは、パナソニックの上層部がカメラ市場からの統制された撤退を望んでいるというものだ。

既存の技術を少しリフレッシュしたようなS9のようなカメラを発売し、高価なモデルを段階的に廃止する。これは私が実際に発生しているとは思っていないシナリオだが、最近の不安定な経済状況では排除できないシナリオだ。

第三のシナリオは、カメラの開発が単純に遅れているか、製品戦略の変更があったというものだ。

例えばS1Hはコンセプトとしてシネマカメラに近い形で再発売されるかもしれない。次のS1には、まだ存在していない新技術があるのかもしれない。例えば、パナソニックが通常のソニーセンサーの使用を計画していたが、今では自社でセンサーを開発しているなど。それとも2023年秋の発売が技術的な理由で2024年の第3四半期から第4四半期に延期されたとでも言うのだろうか?

最後のシナリオはパナソニックが市場の動向をできるだけ長く見守り、新しい技術で競合他社や既存のモデルと差別化するために待っているというものだ。

エキサイティングな飛躍が見られるだろうか?キヤノン、ソニー、ニコンが既に手の内を見せている今、パナソニックにとって有利なものとなるのだろうか?その間には、少なくともマイクロフォーサーズは新しいフラッグシップGH7で進歩し続けている。

撤退なのか様子見なのか新技術開発か

パナソニックからなかなか新製品が登場しないことが様々な憶測を呼んでいるようです。

記事ではパナソニックがハイエンドのミラーレスカメラを発売しないことで、フルサイズミラーレスカメラの戦略について何かしらの変更があったのではないかと考えています。簡単にまとめると以下の可能性が考えられるとしています。

  1. フルサイズLUMIXはエントリーだけになった
  2. フルサイズ市場からの撤退
  3. 新技術の開発を待っている
  4. 他社の動向を確かめている

どれもすべてありそうなシナリオではありますね。単純に発売が遅れているだけなのかもしれませんし、新技術や新センサーの開発が終わるのを待っている可能性もあるかもしれません。

一つ大事なのはパナソニックが業務用の映像事業とカメラ事業を統合したことです。これにより二つの考え方ができるかもしれません。

一つはフルサイズLUMIXから撤退したとしてもカメラ事業だけ単体で売却することは出来なくなったということです。つまりこのことは完全撤退はこれによってなくなった可能性の理由として考えられるかもしれません。また業務用の映像事業との統合で、様々な映像に関する技術がミラーレスカメラに搭載できる余地が生まれ、カメラを再設計しているため遅れているということも考えられそうです。

もう一つは、仮にパナソニックがハイエンドのLUMIX製品から撤退したとしても、映像事業と統合されているため、ハイエンドフルサイズ市場からの撤退で余った人材を映像事業に回すこともできるので、むしろ実際にはハイエンドフルサイズ市場から撤退しやすくなってしまった可能性です。

こうなると事業の統合はどちらへの影響を与える形になり、様々な可能性が考えられそうです。

実際にはなぜ5年も新製品が発売されていないのか、非常に気になるところですね。プラスになる展開であればいいなと思います。

さらに「パナソニック 新カメラを認証登録 LUMIX S1H II、S1R IIが登場との憶測流れる」では未発売のパナソニックカメラについて詳しくお伝えします。

(記事元)EOS HD

パナソニックの最新ニュース!

[catlist tags=”panasonic” numberposts=10]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (5件)

  • >なかなか新製品が登場しない
    いやいやS9出したばかりでしょう。EOS HDお得意のクリックベイト記事なので引っかかってはいけません。

  • EOS HD の記事は煽りがちですね。
    パナとしては LEICA が売れても儲かるし、今年度は稼ぎ過ぎず来年度の売上材料を残しておく必要もあり急ぐ理由はないでしょう。

  • S1系の更新が無いのは事実ですが、それ以外は……フルサイズからの撤退はまだ無いでしょう。SL3があるのだから最上位機を出さないこともなさそう。3バリエーション展開するかはさておきですが。
    まぁ、FFとMFTの2マウントを抱えていて難しい立場ではありますね。どちらも協業ゆえ、フジX/GFXのように自社都合だけで戦略決めできず、キヤノンEF-Mのように容赦無く切り捨てもできず。近々のリソースをMFT優先にしたことで遅れている、とかも?
    S1系ユーザーには難しい情勢ですが、今は雌伏の時なのかもしれません。

  • SIRⅡが今年には登場しないのは随分前(昨年暮れ)に聞いた話です。
    7月中旬に聞いた話では年末発表で来年2月頃に発売。
    SIRⅡなのかSIⅡなのかは分かりませんがそのどちらかです。

    それとライカと同時には発売できない契約らしいです。
    SL3と同時発売はあり得ません。センサーが違うとか細部でSL3との
    差別化で来年発売なのかもしれません。

    驚くような話としてパナはNikonを超える目標を持っているとか。
    現場サイドの話でしょうけど、そんな野望を持っているなら1と2は無し。

    そして噂されている次に出るカメラはLX100後継機かもしれません。
    GX7後継機は出ないらしい。

  • S1とS1Rから数えると、6年間新製品が出ていませんね。
    おそらくこの価格帯の製品をパナソニックブランドで出しても、あまり売れないのでしょう。

    ライカOEMと動画機があるので、パナソニックがカメラ事業から撤退する可能性は低いでしょうが、高価格帯はライカブランドのOEMに特化し、パナは中低価格帯にシフトするのかもしれません。

フォーサーズユーザー へ返信する コメントをキャンセル

目次