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EF-Mマウントはキヤノンの失敗だった?? RFマウントと互換性なく

Canon EOS RのAPS-Cミラーレスカメラの情報が再びネット上で浮上している。最近の噂によると、そのカメラは2021年に市場に到来するかもしれない。これは確認されていることで、我々は2019年の10月にキヤノンがRFマウントのAPS-Cミラーレスカメラを2020~2021年のいつか製造するだろうと、当サイトは述べていた。

キヤノンとニコンの両社は2013~2014年にミラーレスカメラを製造していた。キヤノンはそれまでのようにEOS Mで、ニコンは1インチセンサーを採用したミラーレスカメラであるNikon 1でミラーレスカメラの製造を開始した。

しかし、結局、Nikon 1シリーズはディスコンになり、後にニコンは2018年にZマウントを販売し、2019年にはAPS-Cセンサーのミラーレスカメラを販売した。いいことにニコンは、ZマウントでのフルサイズとAPS-Cミラーレスカメラにおいて、一眼レフ時代にあったような同じ汎用性を取り戻した。

Canon EOS Mマウントの発表時に、キヤノンの技術者は大きな間違いを犯した。EF-Mマウントはフルサイズセンサーを許容するほど大きくなく、だからキヤノンはRFマウントを発売した。

一眼レフからミラーレスへの移行の間に、キヤノンは一眼レフ時代にあった汎用性を失った。

なのでいま、RFマウントベースのミラーレスカメラで市場に参入する可能性がわずかにある。

キヤノンのRFマウントのミラーレスカメラの可能性に関してのキヤノンの代表者へのインタビューで述べたことを見て欲しい。

AP:EOS Mはこのまま?またはRFマウントのAPS-Cカメラを作る予定があるのか?

YM:それは将来の製品開発のことなので、詳細を言うことはできない。そして市場が、我々がどの方向に進むべき他を決めるだろう。もしユーザが小さいサイズで軽いマウントのカメラを欲しいならば、その余地があると信じているし、そして以前に述べたように、EF-Mマウントに取り組み続ける。

とても明確にキヤノンはRFマウントベースのAPS-Cミラーレスカメラが将来的にある可能性を受け入れた。

(記事を一部引用して意訳しています)
(記事元)http://thenewcamera.com/canon-eos-r-aps-c-mirrorless-rumor/

APS-C版のRFマウントカメラの噂

先日、APS-C版のEOS Rについての噂を記述しました。この記事は、その同じサイトの記事を受けての記事となっています。先日のEOS Rの噂というのはこちらです(参照 キヤノン APS-C搭載EOS R開発中?? どうなるEOS M,Kiss M??)。このサイトの情報は瞬く間に海外の各サイトで追随されていて、かなり興味のある記事となっているようですね。

こちらのサイトでは追加情報として、過去のインタビュー記事から情報を引用し、RFマウントベースのAPS-Cミラーレスカメラの発売の可能性が将来的にあるということを記述しています。情報が補強されるということで、信頼性が少しだけかもしれませんが高まったかもしれませんね。

そもそもAPS-Cミラーレスにフルサイズ用レンズを使うメリットは何か

フルサイズミラーレスでもAPS-Cミラーレスでも同じマウントならば、どちらのカメラもフルサイズ用のレンズ、APS-C用のレンズを利用することができます。ですが、フルサイズミラーレスを購入した人が、わざわざ画角が異なるAPS-Cミラーレス用のレンズを使い、そしてAPS-Cミラーレスを購入した人が、わざわざ価格の高いフルサイズ用のレンズを使うのか?購入するのか?という疑問が残りますよね。

実際には、その通り多少の疑問があり、フルサイズカメラにはフルサイズ用のレンズを、APS-CカメラにはAPS-C用のレンズを利用するのが一般的だと思われます。特にエントリークラスのAPS-Cカメラを購入する人は、恐らくキットレンズである標準ズームと望遠ズームに加えて、明るい標準単焦点や、ポートレート用の標準中望遠、旅行など便利な便利ズームのうち1本か数本を購入するだけ、または交換レンズなんて購入しないよという人がほとんどだと思います。そう考えるとフルサイズとAPS-Cで同じマウントである必要性はさほどないのかもしれません。

ですが、例えばAPS-Cからフルサイズに移行した人で、APS-C用の特殊なレンズ、例えばマクロレンズなどを所有していた場合、フルサイズでクロップされてもいいので、より接写ができるマクロレンズで撮影したいという要望を満たすことができます。そして、特に望遠レンズにおいてですが、ラインナップが乏しくなりがちなAPS-Cのカメラにおいて、フルサイズカメラ用の望遠レンズを利用することができれば、便利に利用できる可能性が高まりますし、わざわざAPS-C用の望遠レンズを開発しなくてもユーザに利用してもらえるという可能性が高まるわけですよね。

例えばフルサイズ用の50mm f/1.8というレンズもクロップされて75mm f/1.8というようなポートレートに使えるような焦点距離のレンズになるわけですが、特に広角側になると画角が変わりすぎて流用するのは難しくなります。ですが、望遠レンズですと、比較的画角の変化が少なくて済むので200mmのレンズを300mmレンズとして利用したりなど汎用性は高まりますよね。ですが、使い方としてはもったいない感じです。

このようにすでにAPS-C用のレンズを所有している人、APS-Cでは焦点距離が見かけ上1.5倍になるわけですが、特に望遠で撮影したい人においてはフルサイズのレンズも利用できるので便利というメリットがあることになりますよね。

てもエントリークラスのAPS-Cカメラを購入する人で、わざわざフルサイズ用のレンズを購入してまで利用したいという人は少ないと思いますので、確かに多くの人にはメリットがないのかもしれません。そう考えると、エントリークラスのカメラはEF-Mマウントを、ハイアマチュアクラス以上のカメラはRFマウントというのが、案外ベストなのかもしれませんね。

ソニーはAPS-C用マウントでフルサイズカメラを発売し、ニコンはフルサイズ用マウントでAPS-Cミラーレスカメラを発売しているわけですが、どの戦略が正しいのか興味のあるところですね。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (5件)

  • EF-Mが失敗かどうかは、今後の市場動向次第ですね。
    現状では売れているので失敗とは言い難いと思います。
    小さいカメラ、レンズは街中を散策しながらの気軽なスナップに
    良いと思いますし、そのような用途にNIkon1やマイクロフォーサーズ機を
    愛用しています。
    RFマウントのAPS-C機が出ても不思議ではありませんがレンズはフルサイズに
    使えない方が良いと思います。
    クロップするとDxOのデータを見る限りかなり悪化しますね。
    0.1程度の違いでも上だ下だと騒がしくなりますが、多くのユーザーがクロップを
    許容するのが不思議です。
    逆を言えばDxOの数値の違いほど画質には影響がないと言えます。

  • > そして市場が、我々がどの方向に進むべき他を決めるだろう。

    誤字があります。
    進むべき他 → 進むべきか

  • キャノンじゃなくてキヤノンです。
    キヤノンマーケティングジャパン

  • 私はkissX7iからカメラの世界に入り、SIGMA18-250mmを使用していましたが50mmf1.8STMで刺激され、6Dmark2を購入しフルサイズデビューしましたが、マウントの互換性があったからフルサイズデビューに至りました。ただし値段問題があるのでフルサイズエントリークラスの6Dmark2にしましたが、レンズが良心的価格ならAPS-Cから積極的な乗り換えもありそうですけどね。
    あとAPS-Cとフルサイズの画質や写りについて知らない人はとても多いです。
    少なくとも私の周り5人が私の写真に影響され、α7Ⅲ、D850、EOS-R、D4、5DmarkⅢとそれぞれ乗り換えてきました。今ではAPS-Cに戻れないとまで言っておりますが、APS-Cの有用性は忘れている方も多い。

  • 例えばフルサイズのレンズをAPS-C機種に使用する場合、中心部の高画質領域を使えるのが利点ですし、APS-C専用のレンズの場合は軽量でなおかつ安価です。

    そういう意味ではAPS-Cの最大の利点は望遠域での有用性でしょうね。

    現状のカメラの高感度性能を持ってすれば、日中の撮影においてAPS-Cであることに起因する決定的なディスアドバンテージも無いと思います。

    私の想像ですが、キヤノンもいつかはAPS-C版のEOS-Rを出すと思います。

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