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キヤノン EFラインナップ縮小を事実上認める?? 最低限で維持か

EOS R3

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キヤノンはEFレンズをディスコンにしようとしているのか?

キヤノンがRFマウントだけになる将来を選択し、少しずつEFレンズを引退させていくことを示唆する噂が広まりつつあることに、ついにキヤノンは反応した。しかしながら、回答は曖昧なものだった。

Inside Imagingの報告によれば、キヤノンはそれほど多くのEFレンズをディスコンにしないが、ラインナップをいくつか整理しているようだ。言い換えると、キヤノンは重複したレンズを取り除こうとしていて、EFレンズをディスコンにしてはいないということだ。奇妙に聞こえる?これは、オーストラリアキヤノンの、この問題に関する声明だ。

キヤノンにはクリエイターが選択できる約80本のレンズの選択肢があり、現時点ではRFマウント用は22本だけだ。これまでの2年間、我々はEOS Rシステムユーザの映像表現の可能性を拡張するためにRFレンズのラインナップを作り上げることに注力してきたが、しかしながらEFレンズのラインナップをサポートすることへの我々の関与は確固たるものだ。キヤノンが最近、我々のラインナップから選択されたEFレンズをディスコンにしたのは事実だが、これはラインナップの最適化の過程で、EFレンズを放棄することを示したものではない。最近ディスコンになったレンズは複数のバージョンが存在しており、技術的に他の選択肢による代替できるものがあるか、またはとても少量しか販売されないレンズだ。クリエイターのEFレンズのラインナップの選択肢はいまだに多く、そしてその間にもRFレンズのラインナップは拡張し続けている。

これは明確なイエスのようにも明確なノーのようににも聞こえない。また、そしてディスコンになると噂されているレンズのほとんどには、多くの在庫があることを思い出してほしい。

CanonWatch

記事では、キヤノンのEFレンズの今後がどうなるのか?ということについて報告されていますね。もし記事にあるオーストラリアキヤノンの発言が事実であれば、少なくともキヤノンはラインナップの縮小は進めていて、様々な重複するようなレンズや、代替できるレンズがあるレンズについては、それらをディスコンにしようとしているということになります。

このことから考えると、後継レンズがある古いレンズはディスコンになり、代替できるレンズがある場合には、そのレンズもディスコンになる可能性がありそうです。例えば、同じ焦点距離の単焦点レンズでも開放f値が異なるレンズが複数ある場合には、そのレンズは1本にまとめられてしまう可能性がありそうですね。事実上のラインナップの縮小ということでしょうか?

複数マウントを抱えるキヤノン

キヤノンはEFマウントの他に、APS-CミラーレスのEF-MマウントとフルサイズミラーレスのRFマウントを抱えています。APS-C用とフルサイズ用とで異なるマウントを維持することは、確かにカメラやレンズ的には理想的な状況かもしれません。ですが、複数のマウントを維持するのにはコストがかかりますし、レンズを流用することが難しくなります。

異なる戦略を取っているのはニコンとソニーです。ニコンはフルサイズ用に開発したマウントをAPS-Cミラーレスにも採用しました。そして、ソニーはAPS-C用に開発したマウントでフルサイズミラーレスを製造しています(ソニーは認めていませんが)。

ZマウントもEマウントも、APS-Cとフルサイズで同じマウントなので、レンズを共用することが可能です。そして、Zマウントは大きなマウントを採用することにより、フルサイズミラーレス用のレンズの設計の自由度が高まります。Eマウントは小さなマウントなのでフルサイズ用としてはレンズの自由度が低くなってしまうことが懸念されます。

ですが、逆にZマウントはマウント口径が大きいのでAPS-Cミラーレスを小さく作ることが難しくなります。Eマウントはマウント口径が小さいので、APS-Cミラーレス用に小さなカメラを設計することができます。

どちらがいいのかは難しいところですが、少なくともキヤノンはEF-MとRFの別マウントを維持しています。今後、キヤノンはEF-Mマウントをどのようにしていくのでしょうか?EF-Mマウントのカメラはディスコンになるという噂もありますが、案外、EF-MマウントよりEFマウントのほうの収束のほうがはやいのかもしれません。

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