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Meike Z/RF用AFレンズを発売 ライセンス/特許問題は解決済み??

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Meikeが85mm f/1.8 AFレンズを発売

Meikeが85mm f/1.8のフルサイズに対応した、Zマウントレンズ、RFマウントレンズを発売するようです。

それでは製品概要をみてみましょう。

E/X/Z/RFマウントカメラ用Meike 85mm F1.8 Auto Focus STMフルサイズレンズ

RFマウント用は3月27日に登場
互換性(E/X/Z/RFマウントカメラ)

  • Eマウント 
    • A7,A7II A7R A7M4 A7R4 A7M3 A7RII A7RIII A7SIII A9 A1,etc; APS-C カメラ A6000,A6100,A6300,A6400,A6500,A6600,A5000,A5100,etc 換算127.5mm対応
  • Xマウント
    • Fuji X-Pro2 X-E3 X-T1 X-T2 X-T10 X-T20 X-A2 X-E2 X-E2s X-E1 X30 X70 X-M1 X-A1 XPro X-T5
  • Zマウント
    • Nikon Z Mount Cameras Z50, Z5, Z6, Z7 Z30 .etc APS-Cモード時
  • RFマウント
    • すべてのCanon RF mountカメラ EOSR5 EOSR6 EOS-R EOS-RP .etc

 

  • ポートレート、被写体、建築物、風景写真用の標準 85mm フルフレーム レンズ
  • f1.8の大口径と9枚の絞り羽根、非常に滑らかな丸ボケ効果(ボケ)を生み出すように設計されています
  • AF、電子絞り調整、EXIF情報の送信をサポート
  • STMステッピングモーターを搭載したレンズは、静かでスムーズなフォーカス体験をもたらします
  • マイクロ USB ファームウェア アップグレード インターフェイスを備えており、レンズをオンラインでアップグレードできます

発売可能なのか?

というわけで、Meikeから新しいフルサイズ対応のオートフォーカスレンズが発売されるようです。価格は日本円で約2万6000円ということで、f/1.8の85mmレンズとしては破格の安さです。

しかしカメラへの対応状況がよくわからないのですが、このレンズは本当にZマウント用とRFマウント用レンズとして発売することが可能なのでしょうか?

以前、キヤノンはサードパーティメーカにRFマウント用AFレンズの発売を取りやめるように要請したという記事がありました。

ミラーレスカメラ情報
キヤノン RFマウント互換AFレンズの販売停止要請を認めた?? | ミラーレスカメラ情報 キヤノン サードパーティ製レンズの販売停止要請を認める キヤノンがサードパーティ製レンズの販売を取りやめるように要請しているという記事が過去にありました。そして、...

MeikeはこのレンズのRFマウント版を3月27日に発売すると告知しています。しかもオートフォーカス可能なレンズです。そうなるとMeikeは本当にこのレンズを発売することができるのでしょうか?発売後に同様の要請を受ける可能性があるのでしょうか?

さらに、Zマウントレンズについても問題があるかもしれません。現在、すべてのAFが可能なZマウント用レンズについては、ニコンとのライセンス契約の元に発売しているという記述がされています。そのためニコンが発売を認めたレンズしか発売できないと考えられています(発売はできると思いますが、何らかの対抗措置を受ける可能性がある)。

ミラーレスカメラ情報
ニコンのレンズ戦略の噂 競合レンズのサードパーティレンズは認めず?? | ミラーレスカメラ情報 ニコンのレンズ戦略 ニコンかどのレンズであればサードパーティ製レンズの発売を許可しているのか?そんな記事が掲載されています。面白い記事ですので紹介したいと思いま...

しかし、このレンズに関してはニコンとのライセンス契約の元に発売するというような記述もありません。キヤノンに関しても同様です。そう考えると、このレンズを発売したあとに何かしらの要請を受ける可能性があるのではないかと少し心配になります。

でも、ひょっとしたらMeikeは何かしらの回避策を実装している可能性があるかもしれません。キヤノンの場合にはレンズとカメラの通信方式として二つあるのではないかと言われています。その一つが一眼レフ用のレンズとの互換性を保つために設定されたEFモード(仮称)というものです。ひょっとしたら、EFモードを使うことで特許の問題を回避できるのかもしれません。または、キヤノンと正式にライセンス契約を結んだ可能性もあると思います。

またニコンに関しては、互換性のところに”APS-Cモード”という記述があります。つまりフルサイズの場合はフルサイズセンサーの中央部のみAPS-Cセンサーサイズのぶんだけ利用するモードです。これが何を意味するのかわからないのですが、もしAPS-Cのクロップモードしか利用できないようにすることで、特許やライセンスの問題を回避している可能性もあるのかもしれません。そして同様にライセンス契約を結んでいる可能性もあるかと思います。

いずれにせよ、このレンズの今後によってZマウント用、RFマウント用のサードパーティー製AFレンズの動向が大きく変わってくる可能性もあるのかなと思いますので、個人的には少し目が離せない状況になっています。

(記事元)https://meikeglobal.com/collections/auto-focus-lenses/products/85mm-f1-8-full-frame-auto-focus-stm-lens-for-sony-e-mount-cameras

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • Meikeがライセンスを取りに行ったとも許可されたとも思えませんが、YONGNUOも「E/Z/L以外のFFミラーレスマウントレンズ」を出してきたあたり、中華メーカーは何か特許の突破口でも見つけたんでしょうか。
    しかしなぜ揃いも揃って85単なのか。SAMYANGのF1.4はまだしも、それ以外(Meike、YONGNUO、Viltrox)はみんなF1.8と丸被り、おまけにどのマウントにも純正品があるレンズですし。純正に無い画角やF値、マクロ性能なら多少の興味は湧くんですがねぇ……

  • MeikeはEFマウント用で同仕様のAFレンズを販売しているので
    恐らく光学系は流用かも知れません。
    ヨンヌオの100mmF2.0(EFマウント用)を持っていますが開放で
    使っても綺麗に撮れます。
    但しAFに問題があってストレスになるのですぐに使わなくなりました。
    室内程度の明るさでも低コントラストの被写体にはAFが良く機能し
    明るくても高コントラストの被写体ではAFが迷うという不思議な
    動作をします。
    被写体が高コントラストでは連続している物か不連続な物か判断で
    きないようです。
    AFに問題がなければ買って使って見るのもいいかもしれません。
    ヨンヌオは開放でソフト絞ればシャープだったかな??
    しばらく使っていないので忘れましたが同じような描写であれば
    少し古いレンズのような描写が楽しめますね。

  • NIKONは確か以前リバースエンジニアリングでやる分には勝手にどうぞというスタンスだったかと思います。Viltroxが現にAF可能なレンズ発売していますし。ただし、APS-Cというのが気になりますが。

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