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ニコン Z 5の仕様訂正 4k録画でなぜボディ内手振れ補正が利用不可??

ミラーレスカメラ「Z 5」仕様に関するお詫びと訂正のご案内
2020年08月07日 製品情報
株式会社 ニコンイメージングジャパン

平素はニコン製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。

2020年8月28日に発売を予定しておりますミラーレスカメラ「Z 5」の仕様に関しまして、一部誤記が判明いたしましたので、以下の通り訂正させていただきますことをご案内申し上げます。

お客さまには大変なご迷惑をお掛けしますこと、深くお詫び申し上げます。

■ 当該製品
ミラーレスカメラ「Z 5」※2020年8月28日発売予定

■ 訂正内容

4K UHD動画撮影時の電子手ブレ補正について

【誤】使用可能
【正】非対応(フルHD撮影時のみ使用可能)

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://www.nikon-image.com/products/info/2020/0807.html

目次

Nikon Z 5の仕様を一部訂正

この記事には訂正すべき内容が含まれています。詳しくは最後の追加情報をご覧ください。記事をご覧の皆様にはお詫び申し上げます。

ニコンがNikon Z 5の仕様について一部訂正しています。

発表によれば、Nikon Z 5の動画撮影時の機能について、当初発表していた仕様では4k UHD動画撮影時の電子手振れ補正について使用可能としていましたが、実際には使用不可能で、フルHDのみの使用可能ということだったようです。

以前にも、当初発表されていた仕様ではNikon Z 50でイメージセンサークリーニング機能があるということでしたが、その後に仕様が訂正されイメージセンサークリーニング機能なしということになりました。

最初に発表されていた仕様から、機能向上する形になる仕様の変更だと問題は少ないのですが、発表されていた仕様からスペックダウンする形になる訂正は、製品やメーカにとって非常にマイナスイメージになる可能性があるので、こういうことが続くというのはあまり好ましいものではありませんね。

4k UHDでボディ内手振れ補正が利用不可能な理由

実際に今現在のニコンホームページにおける訂正された部分をみてみたのですが、以下のように変更されているようです。

数々の機能が上質な映像表現をサポートする「4K UHD動画」
Z 5は、NIKKOR Zの表現力を4K UHD/30p(3840×2160)※1の動画でも楽しめます。
動画撮影時には、ボディー内VRが高いブレ補正効果を発揮。フルHDでの撮影時には、ブレを画像処理で軽減する動画専用の「電子手ブレ補正」機能※2が連携する「ハイブリッドVR」により、さらに高い手ブレ補正効果が得られます。また、ピント合わせの速度を-5~+5の11段階で、被写体にピントを合わせる感度を1~7の7段階で設定できます。AF速度・AF追従感度を調節することで、ピントが合う過程を映像表現の手法として利用できます。さらに、動画撮影中にシャッターボタンを押すことで静止画の同時記録※3も可能。動画撮影をサポートする「フォーカスピーキング」、「顔認識AF」、「アクティブD-ライティング」にも対応しています。

※1 撮像範囲は1.7倍に固定されます。
※2 撮像範囲が若干狭くなります。
※3 一部のNIKKOR F レンズでは設定不可。

(記事元)https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_5/features04.html

ちょっと苦言ですが、4k録画時にクロップされるかどうかとか、フルHDの録画時にどの程度クロップされるのか、さらにボディ内手振れ補正が有効になるかどうかを、フルスペックシートに記述するのではなく、製品仕様に記述するのっておかしくないですかね?

どの程度クロップされるのか、どの録画フォーマットでボディ内手振れ補正が有効になるのかどうかは非常に有用な情報で、誰もが知りたい情報だと思いますので、こういうのを「機能概要」とか「製品特徴」みたいなページに記述すると、仕様のマイナス面をスペックシートに記述せず逃げているかのような印象になってしまうと思いますね。

さと、閑話休題ということで、これらの記述から以下のような内容がわかります。

・4k UHD撮影時には撮影範囲は1.7倍に固定される=4kクロップになる
・フルHD撮影時には視野が狭くなる=若干クロップされる

このことから4k UHDでは全画素読み出しの4k吐き出しではなく、センサーの中央クロップであることがわかります。そしてフルHD撮影時に若干クロップされるというように読み取れますので、たぶん縦横3ピクセル分のピクセルビニングによる2016×1341ドットからのフルHD(1920×1080)吐き出しということになるのかな?と思います。動画に関して詳しくないので間違っていたらごめんなさい。

そうすると全画素読み込みからのダウンサンプリングや、ピクセルビニングによる全画素読みだしに近い形では、ボディ内手振れ補正が実現可能だけれど、センサーの中央部分のみを読み出すクロップではボディ内手振れ補正が不可能ということになるのでしょうか?

ニコンの説明によれば、単純にジャイロセンサーのようなものだけでなく、画像解析によるベクトル情報を併せて解析し、ボディ内手振れ補正を実現しているとしています。ということはクロップ撮影時には画像解析アルゴリズムが適用できないので、ボディ内手振れ補正を適用することができないという可能性もあるのかな?と感じました。もし、このあたりの詳しい方がいたら教えていただけると嬉しいです。

※ 2020/08/07 訂正

ニコンが仕様に記述している4k UHDに対応しないという手振れ補正はボディ内手振れ補正ではなく、ボディ内手振れ補正と連携する電子式の手振れ補正方式とご指摘を頂きました。完全に私が勘違いをして記事にしてしまいました。お詫びして訂正いたします。申し訳ありませんでした。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (7件)

  • ニコンはこの手のミスが多いですよね。

    やはり、バタバタしてるんだろうな、会社内部では・・・
    わざとやっていないことを祈るのみです。

    • ご指摘ありがとうございます。
      完全にボディ内手振れ補正のことだと勘違いしてました。
      お詫びして訂正させていただきます。

      ご指摘ありがとうございました。

  • ニコンはもはや会社として成り立ってないですね。コンプライアンスもモラルもガバナンスも機能不全に陥ってます。

  • 電子手振れが出来ないのではなく、やってもほとんど効果がないから敢えて削除したな。実質数度程度だし。でもSONYのα7s3はのせてきたのに不思議~

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