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シグマ “Foveonに進歩なく進捗は予想より遅いが決して諦めない”

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シグマのFoveonセンサーはどうなっている?

シグマが開発を続けているFoveonセンサーの現在の開発状況はどのようになっているのでしょうか?シグマへのインタビュー記事で触れられています。

それではインタビュー内容をみてみましょう。

フルサイズのFoveonセンサープロジェクトの進行状況はどうなっているのか?

今年の初めから残念ながら有意義な進歩はない。プロジェクトチームは引き続き取り組んでいる。

しかし、正直に言うと、進捗は予想よりもずっと遅い。これは部分的に半導体業界が非常に忙しいためだ。ご存じの通り、私たちは自分たちで画像センサーを製造することができない。私たちは半導体工場と協力をしなければならない。従って、かなり遅い進捗になっている。

しかし、私たちは諦めていない。そしてフルサイズのFoveonセンサーを実現したいと考えている。

phototrendがシグマへのインタビュー記事を掲載しています。そこではFoveonセンサーの進捗状況について触れられています。現在のFoveonセンサーの状況はどのようになっているのでしょうか。

インタビュー記事によれば、今年の年初から有意義な進歩がないとしています。事実上、技術開発は停滞している状況にあるようですね。その理由としては、半導体業界が非常に多忙であるからとしています。

以前のインタビュー記事などから想像(妄想)すると、現在はプロトタイプを作ってテストして、問題を発見して改善してというようなことを繰り返しているようですが、半導体工場が忙しくなると、簡単に半導体工場に依頼してプロトタイプを作ってもらったり、検証してもらうことが不可能になってしまうのだと思いますね。

そのためトライ&エラーで試行錯誤しながら開発を進めたいのだが、半導体工場が忙しくて、そのようなリソースがないということなのだろうと思います。

イメージセンサーは本来は光量しか測定することができません。つまりモノクロの世界です。そこで、センサーの上にカラーフィルターを配置して、それぞれの色の光量を測定して画像を生成しています。しかし、この方法だと、単純に考えて光の量は3分の1になってしまいますし、画素数もかなり目減りしてしまいます。

Foveonはこのカラーフィルーが縦に3層になっていて、それぞれの画素から、青、緑、赤の光量を測定することができるので、光量も増えるし、画素数も増えるということになります。

という画期的なセンサーなわけですが、APS-Cでは実現しているのですがフルサイズはかなり難しいようですね。画期的なセンサーで実現すれば、ブレイクスルーになる可能性があるわけで、非常に楽しみなわけですが実際に市販することができるのでしょうか?

そして「シグマ “Zマウントレンズは好評 Z f向けレトロデザインレンズに興味”」ではシグマのZマウントレンズの評価やレンズ開発の今後について詳しくお伝え。

シグマの気になる最新情報については、以下のまとめリンクから

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • Foveonは光量の損失は大きく色再現も本質的には悪くなるのでどうするんでしょう。
    もう各社のセンサーが高画素になった今、有利な点は何でしょうね??
    我々の思いつかない有利な点があるのでしょうか??

  • 元々米にあったFoveon社は、少なくとも本社があったところにもう会社は存在していませんね。O-Net communicationという企業があります

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