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APS-CのEOS R7が新ファーム適用でISO性能がフルサイズ並みに!?

EOS R7 Mark II
目次

EOS R7のISO感度が大幅に向上?

EOS R7が新ファームの適用で魔法のように低感度性能が大幅に向上するという情報が流れています。この記事ではEOS R7の新ファームについて詳しくお伝えします。

キヤノンは、私が可能とは思ってもいなかったような素晴らしいことを実現した。EOS R7のISOを大幅に拡張し、APS-Cカメラにフルサイズの感度を与えた。そして、これはファームウェアという魔法によって実現された。

中国国際公共セキュリティ製品展示会で発表されたEOS R7の感度はISO32,000(拡張で51,200)からISO204,800に大幅に上昇させた。

「ISO拡張ファームウェアの更新により、ISO204,800の感度がEOS R7に非常に低照度の条件での撮影能力を強化し、より多くのディテールを捉えることを可能にする」

(中略)

しかし、センサーを光に対して魔法のように敏感にさせるファームウェアは?それが可能だとは全く思いもしなかった。これにより、明らかな疑問が浮かぶ。キヤノンは他のカメラでも同様のことができるのだろうか?そして、もしそうなら、他のメーカも自社のカメラで同じことができるのだろうか?

いずれにせよ、このアップグレードによるEOS R5 Mark IIやNikon D850のようなフルサイズよりも優れたISOの範囲を得ることになる。もちろん、自分で試してみないとわからないが、表面的にはこれによりAPS-Cとフルサイズの大きな違いの一つである低照度性能が改善されることになる。これを考えると、もし同じ技術をさらに小さいセンサーに適用すれば、マイクロフォーサーズでもついに競争する条件が同じになるかもしれない。

発表の場所を考慮すると?

EOS R7のISOの設定が新ファームで大幅に向上する可能性があると報じられています。これは現在、中国で開催されている中国国際公共セキュリティ製品展示会で、新ファームが適用されたEOS R7が展示されていて、この機種は拡張ISOで51,200までしか設定できないものが、204,800まで設定できるようになっているそうです。このため、新ファームの適用で低照度の性能が大幅に向上し、ついにAPS-Cがフルサイズを超えるときが来たのではないかと報じられているわけですね。

しかし、ツッコミどころがいくつかあります。

まずは、発表された場所です。これは公共セキュリティに関する製品の展示会です。つまり監視カメラとか、防犯グッズとか、AIを使って住民かどうか判断とか、そんな展示会だと思われます。そのために、ノイズが強くても人が歩いているとか、人が建物内部に侵入しているとか判断できれば十分なので、ファームウェアを多少変更して、むりやりに高ISOでの撮影を可能にしたカメラである可能性が考えられます。

または新ファームだけ適用しているのではなく、EOS R7の筐体を利用して中身は新センサーを採用していたりなど、完全にプロトタイプである可能性もあるため、現在のEOS R7でこれが可能かどうかは現時点では不明です。

いずれにせよ、ISO 204,800まで設定できるにしても、ノイズが大幅に乗っていて一般的な静止画や動画では利用できるレベルにはなっていないと思いますが、実際はどうなのでしょうか?

そして、もしAPS-CのEOS R7が新ファームの適用で大幅に低照度性能が向上するのであれば、フルサイズのカメラも当然ですが新ファームの適用で大幅に性能が向上するはずで、そしたら適用前と適用後のAPS-Cとフルサイズの低所度性能の差は相変わらず同じことになると思うので、結局はやっぱりフルサイズにはおいつかないよねと思うのですが、どうなのでしょうかね?

というわけで面白い記事がありましたので紹介してみました。

さらにキヤノンの関連記事「キヤノン マクロで初めての機能を搭載したマクロレンズを2025年に発売するとの噂」ではマクロレンズの噂について詳しくお伝えします。

(via)DigitalCameraWorld

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • フォーサーズセンサーのOM-1でもISO 102,400に設定できるので、APS-CサイズでISO204,800もそれほど驚くことではないかもしれませんね。

  • ISO1600でノイズが殆ど目立たなければAPSCは大丈夫
    R7Ⅱでは裏面照射センサー採用して欲しい
    そうすればISO1600でノイズが目立たくなるだろうから
    積層センサーは時期尚早

    • 裏面=高感度が強いでは単純にない。
      R6Ⅱは表面センサーだが高感度性能は充分だし、ソニーの裏面センサー機でも高感度イマイチなのも多い。
      キヤノン的には積層にしない限りは裏面にするメリットよりデメリットの方が多きいので、単なる裏面センサー機は今後も出さないだろう。
      そもそもキヤノンのAPS-Cはセンサーサイズが他社より小さいのが高感度がちょっと弱い原因なので、そこをどうにかしない限りはってやつだ。

  • EOS 7Dを思い出しますね。
    ファームアップで1ランク上のカメラに変身しました。
    もし本当であれば今回も ISO の拡張以外に機能アップするかもしれません。

  • DPCMOSとの兼ね合いでなかなか裏面に踏み切れないのでは?もっとも、現状の表面でもそんじゃそこらのBSI機よりよっぽど高感度耐性があるので無理に移行しなくてよいでしょう。

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